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長野県塩尻市が民間と共同経営! 情報発信拠点としたアンテナショップ機能を兼ねたワインバー「dall’uva(ダルーヴァ)」が、代々木公園に6月25日、オープン!

井の頭通りに面した路面店、塩尻から運ばれたワイン樽が目を引く
塩尻から直送した野菜などをふんだんに使った「塩尻産野菜のバーニャカウダ」
同店のスペシャリテ「和牛ホホ肉の塩尻産赤ワイン煮」はメルローとの相性も良い
塩尻名産品の1つ、長野オリンピックでも使用された木曽漆器を使ったワイングラス

(取材=若山 弥生)


長野県塩尻市内で生産される“日本ワイン”のアンテナショップ機能を持たせたワインバー「dall’uva(ダルーヴァ)」(長野県塩尻市/運営:シズナ、代表:長沢浩氏)が6月25日、代々木公園駅近くにオープンした。同市はこれまでも、「ワインと木曽漆器の町」として、塩尻ブランドのアピールに力を注いでおり、トップブランドとして扱うワインを基軸にしたアンテナショップの都内出店計画を以前から模索していた。しかし、人口6万7000人の自治体としては出せる予算が限られ、見合う物件になかなか出会うことができなかったのだが、今回は、民間との共同開設ということで、経営は民間が行ない、同市は月額家賃の半分を負担する形で運営に参加をする。良質のワインを造るには欠かせない昼夜の寒暖差のある気候が、ブドウ栽培に適していることから、長野県は国内ワイン生産量で上位に位置する。主要品種はメルロー、カベルネソーヴィニヨン、シャルドネが挙げられ、中でも塩尻市桔梗ヶ原は、内陸盆地で雨量少なくも水はけの良い土壌に恵まれ、メルローの評価が高く、世界コンクールでも数多くの受賞を重ねるなど、日本を代表するワインの銘醸地「桔梗ヶ原」の名前は世界のワイン愛好家にも広く知られており、10年以上前から、国内航空会社ファーストクラスのワインリストにも選ばれている。今回は、アルプス、井筒ワイン、五一わいん、信濃ワイン、サントリー、メルシャン、kidoワイナリー、JA塩尻といった塩尻8ワイナリーの50銘柄を取り揃える。また、長野オリンピックのメダルにも使用された、「木曽漆器」のサラダボール、箸、ランチョンプレートで提供し、同市のブランドをアピールする。料理はイタリアンをベースに、塩尻産、信州産の食材を中心にしたメニューとなっている。塩尻から直送された食材で作られる「塩尻産バーニャカウダ」や、「和牛ホホ肉の塩尻産赤ワイン煮込み」などが並び、「現地から直送の野菜などを使った料理で、その時しか味わえない、旬を味わってもらいたい」と塩尻市ブランド推進室長赤羽誠治氏は言う。ワインリストの7割は塩尻産のものが並ぶ。ボトルワインは「果報シャルドネ 井筒ワイン」(1800円)、「塩尻メルロー 五一わいん」(2200円)など、低価格で提供している。創業100年の歴史を持つ林農園・五一わいんの「プレミアム桔梗ヶ原メルロー 2007」(7400円)や、現在活躍している日本ワインの醸造家として有名なボーペイサージュの岡本氏、小布施ワイナリーの曽我氏と並び、有名な城戸ワイナリーもここ塩尻市内にブドウ畑を持ち、小規模なワイナリーで入手の難しい「城戸オータムカラーズメルロー2011」(4800円)や、「城戸オータムカラーズセイベル」(4800円)などを試すことができる。7月以降の昼間はスポットイベントとしてワインセミナー、木曽漆器や農作物などの展示販売などのイベントで活用し、「塩尻産ワイン」だけでなく、日本ワインや手工芸品の品質と知名度向上のための情報交流の場として活用、そして、多くの人に興味を持ってもらい、塩尻に観光にも来てもらいたい。また「さらに都内の別の地域にも出店ができたら」と、同氏は語る。今後の塩尻ブランドの動きに注目していきたい。

店舗データ

店名 dall’uva(ダルーヴァ)
住所 東京都渋谷区富ケ谷1-45-13 シズナビル1階

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アクセス 東京メトロ千代田線代々木公園駅より徒歩5分
小田急線代々木八幡駅より徒歩5分
電話 03-6407-2362
営業時間 18:00〜23:00(L.O.)
定休日 日曜日
坪数客数 16坪・17席
客単価 2500〜3000円
運営会社 株式会社シズナ、長野県塩尻市
関連リンク 塩尻市
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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