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クラフトビールに続き、“ジャパンクオリティ”を推奨する高円寺「萬感」が、中野駅南口のレンガ坂裏路地に2号店の日本ワイン「ワイン蔵 BANKAN (バンカン) 」を4月20日オープン!

しっとりとした和風の設えの1階はL字型のカウンターとなっている
古民家風の2階は、まさに隠れ家。落ち着いた雰囲気で寛げる
おすすめの「自家製厚切りローストビーフ」と、「帆立のカルパッチョ」(右奥)
店長の佐々木景百氏(左)と料理長の西室親志氏(右)

(取材=西山 登美子)


中野駅南口、レンガ坂の一本裏路地に、クラフトビール業態の先駆者、萬感(東京都杉並区、代表取締役:高橋雄一郎氏)が、高円寺店に続く2号店として、北海道から九州まで日本全国のワインを集める「ワイン蔵 BANKAN(バンカン)」を4月20日にオープンさせた。日本のぶどうで造った優れた日本ワインを広く知って欲しいとオープンした「ワイン蔵 BANKAN」。物件は、築30年以上の元小料理屋だった2階建ての古民家。一見ワインバルとは思えない。言わば、隠れ家バルだ。「日本で造られたワインだからこそ、和の雰囲気を感じられる空間で味わって欲しいです」と店を仕切る、佐々木景百氏はいう。 ワインが日常的に飲まれ、親しまれていることは、今日のワインバル人気からもわかる。しかし、まだワインといえば、フランスをはじめとした海外のイメージが強い。ワインバルでも、輸入ワインがほとんどだ。そんな中で「日本で造られるワインを紹介し、身近な農作物であることを知って欲しい」と佐々木氏は話す。日本で栽培されるぶどうの多くは食用として知られるが、今、日本でもワイン向けの美味しいぶどうが200を超える国内のワイナリーで造られているという。日本の生産者、生産地を応援する萬感のコンセプトであるジャパンクオリティに基づいた店作りともいえる。 日本ワインは、スパークリング、白、赤、ロゼと100種類前後、北海道から九州まで全国の産地、50~60のワイナリーを集めるという。日本固有のぶどう品種で造るワインが数多くある中で、少しでも多くのワインを紹介したいと一期一会のワインも少なくない。ボトル価格は3500円からで、ボリュームは4000円、5000円台としている。グラスワインは、赤、白、スパークリング、ロゼと10種類前後で、価格は550円~900円。その都度、ボトルが空き次第種類も変わる。また、ビールは定番のドラフトビールと、限定のクラフトビールを提供する。その他にアイテムは少ないが日本ウイスキー、焼酎、日本酒なども揃える。 料理は、和食をベースとしたイタリアンテイストを中心に、日本ワインとのテイストマッチングを考えたメニューが揃う。「丸ごとトマトのお浸し」(500円)、「丸ごと焼きカマンベール」(700円)、「前菜の盛り合わせ」(S 1200円)、「本日のチーズ」は、盛り合わせ1000円~、1種類500円~と選べる。おすすめの「自家製厚切りローストビーフ」(1300円)は、US牛のサーロインを2日に1度、3~4時間をかけて仕込む。コクが有りながらもあっさりとして、日本ワインがすすむ。料理を担当する西室親志氏は、全体的にがっつりではなく、さっぱりとした、食べ疲れない料理を心がけているという。おばんざいをイメージしたお通しからも、そんな、気配りを感じる。 今後の発展が期待される中野エリアの中で、あえて裏通りでの出店を意識した「BANKAN」。高円寺の「萬感」での日本ワインのニーズの高さが、出店の後押しともなった。声高に日本ワインの店としてアピールするような構えではなく、普通の飲食店としての立場でありたいという。それは、一飲食店として、さり気なく日本ワインを紹介していきたいとのスタンスからだ。これからもさらに期待される日本ワインに対し「飲食店の立場から日本ワイン業界の行方を見守っていきたいのです」と佐々木氏は語る。日本ワインをブームで終わらせないためでもあるのだ。

店舗データ

店名 ワイン蔵 BANKAN (バンカン)
住所 東京都中野区中野3-35-8

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アクセス JR、東京メトロ中野駅南口より徒歩2分
電話 03-6454-1846
営業時間 日月水木 18:00〜3:00
金土祝前 18:00〜5:00
定休日
坪数客数 11坪・20席 (1,2階併せ)
客単価 3500円〜4000円
関連リンク ワイン蔵BANKAN
関連ページ 萬感BANKAN(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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