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アジア展開も好調のプランズ、国内での新業態は鶏居酒屋。10時間以上かけた鶏白湯スープで炊いたおでんと全国の梅酒に注目の「鶏 いざかや 炎丸 葛西店」が3月4日オープン

葛西駅から徒歩2分、駅前のバスターミナルにも近く、アクセスのよい場所に位置している
宮崎産の霧島鶏の鶏骨を10時間以上炊いたスープで煮込む「鶏白湯スープ炊き」
まろやかな「鶏白湯スープ炊き」の具は、定番の大根や自家製根菜さつま揚げの他に季節の野菜なども
巻き串など、 霧島鶏の歯ごたえとジューシーさを活かした料理
今後もリピーターに支えてもらえるような店を作っていきたい、という深見氏

(取材=長谷川 敏子)


地下鉄東西線の葛西駅から徒歩2分、駅前のバスターミナルに近いマンションの1階に3月4日、「鶏 いざかや 炎丸 葛西店」がオープンした。同店は、関東で「いざかや炎丸」や「炎丸酒場」など4ブランドを展開するプランズ(東京都葛飾区、代表:深見浩一氏)が経営するもので、国内では8店舗目の出店である。同社は第5回居酒屋甲子園日本一、第7回S1サーバーグランプリ日本一、第9回S1サーバーグランプリ企業部門3年連続第一位を獲得している。同社は日本の他、シンガポール、ジャカルタ、香港、上海と展開しており、2015年には広州へも出店する予定だ。今回の葛西店オープンは国内では約2年ぶりで、鶏専門という新業態。これまでは、刺身や創作和食を中心とした総合居酒屋だったが、今回あえて鶏専門業態にしたことについて、代表の深見氏は「アジア中に鶏を使った料理が多く、日本の焼鳥などの鶏を使った料理も好評です。鶏業態にすると、アジア店舗の商品開発も同時にできるので」と、その理由を語った。

アジア向けの商品展開も視野に入れた今回の葛西店の料理のうち、最も注目なのは「鶏白湯スープ炊き」(各170円~)で、焼き葱、大根、自家製根菜さつま揚げ、黒コンニャク、焼き豆腐などがあり、〆におすすめの「白湯ラーメン」(320円)も提供している。同店の料理には宮崎県都城市の「霧島鶏」を使用しており、スープはその鶏骨から臭みの元となる余計なものを1本1本丁寧に手作業で除去した後、10時間以上炊いたものである。料理人の手間と愛情がかけられているスープの味はまろやかで、コラーゲンも豊富だ。料理はこの他に、「霧島鶏巻き串」(各140円~)、「炭で炙った霧島鶏たたき」(510円)、「霧島鶏の手羽先のから揚げ」(420円)などがあり、霧島鶏の歯ごたえとジューシーさを活かした料理をリーズナブルに食べることができる。

ドリンクはビールやハイボール(371円~)の他に、炎丸の系列店で実施している「日本全国梅酒の旅」(各454円~)がある。これは全国47都道府県からこだわりの梅酒を多数集めたもので、メニューには都道府県名が記されており、スタンプラリー形式になっている。スタンプカードは日本地図が3つのエリアに分けてデザインされ、1エリア制覇で梅酒1杯サービス、全国制覇でオリジナル梅酒ボトル1本をプレゼントするというユニークな企画だ。「大人数で来て1日で制覇する方もいますし、他店舗では8年間で47都道府県を25周した方もいます。特に女性には喜ばれていますね」と笑顔で語る深見氏。もともとは、女性にも食事に合う和酒を楽しんでほしいとスタートした企画だが、思った以上の大当たりといえそうだ。

創業店舗である新小岩を皮切りに、亀戸、本八幡、東船橋、そして今回の葛西と、東京の東側を中心に展開しているプランズ。リピーターは8割を超えるそうで、各店舗で業態が違うのは「常連のお客さんが各店舗を回遊してくれるから」と深見氏はいう。オープンして間もない葛西店にも、他店舗の常連客が来てくれたり、近隣の客を連れて来てくれたりするそうだ。「今後もリピーターに支えてもらえるような店を作っていきたい」という深見氏。2015年には関東圏での新店オープンが既に決まっており、アジアでの展開という国際的な視点を持つ一方、国内のローカルな視点も大切にするプランズの快進撃に、これからも要注目である。

店舗データ

店名 鶏 いざかや 炎丸 葛西店
住所 東京都江戸川区東葛西6-4-16 ドムールNARUSHIMA102

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アクセス 地下鉄 葛西駅から徒歩2分
電話 03-5676-0788
営業時間 17:00~24:00
定休日 なし
坪数客数 24坪 40席
客単価 3000円
運営会社 株式会社Prunz(プランズ)
関連リンク プランズ
関連ページ 居酒屋炎丸(記事/アジア)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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