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9年のブランクを経て飲食業界へ再参入!8月1日、ラクテンポがプロデュースする「Wine Club La Tablée (ワインクラブ・ラ ・タブレ)」が神楽坂にオープン!

以前、寿司店だった場所だけに、店内には和の趣を感じられる造りが随所に。夜が似合う、落ち着いた設えはワインを一層味わい深くさせる
グランメゾンでのキャリアが長いだけに、カジュアルさの中にも丁寧な仕事の様子が伺える料理
同店のプロデュースを行ったラクテンポの代表、野原 正哉氏。9年のブランクを経て、飲食業界に再び挑む
イラストレーターである奥様がデザインしたというお店のロゴが、入口の目印。葡萄やワイングラス、ボトルがあしらわれ店の雰囲気が集約されたデザイン

(取材=小野 茜)


8月1日、神楽坂は毘沙門天の脇道を入ったその先に、ラクテンポがプロデュース、ヌースコンサルティングオフィス運営による大人のためのワインレストラン「Wine Club La Tablée(ワインクラブ・ラ・タブレ)」がオープンする。ヌースコンサルティングオフィスは、これまで、1990年の下北沢「ビストロ・デュ・ヴァン・ラ・ターシュ」のオープンを皮切りに、1994年の渋谷・青山「ワインクラブ ラ・タブレ」、2000年の赤坂「フランス小料理 ル・サンキエーム」と3店舗を展開していた。が、2002年の3月、様々な理由から最後にオープンさせたサンキエームの閉店とともに飲食業界を撤退した。それから9年、長らくのブランクを経てこの度「Wine Club La Tablée」のオープンで飲食業界への再参入を決意した。同社が以前の店舗で強みとしていたワインというコンテンツを軸に、このワインバルトレンドで広がりつつある日本のワインマーケットに対し、さらなるワインの深い魅力を大人目線で提案しようと考えている。 店舗は神楽坂の老舗寿司屋の居抜きということもあり、和の面影を色濃く残した設え。朱塗りのカウンター、格子窓に障子、小上がりのテーブル席はお座敷だった場所をそのまま活用している。照明の塩梅や微妙に異なる木の色目は、まさに食体験を積んだ大人にこそささる“艶感”を演出している。エロティシズムが見え隠れする大人びた店内は、同社がコンセプトに掲げたことのひとつであるという。 とはいえ、敷居の高いグランメゾンというわけではない。ワインはボトルで2900円、3900円をボリュームゾーンとし、以降は4000円~3万円代まで、訪れる客の要望に応えられるよう幅広く取りそろえる。産地はヨーロッパが中心で、フランス、イタリア、スペイン、ドイツの4か国を主軸に、造り手の顔が見えるワインを意識しているという。「ワインはいわば生鮮食料品と同じ“生き物”です。誰がどのように育てたのか背景を知ったうえで、丁寧に扱うことが重要だと思います。産地でのクオリティを輸送や管理によって落とさないよう、そのままの質と美味しさをお客様の口まで運べるようにこだわっています」と、野原氏、「お客様との距離を縮め、出来うる限りの情報を提供して、食事と好みに合う1本が提案できるよう心がけます」と続けた。 これらに合わせる料理は、タテルヨシノにてスーシェフとしてのキャリアを持つ橋詰 卓典氏が考案している。レストラン料理のフレンチをベースとし、鴨や仔羊のロティ、牛や鶏の炭焼きなど肉料理のスペシャリテを中心に、肩肘張らず、カジュアルに楽しめるラ・タブレスタイルを確立していくという。アラカルトではタパス500円、前菜で1200円~1800円、メインで2200円~3000円、デザートは700円と2人でシェアできるボリューム感のある皿を提案する。メニュースタイルであれば前菜、メインの2皿で3000円とアラカルトよりお得感のある設定とし、ワインを飲んでも客単価5000円前後を想定している、 神楽坂にふさわしい大人のワイン空間は、今まさにトレンドとなっているワインバル業態とは一線を画し、同社の得意とする分野を最大限に生かした形で勝負するという。それにより新たなワイン店のカテゴリーを創造できるかどうか、ラクテンポの再挑戦というステージを、今後も注目していきたい。

店舗データ

店名 Wine Club La Tablée (ワインクラブ・ラ・タブレ)
住所 東京都新宿区神楽坂3-6-44 神楽坂TKビル 1F

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アクセス 地下鉄・牛込神楽坂駅より徒歩3分、JR飯田橋駅より徒歩6分
電話 03-5228-2733
定休日 日曜
坪数客数 18.43坪・34席
客単価 5000円
運営会社 有限会社ヌースコンサルティングオフィス
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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