地下鉄と東急線が通る中目黒駅から徒歩2分、人気の街の駅近くに10月19日、新たな業態の店「La Provence Cafe(ラ・プロヴァンスカフェ)」がオープンする。開店を前に16日にはメディア限定のレセプションが行なわれる。白い石や木目の自然な色合いを活かした南フランスをイメージさせるカフェで、オリジナルのフレンチトーストとババロアが名物となる。この店はウェブ制作や街コンの仕掛け人などで知られるOISON(東京都渋谷区、代表:迫村大介氏)の飲食事業1号店となる。飲食業に長年携わってきた勝山泰樹氏が同社の取締役としてプロデュースを手掛け、街コンという集客イベントを成功させてきた会社と飲食業界のプロがタッグを組んだ。プロデューサーの勝山氏は「文化トレンドの中心地である中目黒から名物を発信したい」と意気込みを語る。 この店の名物のひとつはマフィンを使ったオリジナルのフレンチトーストで、メインメニューを注文するともれなくセットで提供される。通常のマフィンは直径9センチだが、この店のマフィンは直径20センチと、まるでパンケーキのような大きさだ。そのマフィンをラム酒入りの特製卵液にじっくり浸し、ふっくら焼き上げて、外はカリっと中はしっとりに仕上げる。もうひとつの名物はババロアだ。シンプルな「なめらかババロア」(680円)、フルーツやジュレを添えた「昔懐かしクラシックフルーツババロア」(780円)など、いずれも甘さを抑えた大人のデザートだ。勝山氏は「ババロアという名前は誰でも知っているのに、最近ではほとんど見かけなくなった。プリンともムースとも違うなめらかな食感を楽しんでほしい」と、ババロアをメニューに取り入れた理由を話してくれた。 メイン料理は、南フランスの名物料理ブイヤベースを日本人好みにエビの香りを活かしてアレンジした「オマールエビ入りブイヤベース」(1380円)、フォンドヴォー仕立ての自家製ソースを使った「フォアグラのせ自家製煮込みハンバーグ」(1380円)、魚料理では「プリリガーサーモンムニエル ヴァンブランソース」(1080円)、生ウニのコクが贅沢な「生ウニのスクランブルエッグ」(1180円)など、いずれもセットで提供されるフレンチトーストに合うよう、ひと工夫されている。前菜として「自家製スモークサーモン」(580円)、「プラムトマトのカプレーゼ」(680円)などもあり、いずれもワインと共に楽しみたい。ドリンクはワインやビールの他、イタリアで飲まれているレモンの皮のリキュールをオリジナルで作った「自家製リモンチェッロ」や、フルーツをふんだんに使った「自家製サングリア」などがある。またエスプレッソやハーブティーなどのソフトドリンクも充実している。 経営母体となるOISONは、街コンの他にも、地域の活性化を目的に飲食店を食べ飲み歩きする「グルメバル」を各地で開催しており、この店がオープンする中目黒では10月22日、23日に開催を予定している。勝山氏は「ラ・プロヴァンスカフェはもちろん、中目黒の飲食店全体が盛り上がっていければ」と話している。街の活性化と同時に、オリジナルのフレンチトーストやババロアが中目黒の名物となるのか、今後に注目していきたい。
店舗データ
店名 | La Provence Cafe(ラ・プロヴァンスカフェ) |
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住所 | 東京都目黒区上目黒1-19-7 高木アネックス |
アクセス | 地下鉄・東急線 中目黒駅より徒歩2分 |
電話 | 03-3710-3636 |
営業時間 | 平日16:00~翌1:00 日祝11:00~翌1:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 16坪 45席 |
客単価 | ランチ1200円、ディナー3500円 |
運営会社 | 株式会社OISON |
関連リンク | OISON |
関連リンク | La Provence cafe(準備中) |