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湯島の人気フレンチワインバル「湯島ワイン食堂 PAPIN(パパン)」に続く2号店、「神田ワイン食堂 PAPIN」が9月18日にオープン

奥行の広い店内。左側の棚にはワインボトルがずらり。右側はカウンター席とショーケースがあり、中には得意のテリーヌが並ぶ
ボトルがずらりと並ぶテラスは、立ち飲みスペースとして活用。店内が満席の際には飲みながらウェイティングできる
真っ当なフレンチらしいメニューのひとつ、自家製のブーダンブランは、日本人でも食べやすい食感と味わい
右から2番目がオーナーソムリエの堀部氏、左から2番目が店長の西垣氏、右端がシェフの竹澤氏、左端がスタッフの矢島氏

2011年9月にオープンした「湯島ワイン食堂 PAPIN(パパン)」が、9月18日、今度は小川町交差点からほど近い神田エリアに2号店「神田ワイン食堂 PAPIN」をオープンした。独立開業してからちょうど1年、ほぼ描いていた計画通りのタイミングで出店できたその理由は、「人に恵まれたから」だと話すのは、同店オーナーソムリエの堀部敏郎氏。「2号店で働いてくれるスタッフは、みんな湯島の常連だったんです。パパンを愛して通ってくれた皆が今度はスタッフとして貢献してくれるなんて、つくづく“人”に恵まれているんだなと感じます」と、教えてくれた。

神田、小川町、神保町、大手町、いずれの駅からも数分の徒歩圏内、本郷通りと交差する靖国通りから1本入った細い路地に店を構えている。居酒屋業態が抜けてからしばらく空いたままであったというその物件は、間口は狭いが奥行きがとても広く、カウンター、テーブル席、それらを掛け合わせた“ターブルドット”を思わせる大きなテーブルが配されている。この造りを生かして、入口と並行する外壁側に立ち飲みスペースを設け、よりパパンらしい店づくりが実現した。1号店同様にパズル・若林氏のデザインによって、落ち着いたトーンの店内にはワインボトルがずらりと並ぶお馴染みの壁面ラックや、堀部氏がパリで買い付けてきた雑貨などがさりげなくあしらわれ、味のある雰囲気を醸している。

テーマはやはり「フレンチとワイン」。“真っ当なフレンチをワイン片手にカジュアルに”をモットーに、フランス サンテミリオンでのキャリアも持つ竹澤氏をシェフに迎え、特定の地域などにはこだわらず、日本人の舌にも馴染む料理を日替わりで用意する。そのためメニューブックなどはなく、ラインナップはすべて黒板に。取材日のメニューでいうと「豚足とレンズ豆のサラダ仕立て」(680円)、「ブーダンブラン(自家製白ソーセージ)」(880円)、「トリップ ア・ラ・ニソワーズ」(880円)など、郷土色豊かな前菜系から、「焼き立てキッシュ」(880円)、「シャラン産鴨モモ肉のコンフィ」(1400円)、「牛ホホ肉の赤ワイン煮」(1580円)などボリューム感があって、食べごたえのあるメインディッシュも揃えている。このほか、種類豊富なテリーヌが魅力的で「15種野菜のテリーヌ」、「燻製したマグロとアボカドのテリーヌ」、「栗ときのこのテリーヌ」、「サンマとじゃが芋のテリーヌ」、「スモークした里芋とベーコンのテリーヌ」といったユニークな食材の取り合わせは同店ならでは。カウンター席から見えるショーケースに並んだテリーヌ達は、現地のおしゃれな惣菜屋を思わせ、フレンチ好きの心をくすぐる。ワインはオーナーソムリエである堀部氏と店長の西垣氏がセレクト。1000円台のハウスワインからグランヴァン(高級ライン)まで価格帯は幅広く、トータル220種以上を常時取り揃えているが、比較的ニーズが高いのは4000円台だそうだ。また、グラスワインはその日の料理に合わせて常時20種類以上をソムリエがセレクトしている。

店を仕切るのは店長の西垣氏。堀部氏とは付き合いも長いため、同店を任せるには最もふさわしい存在。同じくソムリエの資格を持ち、2号店オープンを控える期間には人気ワイン業態で修業していたとか。気さくでトークも滑らかな西垣氏が指揮をとり、スタッフ4名で運営する。「ランチは営業しません」ときっぱり断言の堀部氏。そのかわり、平日夜は夜中の3時まで店を開けている。出版社などが多い神保町からの客や、同業者が営業終わりに利用できる場所として重宝されはじめているという。

今後の展開については、そう遠くない先にベッドタウンでの出店を検討しているという。その理由は「女性が活躍できる場を創りだしたい」から。自身も子を持つ親である堀部氏は、家事や育児によって結婚・出産前と同条件で働くことは難しくとも、せっかく築いたキャリアや持ち合わせるスキルを、柔軟に活用できるような主婦に向けた短時間の正規雇用を目指したいと考えているようだ。「彼女たちのネットワークは強力なんですよ。僕らが彼女たちの生活圏内に働ける環境(店舗)を整えてあげることができたら、きっとお互い助け合いながらうまくやっていくと思うんです」と、その可能性について話していた。労働人口減少を懸念し、女性の活躍や働き方の改革が進められるなか、リアルにその必要性を感じとり、自身の事業の中で実現できることを模索していた堀部氏。「人に恵まれたから」と感謝の気持ちを持ち続ける彼だからこその出店計画、今後の展開にも注目したい。

(取材=小野 茜)

店舗データ

店名 神田ワイン食堂 PAPIN(パパン)
住所 東京都千代田区神田錦町2-4 ダヴィンチ小川町1F
アクセス 都営新宿線 小川町駅 徒歩3分、地下鉄丸ノ内線 淡路町駅 徒歩3分、
地下鉄千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩5分、
地下鉄半蔵門線 神保町駅 徒歩5分
電話 03-6273-7865
営業時間 月~金 17:00~27:00、土 17:00~23:00
定休日 日・祝
坪数客数 18坪 33席
客単価 4500~5000円
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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