飲食店の構築と再生をテーマに店舗立ち上げを実施している、リアルアライヴ プロダクツ(東京都品川区、代表:石田博嗣氏)が9月8日、初の直営店として本格窯焼きピッツァをワンコインで提供する「渋谷VOCO 凹 shibu」を渋谷道玄坂にオープンした。同店は、恵比寿の「恵比寿VOCO凹」の姉妹店となるため、ワンコインで気軽に楽しめるオリジナルの窯焼きピッツァとワインを提供するとした基本のコンセプトは同じである。ただ、運営母体が異なることから、それぞれのエリアでの特性に合ったメニューやサービスで個性を強め、互いに切磋琢磨しながらVOCO凹ブランド力の向上に努めていくという。メニューはまず、定番の「マルゲリータ」を筆頭に、たくさんの野菜が乗った「しゃきしゃきレタスのベジタリアン」や、洋風お好み焼きを思わせる焼きそば入りの「下町スペシャル」など、生地もソースもオリジナルのピッツァ25種がすべて500円となっている。また、オープンに際しては「洋ナシとシナモンのデザートピッツァ」の他、一品料理5品を加えた計6品を新メニューとして提案。なかでも一押しは、ニューヨークの名物ファストフード「フィラデルフィア チーズステーキ」だ。鉄板で焼いたステーキをたっぷりとパンに挟み、とろりとしたチーズソースをかけて食べるフィラデルフィアの名物フードだ。そのほか「ヤングコーンのパルミジャーノロースト」や「凹オリジナル生春巻」、「ウニとクレソンのスクランブルエッグ」、「タコのレモン炒め」など。今後もオリジナルメニューの提供に尽力し、シーフードに注力したメニューも強く打ち出していく。ドリンクは、イタリア・フランス・スペイン・チリなどのワインがボトルで一律2000円。そのほか、ロックスタイルで飲むというワイン「ロッシロック」や、すっきりとした味わいが口の中に広がる「白州ハイボール」なども揃えた。渋谷への出店について代表の石田博嗣氏は、「リーズナブル価格でワインとピッツァが深夜まで楽しめるというのがコンセプトですから、当初はビジネス街での展開を考えていたのですが、いい物件に出合えなかったこともあって眠らない街・渋谷にシフトして物件を探しました。近くにビジネス街もあり、若い世代や夜遊びをしている人など幅が広いため可能性があると感じています。オープン後の感触としては、近隣ショップに勤めている方など、当所想定していたターゲット層の20~30代の客が多い」と話す。渋谷では、今にわかに500円ピザ戦争が勃発しており、駅前周辺の狭いエリアに競合5店舗がひしめきあっている。渋谷ディープエリアの入口に位置する同店では、デリバリーピザをオーダーしていた近隣住民やショップの方にも利用してほしいとの思いから、テイクアウトや近隣へのデリバリーにも対応しながら独自のスタイルを確立したいとのこと。「今後の出店については物件ありきという感じになりますので、条件にあったいい物件が見つかり次第、精力的に出店していきたいですね」と石田氏は意欲を見せた。
店舗データ
店名 | 渋谷VOCO 凹 shibu |
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住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-19-3 道玄坂ライオンズマンション106 |
アクセス | JR・地下鉄・東急線 渋谷駅より徒歩6分 京王井の頭線 神泉駅より徒歩3分 |
電話 | 03-3496-8989 |
営業時間 | 17:00~翌5:00(L.O.4:00) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 15坪・35席 |
客単価 | 3000円~3500円 |
運営会社 | リアルアライヴ プロダクツ |
関連リンク | 渋谷VOCO 凹 shibu |