飼育段階から生産者と共同して商品化した国産仔牛肉をメインに打ち出した日本初のフレンチレストラン「はれるや Hallelujah・azabudai」が10月19日、東麻布にオープンした。経営は黒毛和牛と国産仔牛を専門に取り扱う食肉卸業を70年以上営む小島商店(荒川区南千住、代表取締役・小島茂二氏)。同社の小島康成常務が「まろやかで優しい口当たりの国産仔牛肉をフレンチ料理人のこだわったソースと絡め、さらに料理に合わせるワインと一緒に和心をもって提供したい」という思いからプロデュースした店。もちろん黒毛和牛ももう一つの柱で、卸業者だからこそ仕入れられる特上のメス牛のみにこだわった。 主なメニューは、和牛炭火プレート(ヒレ・サーロイン・モモ)と仔牛炭火プレート(ヒレ・ロース・モモ)。バリエーション豊富に部位を用意した。おススメは「貴重な北海道産Veau(仔牛肉)三種盛り合わせ」(6,300円)、「小島商店 肉のマイスターが選んだBoeuf(牛肉)三種盛り合わせ」(7,665円)。仔牛料理ではほかに「仔牛ハツのスモーク にんにくと黒胡椒風味 色とりどりの自家製ピクルス」(1,155円)、「仔牛リードヴォーの香草パン粉焼きサラダ仕立て 芹とフレッシュトマトの“蔦楓紅葉”ソース」(1,785円)、「仔牛タンのとろける白ワイン煮込み自家製ラヴィコットソース」(2,310円)、「やわらかく煮込んだ仔牛肉といろいろキノコ 根菜のポトフ」(2,625円)などがある。コースは「丸」(8,925円)、「角」(12,600円)の二種類。 “美食を極める和心フレンチ”というコンセプトに基づき、食器は和器を使用。フレンチ=白皿という常識を壊し、見た目にも楽しめる。ドリンクは、特徴の違う肉の部位に合わせた提案型ワインを取り揃えた。赤身肉に合うワイン。脂がジューシーな肉に合うワインなど、グラスは白4種、赤5種をセレクトした。デザートは、はれるやロール(はちみつ、レモン、ロール、やくそう)をはじめとしたオリジナルデザートを各種取り揃えた。 空間も「和の心」「陰と陽の対照」を表現した。22席あるホールの壁面に和紙を使用し、温かさを演出した。四角形をモチーフにしたインテリアが目をひく。個室は、4席および8席の2部屋。漆色に染まったテーブルは和の優雅さを表現。ホールとは対象的な円形をモチーフにしたインテリアで統一した。ホールから個室へ抜ける廊下は、異次元にでも舞い込んだかのような雰囲気。個室専用のトイレもあり、個室客への配慮も行き届いている。「カメレオン」「タワシタ」など話題店のある東麻布エリアにまた一つグルメを唸らせる個性的な店が誕生した。
店舗データ
店名 | フレンチ・レストラン「はれるや」 |
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住所 | 東京都港区麻布台2-2-12 三貴ビルB1 |
電話 | 03-6413-8239 |
営業時間 | 月~金 ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00) ディナー18:00~23:00(L.O.22:00) 土 ディナー17:30~23:00(L.O.22:00) |
定休日 | 日曜、祝祭日 |
坪数客数 | 38席 |
運営会社 | 株式会社小島商店 |
関連リンク | 小島商店 |