昨年9月24日オープンした「vivo daily stand(ビーボデイリースタンド)目黒店」は都内23区内に600店舗の出店を目指すVIVO PRODUCTION TOKYO(ビーボプロダクショントーキョー、東京都中野区、代表取締役:鈴木健太郎氏)の10店舗目となる。同店は目黒駅、東口ローターリーの真裏辺り、焼肉や餃子が話題の名店からパスタ、スペイン料理などが軒を連ねた、通称美食ストリートと呼ばれる話題のエリアに構える。白の扉が目印の同店は、カウンター席と壁にスタンディングスペースだけのマイクロ店舗。居抜きの空間とはいえ、ワイングラスのイラストが描かれた白の塗り壁とアンティー化した風合いのあるカウンターがマッチし、おしゃれな雰囲気を見せる。
単に飲食店としてだけではなく、コーヒーブレイクやおしゃべりを気軽に楽しむ人々で朝から深夜まで賑わう、地域の日常生活に密着する本場のバルを再現した「vivo daily stand」。スペインで体感したコミュニティとしてのバル文化を日本に根付かせたく、2007年、中野に1号店をオープンさせた時から既に都内23区内にあるJR、私鉄、地下鉄の1駅に1店舗、600店舗の出店を視野に入れていたという鈴木氏。この目黒店を最後に今後はFC展開による出店へと移行する予定という。デリ料理とワインを軸にしたアルコールからコーヒーまでを提供する「vivo daily stand」は、各店、店長1人、もしくは1,2名のスタッフという少人数で運営する。そんな条件ながらも、どの店へ行っても揺るぎのないクオリティを保っているのには同社の独自のシステムとスキルの高いプロ集団の存在にある。
Vivo’sデリとした小さめのポーションの料理は全てセントラルキッチで同社の料理を担当する役員でもある花本氏の手作り。以前、同社唯一のビストロ営業も行っていた高田馬場店を担当していたフランス料理出身である同氏は、料理本も出版する実力派シェフなのだ。コストパフォーマンスの高さが評判のワインは同社のソムリエ5人が定期的にテイスティングし厳選したもの。同社では、積極的にソムリエへ挑戦する店長も多いという。開業から10年、FC化のための準備が整ったといえる。
「小エビのアメリケーヌ」、「レバーペースト(バゲット付き)」、「ムサカ(ラム挽肉とナスの重ね焼き)」など前菜、メインまで約30種類前揃う料理は、なんと全て400円。ほかにチーズ、デザート、ドライフルーツ類など(単品100円〜400円)まで揃え、美味しく食べることへの気配りがしっかりとされている。マンスリーで入れ替わるワインは、グラス(500円〜600円)でもボトル(3000円〜3500円)でも楽しめる赤、白夫々5種類。ユニークなのはワインの選別のシステム。ソムリエが選んだ6種類のうちから店長は4種類を選び、残り6種類は同社のワインのデーターベースのなかから好みのタイプを抜粋できるという。マンスリー以外にもボトルワイン(3000円〜4000円)があり、気軽なワインスタイルが楽しめる。ほかに3タイプのシェリー(オール500円)、スピリッツなど幅広く揃える。またアルコールを飲まない人も楽しめるようにとミネラルウォーター、ソフトドリンク、コーヒー(150円〜500円)もある。女子に人気の高い「LADY’S SET」は、ドリンク1杯とデリ2種類、もしくはドリンク2杯とデリ1種類で950円とリーズナブルな嬉しいメニューである。
営業時間は基本17時から26時となるが、立地により朝から営業するといったようにニーズ、マーケット性に合わせた地域密着型。加えて店長の個性を尊重することもあり、同じようでいて画一的ではない「vivo daily stand」ブランドの広がりに期待である。
店舗データ
店名 | vivo daily stand(ビーボデイリースタンド)目黒店 |
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住所 | 東京都品川区上大崎2-15-5 長者丸ビル1F |
アクセス | JR・地下鉄 目黒駅より徒歩1分 |
電話 | 03-6277-2785 |
営業時間 | 17:00〜翌2:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 6坪・カウンター11席、スタンディング10名程度 |
客単価 | 2300円 |
運営会社 | VIVO PRODUCTION TOKYO株式会社 |
関連リンク | VIVO PRODUCTION TOKYO(HP) |
関連リンク | vivo daily stand 目黒店(HP) |