2010年12月1日、東京・赤坂のみすじ通り沿いに、札幌味噌ラーメン専門店「北の大草原」がオープンした。経営するのは、東京や千葉にラーメン店を展開するSCHOOL FOOD JAPAN(東京都新宿区住吉町、代表取締役:高 海正氏)。北海道出身である高氏が「本場の味噌ラーメンをもっと東京の人に知ってもらいたい」という思いから、5年間で1000食以上のラーメン店を食べ歩いて研究を重ね、ようやく実現にこぎつけた。
普通のラーメンが、丼のなかでスープとタレを合わせて仕上げるのに対し、札幌味噌ラーメンは中華鍋で味噌と野菜を炒め、それをスープと合わせて提供する。強火で“あおる”ことで野菜のうまみや味噌の香りを引き出し、札幌味噌ラーメン特有の香り高くコクのある味わいになるのだ。また、炒める際にラードを使うのも北海道ならではで、味に深みを出し、スープの表面を覆って最後までアツアツを楽しめる利点がある。
看板商品は、オリジナルの「香り味噌」でつくる「香り味噌らぁめん」(850円)。「香り味噌」は、白味噌をベースに赤味噌を独自の配合でブレンドし、さらに焙煎することで独特の香りとコクを加えたもの。仕上げに数種類の香辛料を馴染ませてじっくり熟成させ、深みのある味に仕上げている。この味噌を、野菜をたっぷり加えて炊いた豚骨スープと合わせることで、マイルドでとろりとしたスープが完成する。また、オーソドックスな「味噌らぁめん」(750円)は、味噌のコクがありながらもさらりとして食べやすく、子どもから年配層まで食べられる味。辛さを整できる「辛味噌らぁめん」(850円)なども人気だ。
麺は、北海道の森住製麺から仕入れる中太縮れ麺を使用。卵を加えたやや黄色がかった麺はスープが絡みやすく、もちもち、ツルツルとした食感で北海道ならではの味わいだ。また、味噌ラーメンに欠かせないコーンやバターといったトッピングも素材を厳選し、北海道のよつ葉バターや道産のコーンなど、北海道の素材にこだわった。
「ラーメン店は数あれど、本場の札幌味噌ラーメンを提供している店は少ない。流行にとらわれないオーソドックスな味を楽しんでいただきたい」と高氏。1月22日には上井草店(杉並区)もオープン予定で、店舗数も増やしていく意向だ。
店舗データ
店名 | 北の大草原 赤坂店 |
---|---|
住所 | 東京都港区赤坂3-14-1 |
アクセス | 地下鉄 赤坂駅1A出口より徒歩4分 |
電話 | 03-5575-3645 |
営業時間 | 月~木11:00~翌3:00(L.O.)、金~翌5:00(L.O.) 土~24時(L.O.) |
定休日 | 日・祝 |
坪数客数 | 17坪・20席 |
客単価 | 800円 |
運営会社 | 株式会社SCHOOL FOOD JAPAN |
関連リンク | 北の大草原 |