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浜倉好宣氏の新業態!漁場・仲買人・店が三位一体となって業界を活性化させる進化系“浜焼酒場”が登場!「日本鮮魚甲殻類同好会 新宿えび通り本部」が11月2日オープン!

歌舞伎町の入口からひと際目立つ外観。かつて「えび通り」の象徴でもあった「大衆割烹 磯八」の後に出店し、新たなランドマークとして地域の活性化を目指す
山型に盛った炭を囲むように大串に魚介を刺して香ばしく焼き上げる“串浜焼”。「本日の串浜焼」や「エビ通り名物 大エビ串焼き」(699円)など、かつての「えび通り」の名物を再現する
1、2階が吹き抜けの場所に設置した「回転式魚天日干し機 ホスベー」(特許第3122789号)。実用性と演出性を兼ね備え、お客に強烈なインパクトを与える
築地を通さない掟破りの仕入れにチャレンジする仲買人と、名プロデューサー浜倉好宣氏がタッグを組み、漁場と店を直線で結ぶことで新鮮魚介をお手頃価格で提供

(取材=印束 義則)


西武新宿駅を出て横断歩道を渡り、そこから左に伸びる通りに足を踏み入れると、遠く先にあるにも関わらず、はっきりとその存在を確認できるド派手な建物がドーンと目に飛び込む。ずらりと並んだ赤提灯の下には荒波をバックに「大漁」「濱」「全国漁場直送」と書かれ、その下には3階建ての客席の賑わいがガラス窓越しに熱気を帯びて伝わってくる。客席に吊るされた無数の裸電球はまるで漁船の漁火のようにも映り、通行人は思わずグイグイと店へ吸い寄せられてしまう。東京・新宿歌舞伎町に突如として現われたまるで不夜城のような強烈な存在感を示す飲食店。それが「日本鮮魚甲殻類同好会 新宿えび通り本部」だ。 同店を経営するのは浜倉的商店製作所(東京都千代田区、代表取締役:浜倉好宣氏)。同店の前を横に伸びる、新宿一番街から西武新宿駅方面に抜ける通りは通称「えび通り」と呼ばれ、かつては道の両側をびっしり埋めた居酒屋の店頭で有頭大エビが煙を立ち上らせながら焼かれていたという。そうしたかつての賑わいを再現し、歌舞伎町を活性化しようとオープンしたのが同店。店頭には氷を敷き詰めた発泡スチロールの箱が積み上げられ、そこにはセグロイワシ、アジ、ユメカサゴ、サザエ、スルメイカ、ベニズワイガニ、メダイ、ホッキ貝、本マグロといった様々な魚介がぎっしりと詰まる。 その後ろには山型に積んだ炭を囲むように串刺しの魚介を刺して炭火焼きしており、“串浜焼”として「限定! 伊勢海老一本焼き【伊東】」(3499円)、「限定! 伊勢海老半身うに焼き【伊東】」(2499円)などを提供。また、同じく店頭で焼き上げる「限定! アワビ地獄焼き【伊東】」(1499円)、「超特大! サザエ壺焼き【下田】」(2999円)などの“浜焼”。さらには“特別目玉限定メニュー”として1日10杯限定で提供する「活毛がに」(1499円)、「ベニズワイガニ」(1999円)。「豪快! 朝獲れ 鮮魚刺身盛り合わせ」(2999円)、「新鮮 貝刺身盛り合わせ」(3999円)などの“刺身”。「鯨脳天刺し」「鯨ユッケ」(各899円)、「鯨焼肉」(999円)、「懐かしい鯨竜田揚げ」(799円)といった珍しい食べものまで、魚介メニューが目白押し。 こうした充実の魚介メニューが提供できるのも、多くの魚介を全国の漁場から直接仕入れているからだ。さらに、同社が新たに取り組む新システムがある。メニュー表でも「全国各地の漁師の元まで仲買人が買い付けに行き、そのまま彼ら仲買人が店まで運び、お客さんに直接販売!そんな新たな仕組みで、全国の漁場・漁師から新鮮魚介を直送!」と謳いアピール。このシステムは漁場と仲買人と店を直線でつなごうと取り組んだもので、築地を通さないことでより早く、より安く、朝獲れなどの新鮮魚介や鯨などの希少な魚種の提供を可能にしている。「魚」を仕事とする人たちがみんなで協力し盛り上げていこうとの思いで“同好会”を結成。店名の「日本鮮魚甲殻類同好会」は、その想いが込められたものである。漁場・仲買人・店が三位一体となって取り組むこの売り方が軌道に乗れば、いずれはこれをモデルパターンとして地方でも展開できるのではないかと、さらなる活性化も視野に入れる。それをまずここ新宿「えび通り」から発信して行こうと、店名に「新宿えび通り本部」とも付け加えたのだ。北海道・乙部漁港、新潟糸魚川・能生漁港、千葉木更津・金田漁港、静岡・伊東漁港などの漁場。築地を介さない掟破りにチャレンジする仲買人の異端児、尾辰商店。そして同店を経営する繁盛店づくりの第一人者、浜倉好宣氏。この三位一体が魚業界を大いに盛り上げていく。 24時間営業中(24時間営業は11月17日(木)以降。それまでは11時30分~24時)、メニューはすべて共通で、刺身、桜海老のかき揚げ、マンボウ腸ポン、アラ汁、ご飯、漬物をセットにした「沼津港御膳」(1999円)など4種の“漁港御膳”。アワビ、ウニ、イクラ、イカを盛り合わせた「名物 歌舞伎丼」(2999円)、「たっぷり牡蠣の炊き込みご飯」(999円)などの食事メニューも充実。酒場として、食事の店として、1日を通して楽しめる売り方を採用している。目標月商は2000万円で、損益分岐点は1200万円。町場の魚屋再生を目的とした“浜焼き業態”からさらに進化した、名プロデューサー浜倉好宣氏の新たな魚業態のチャレンジ。えび通りを、魚業界を、そして外食業界をどう活性化させていくのか?その動向が大いに注目される。

店舗データ

店名 日本鮮魚甲殻類同好会 新宿えび通り本部
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-22-3

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アクセス 西部新宿線 西武新宿駅より徒歩1分
JR、地下鉄 新宿駅より徒歩5分
電話 03-5287-2568
営業時間 11月17日より24時間営業
それまでは11:30~24:00(L.O.23:00)
定休日 無休
坪数客数 45坪・130席
客単価 昼2000円、夜3500円
運営会社 浜倉的商店製作所
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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