「ALBORE GINZA(アルボーレ銀座)」の9階、ウェルタス銀座クリニックに併設されている、生薬とハーブの専門店「銀座カフェビストロ」。「すべては健康のために」というコンセプトで、医療機関からのアプローチで“食”を提案し、人々の美容と健康をサポートしている。母体は茨城県にある「永井ひたちの森病院」。心療内科のあるこちらの病院では、心の病を患った患者も多く、病院側は心身両面からの治療に日々力を注いでいる。また、社会復帰を目指す障害者のために、無農薬を心がけた「ひたちの森農園」「ひたちの森水田」をつくり、農業に携わることで完治後の社会復帰を支援する場を創りだした。そして、そこで出来た安全・安心な食材を使う場所として、「銀座カフェビストロ」が誕生したのだ。また、古くから病気治療に使われてきた“生薬”と“ハーブ”とともに料理することで、“病気への予防を心がける食”を提供している。 メニューはジャンルにこだわらず、「リフレッシュ」「デトックス」「美肌・アンチエイジング」「疲労回復」いずれかの効果が期待できるよう、“健康料理人”と呼ばれる調理スタッフが、医師薬剤師と共にメニュー開発にあたっている。ランチでは3日間じっくりと煮込んだ2種の“薬膳カレー”がおすすめ。ランチメニューの中でも「野菜のデトックスカレー」は一番人気。カレーは健康とダイエット向けに考案されたメニューで、油分・糖分・塩分を極力控え、野菜類を赤ワインと16種の生薬、7種のハーブで3日間煮込み、更に13種のスパイスを加え2日間寝かせて仕上げるという、自信作。もう1種「骨付き鶏ももの薬膳カレー」は、デトックスカレーに、豆乳・ココナッツミルクと緑野菜のソースを加えてまろやかに仕上げた、柔らかい鶏もも肉が豪快にのったボリュームもたっぷりのカレー。どちらも、生薬ゼリー・ピクルス・コーヒーまたはハーブティーがついて1500円。 ディナーでは、1~2時間かけて抽出した生薬ハーブが美肌・美容の効果を生む「薬膳鍋コース」(5500円・6000円、2名より、要予約)や、ワイン・ハーブ・生薬で3日間煮込み、疲労回復やアンチエイジング、代謝アップが期待できる「ヒレステーキのビーフシチュー」コース(4500円・5200円)などがあり、厳選された30種以上のワインといただくのも、お薦めしたい。アルコール以外に、生薬ハーブ専門店とあり、果実酢にハーブを漬けこんだ“自家製のハーブ酢ドリンク”や、「ビューティー」「スリープ」「デトックス」「リフレッシュ」のブレンドポットハーブティー(1200円)、更には、自身の体調に合わせてハーブティーがチョイスできるよう、効果別に表記された単一ハーブティー(各500円、ただし、ハーブの種類によっては価格が異なるものもある)もある。 今後は、この「銀座カフェビストロ」を軸に、ハーブや生薬のスクールや、医療・運動・美容・食事という4つの観点からサポートできる総合施設の開発など、あらゆる展開を視野に入れているという。医療機関からの新たな食のアプローチは、今後ますます注目を集めそうである。
店舗データ
店名 | 銀座カフェビストロ |
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住所 | 東京都中央区銀座2-4-18 アルボーレ銀座9階 |
アクセス | 地下鉄 銀座一丁目駅より徒歩1分、地下鉄 銀座駅より徒歩5分 JR他各線 有楽町駅より徒歩7分 |
電話 | 03-6228-6618 |
営業時間 | 平日11:30~23:00、日・祝11:30~19:30 |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 30坪・30席 |
客単価 | 昼1200円、夜3000円 |
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