コリドー街に面した「銀座ニッタビル」の3階に9月20日オープンしたのが、“最高級とらふぐ”に徹底的にこだわったふぐ料理専門店「銀座 ふぐ玄銀(くろかね)」。鮮度にこだわり、魚体にこだわり、産地にこだわった様々な調理法で供する。経営は、関門海(大阪府松原市、代表取締役社長・山形圭史氏、TEL・072-349-0029)。寿司料理店、埼玉県春日部市「鮨也玄(すしやげん)」、豊洲・スペインバル「BARDE G(バルデゲー)、自由が丘・薬膳火鍋と厳選中国料理「爆香房」など、多様な業態開発を行なっている同社。今までも低価格で提供するとらふぐ料理専門店「玄品ふぐ」をFC展開していたが、この「銀座 ふぐ玄銀(くろかね」は、同社の初の“高級”ふぐ料理専門直営店である。
和食一筋14年の板長・名嘉一斗志氏が、繊細かつ豪快な包丁捌きで刺身、焼きふぐ、唐揚げ、鍋料理など、ふぐ三昧の料理を供する。その味わいは、淡く、時に力強い。多彩な妙味を秘めた垂涎のふぐ刺しは独特の食感を味わうべく厚めに捌いている。そして宴が佳境に入れば、鍋料理が登場。自家製のポン酢が、淡白な味わいを引き立てる。
料理はコースがメイン。ふぐ刺しや鍋料理などふぐ尽くしの料理を楽しめる「竈(かまど)」(8,000円)、ふぐ刺し、鍋に加えて唐揚げの加わる「凛(りん)」(10,000円)、焼きふぐの楽しめる「玄銀(くろかね)」(12,000円)などがある。料理を引き立てるドリンクは、ひれ酒からワイン、焼酎まで数多く取り揃えた。
店舗デザインは、日本屈指の空間デザイナー・森井良幸氏が担当。シャープさと寛ぎを素材で表現した和の空間は、凛とした美しい仕上がりだ。完全個室は、4~8名様用を8部屋用意。銀座の夜景を望める個室や、ゆったり寛げるソファタイプの円卓個室など。大切な相手との会食やもてなしにも最適だ。
本物の素材を、一流の板前の腕で素直に調理する「銀座 ふぐ玄銀(くろかね)」。今年もスペインバルや炉端焼き、火鍋など様々な業態の流行すたりが一年駆け巡ったが、そろそろ流行に関係なく変わらないものを大切にしようという流れになってきているのではないか。奇をてらわずに、本物の食材を高い技術で調理する、一見変哲のないように見える“本物志向”への回帰が始まっているようだ。
店舗データ
店名 | 銀座 ふぐ玄銀(くろかね) |
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住所 | 東京都中央区銀座8-2-1 銀座ニッタビル3F |
電話 | 03-3569-0129 |
営業時間 | 月~金 17:00~4:30(L.O.3:00) 土・日・祝 17:00~23:30(L.O.22:00) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 98席 |
客単価 | 13,000円 |
運営会社 | 株式会社関門海 |
関連リンク | 関門海 |