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東五反田に焼き鳥を主力とした“ネオ大衆酒場”「超焼き鳥酒場 ゴキゲン鳥 五反田店」が登場! 下北、成城、五反田とコンセプトを変えた業態で、3つのビジネスモデルを確立、多店舗化を目指す!

煌々と店頭を照らす提灯が印象的な外観。大衆酒場のイメージを前面に押し出す
上にネギがたっぷりと乗った人気メニュー「せせり」(180円)。串は1本150円~
伊達鶏を使用し6~8時間煮込んだ自家製のスープで食す「究極☆鳥鍋」(1人前1580円、2人前より)
左が五反田店長・長野倫久氏、右が現在31歳と若手の経営者である長榮氏

(取材=虻川 実花)


五反田駅東口、徒歩3分。飲食店が軒を連ね、平日でも賑わいを見せる東五反田に、黄色の提灯が大衆的な雰囲気を伝える「超焼き鳥酒場 ゴキゲン鳥 五反田店」(運営:ゴキゲンファミリー、代表:長榮潔氏)が誕生した。ゴキゲンファミリー3店舗目となる同店。2010年8月に下北沢に1号店を出店し、約1年半の間に3店舗を構えた。
24歳のときIT系で起業した長榮氏が、飲食業を始めたときの目標は「5年で100店舗」。下北沢本店は学生や観光客をターゲットに据えた「究極の焼き鳥家」。2店舗目の成城店は住宅地に出店し、近隣住民をメインに集客する「ビストロ」。そして今回の五反田店は山手線エリアのオフィス街でビジネスマンを呼び込む「酒場」と、3つのエリアごとに、焼き鳥という核は変えず、ターゲットや業態を完全に分けたビジネスモデルを完成させた。この3つの業態を繁盛させることにより、どんな物件が出てきてもその立地条件に合わせた出店が可能となる。「下北沢は人の流れが多い割に集客が難しい場所です。けれど、1店舗目で苦労すればどこでもやっていけるだろうと。また、成城店は半地下物件なので、路面店以外で集客できるかどうかを判断する要素になっています」と長榮氏。氏の考えは「苦労すること。やればやるだけ返ってくる」。その苦労が実を結び、下北沢店も成城店も着実に常連客を獲得しており売上げは好調だ。
焼き鳥には国産銘柄鶏を使用。毎日朝締めの鶏肉を仕入れ、店内で串打ちする。それを、注文を受けてから高級備長炭でふっくらと焼き上げ提供する。串打ちをセントラルキッチンやパート人員でまかなう企業も多い中、長榮氏は「店に立つスタッフが串打ちしなければ、おススメすることはできない」と考えている。そのため、スタッフは毎日店内で愛情を込めて串打ちし、客に愛情を持って提供することができるのだ。メニューは、「ハツ」(150円)、「ねぎ肉」(180円)、「なんこつ」(180円)、「せせり」(180円)といった王道から、1日10本限定の「白レバー」(200円)など希少な串まで用意する。サイドメニューは「自家製キムチ」(300円)、焼肉叙々苑のサラダを再現した「叙々サラダ」(520円)、鶏ベースの名店にも劣らない味を出す麺「ラーメンマン」(480円)などと充実させた。なかでも人気なのが「究極☆鳥鍋」(1人前1580円、2人前より)。ある高級和食店で提供されていた鍋のスープに感動を覚え、通い詰めて味を探求したという長榮氏。毎日炊くスープは売れ切れてしまうこともある。締めには、スープに鶏の出汁がきいたラーメンもおすすめだ。
「まずはこの3店舗でモデルはできたので、2年間で5店舗つくり、ブラッシュアップを図っていきます。それから、出店スピードを上げていくつもりです」(長榮氏)。FCでの展開は、味やクオリティが落ちることを懸念し検討している段階だという。そのため、現在いる社員に“のれん分け”として引き継ぐ形で、店舗を増やすことも考えている。「現場を離れすぎるのが嫌なんですよ。100店舗になっても、スタッフの子とグリーストラップの掃除していたい」と長榮氏は笑う。前述の串打ちもそうだが、店舗を拡大しても常に店に立ち、客と向き合うことで顧客満足度を上げる経営方法を模索しているようだ。「5年で100店舗できなければ、社長を辞める」とスタッフに宣言したという長榮氏の快進撃は、ここから始まる。

店舗データ

店名 超焼き鳥酒場 ゴキゲン鳥 五反田店
住所 東京都品川区五反田1-16-10 光美ビル1階

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アクセス JR五反田駅より徒歩3分
電話 03-5420-1220
営業時間 月~土17:00~翌8:00、日・祝17:00~23:00
定休日 無休
坪数客数 15坪・36席
客単価 2800円
運営会社 株式会社ゴキゲンファミリー
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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