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大阪のSASAYAが東京初出店。大阪の商いの力が育てたDNAを持つ「焼鳥 くりやま」が池袋西口に10月14日オープン

和風の古民家風のエントランス。手前はスタンディングで入りやすい
オープンキッチン奥のテーブル席は落ち着いた雰囲気に仕上げている
吹き抜けのオープンキッチンが望める中2階の席もあり、グループ利用も可能
手前:自慢のもも肉天然塩焼「づけ鳥」。奥:出来立てのあったかナムル5種盛
大きなちょうちんの横で。左より代表取締役の細井克司氏、店主の栗山瞬氏、同社の「坂上家」店主の坂上翔氏

(取材=にしやま とみ子)


エネルギッシュな大阪で、パワフルに独創的な展開を進めるSASAYA(大阪府中央区、代表取締役 細井克司氏)が、東京に初挑戦する「焼鳥 くりやま」を池袋に10月4日オープンした。串に刺さずに炭火で炙り、バラ焼きにする同店オリジナル、国産地鶏のもも肉天然塩焼「づけ鳥」を名物にした焼鳥居酒屋。炭火の上で肉を炙る煙りが美味しい香りを放つ店は狭い通りから手が届きそうな距離でオープンキッチンを囲むスタンディングカウンターが迎える。遠くからでもその存在感を示す、個性的な栗のイラストが印象的な大きく真っ赤な丸い提灯は大人でもやっと抱えることが出来るほど。この提灯がSASAYA グループの証である。

同社では新規出店に際して、既存店の店主の基で経験を積んだスタッフ自らが企画し、細井氏にプレゼンテーションすることから始める。出店決定後、企画者は店の責任者として店主となり、出店地をはじめスタッフの手配まで全てが任されるという、独自のスタイルを採る。オープンに際する運営費などを含めたバックアップは行なうが、極力、自力で任せるという独立同様の形態。運営の力量が自らに反映されるとあり、頑張れるのだ。

池袋西口、雑然とした賑わいを見せる飲食街の中、街を良く知る人でも気づかないような、一歩入り込んだ細い路地に構えた同店。店名ともなっている店主の栗山瞬氏は、仲間のいる大阪ではなく0からのスタートとして頑張るために、あえて土地感のない東京の地で挑戦すると話す中で、いくつかの候補から同立地を選んだ理由は「大阪の街の雰囲気に良く似ている」からというのも頷ける。

同店のおすすめのボリュームもたっぷりな看板のもも肉天然塩焼「づけ鳥」は「おやどり」(1200円)と「若どり」(1000円)の2種類。鶏の鮮度を保つことへのこだわりから、あえて串に刺さず、網カゴの中で一口大の肉をゴロゴロと転がしながら焼くスタイル。おやどりは地鶏らしい歯ごたえと肉の濃厚な旨味が楽しめ、若どりは柔らかく、ジューシーさを実感する。ほかにも鶏メニューはレア焼「もも肉たたき」(800円)から炭火焼は「笹身」、「砂ずり」「皮ネギ」(各320円)に「手羽先」(200円)と鶏が楽しめる。一緒に頂くのにオススメなのが「オクラ」、「トマト」、「舞茸」、「ブロッコリー」(各380円)などの野菜をオーダーが入ってから茹で味つけをする「あったかナムル」がおすすめだ。〆の土鍋に入った熱々「坦々ラーメン」(700円)は100円プラスでおじやにもしてくれる。

酒は、甘酸っぱさがやみ付きとなるガリの入った「ガリチュー」(480円)は、づけ鳥と相性も抜群。日本酒は北海道から順番に九州まで日本を縦断しながら銘柄を週代わりで替えるこだわりを見せる。蔵元産地の日本酒と肴を合わせた「ご当地セット」は日本酒の深みを増す。ほかに焼酎、ワインも揃え幅広い要望に応える。

自分のやりたい店を任せるという大胆とも思える経営スタイルはスタッフの絆を強め、信頼関係を育て会社を支えることになっている。栗山氏が同社の「坂上家」の店主しょうちゃんこと、坂上翔氏のもとで修行したように、店主にとって後々独立できるような信頼できる相方を育てることも重大な仕事の一つ。同氏は、今後東京に同社のDNAを拡散する使命も担っている。

店舗データ

店名 焼鳥 くりやま
住所 東京都豊島区西池袋1-39-1

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アクセス 各線 池袋駅より徒歩5分
電話 03-3984-1338
営業時間 18:00~05:00
定休日 無休
坪数客数 11坪 42席(スタンディング含む)
客単価 3000円
運営会社 株式会社SASAYA
関連リンク SASAYA
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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