表参道駅から徒歩3分の好立地に9/23、ワインとフランス料理の店「Aoyama bouchon amuser(青山 ブション アミュゼ、以下 アミュゼ)」がオープンした。オーナーはワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」の畑久美子氏。ワインのラインナップを決めるワインディレクターを田辺公一氏、料理の監修を進藤佳明氏が務めている。田辺氏は「L’AS」「CORK」をはじめとする人気店のワインディレクションや各種イベント、「レコール・デュ・ヴァン」の講師としても知られる日本のトップソムリエ。進藤氏は「レコール・デュ・ヴァン」が運営するフレンチレストラン「ジョンティ アッシュ」のシェフとしてミシュラン一つ星を獲得した人物だ。
「アミュゼ」には、「レコール・デュ・ヴァン」で多数の名ソムリエを輩出し「麻布とさか」ほか多数の飲食店を運営する畑氏が長い年月をかけて築き上げた人脈が活かされている。内装の工事は旧来から親交のある「際コーポレーション」が行い、デザインは「レコール・デュ・ヴァン」の受講生である「吉田裕一建築設計事務所」吉田裕一氏が担当。日本から世界を目指す田辺氏、一つ星から二つ星を目指す進藤氏と熱い志を持つ人材も自然と集まり、準備期間1カ月でオープンに至った。「アミュゼ」のシェフとして腕をふるうのは「ラトリエドゥジョエルロブション」出身の前田高雄氏。店長は料理人のキャリアも持つ真鍋ゆう子氏。たしかな腕による素材を活かした料理と、田辺氏が直接世界各地へ足を運び発掘した、他の店ではなかなか出会えないワインが味わえる店となっている。
注目すべきは、コース料理5品とそれに合わせた5種のワインが楽しめるディナーメニュー「Wine Mariage Experience」(9000円)。メインはスペシャリテの「アンガス牛の藁焼き」で、ざぶとんやハラミなどアンガス牛の赤身を藁で燻香をつけながらみずみずしく焼き上げている。〆のストウブご飯はオレンジジュースで炊き上げたご飯に塩サバ、フォワグラのポワレ、舞茸を合わせたもの。仕上げはテーブルで、オレンジの皮(ゼスト)をすりかけてさらに華やかな香りをプラスする。薬味の生姜やミョウガ、ミックスハーブもあいまって、素材の絶妙な相性を味わうことができる人気料理だ。(料理内容は取材時のもの)
これらの料理に合わせるワインはすべて田辺氏が選んだもの。自然に沈殿させた葡萄の酒石酸塩(天然成分)が瓶内にたっぷりと入っている山梨県の白ワイン(限定品)や、土地の固有品種を使った絶妙なバランスのギリシャの赤ワインなど、珍しいものを含むラインナップで同店ならではのマリアージュを楽しむことができる。(ワインは取材時のもの)そのほか小皿料理(500円〜)やリヨネーズサラダ(1200円)、アンガス牛・鳩などの藁焼き(1800円〜)、ストウブご飯(2人前 1900円)、本日のパスタ(1500円〜)とアラカルトメニューも豊富で、ワインは全タイプのものをグラス1000円の統一価格で提供しているのもポイントだ。
店名にある「ブション」は、フランス語で「酒場」の意。畑氏はこの「ブション」のスタイルを根付かせたいという。質の高いものを、手軽な値段で、気軽に楽しむ。夜な夜なおいしいもの好き・ワイン好きが集い、人の温かさが交じり合うような、また来たいと思える店に。そのために食材・人材を厳選し、料理とワインのペアリングコースや1000円に価格を統一したグラスワインなど提供方法にも工夫を凝らしている。今後はこの店をじっくりと育て、商業施設のテナントとして求められるレベルにまで成長させることを目標としているそうだ。息の合ったチームプレイでファンを増やし、オリジナリティと活気あふれる「ブション」を目指す。
店舗データ
店名 | Aoyama bouchon amuser(青山 ブション アミュゼ) |
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住所 | 東京都港区南青山5-9-8 五番館ビル2F |
アクセス | 表参道駅から徒歩3分 |
電話 | 03-6427-2630 |
営業時間 | 平日 11:30~14:00(13:30L.O) 18:00~23:00(22:30L.O) 土祝12:00~14:30(14:00L.O) 18:00~23:00(22:30L.O) |
定休日 | 日曜日 |
坪数客数 | 24席・15坪 |
客単価 | 昼1200円、夜5500円 |
運営会社 | 株式会社レコール・デュ・ヴァン |
関連リンク | 青山 ブション アミュゼ(HP) |
関連リンク | 青山 ブション アミュゼ(FB) |
関連リンク | レコール・デュ・ヴァン(HP) |