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群雄割拠する“唐揚げ市場”にニューフェイスが参入!ハイボールと唐揚げの組み合わせを提案するバル業態「からあげバル ハイカラ 新宿店」が8月23日オープン

赤を基調に遠くからも目立つようにインパクトを強めたファサード。店頭には4席の待ち席を設ける
都内で3番目に導入したという“トリスハイボール”を売り物に据え、唐揚げとの2本柱に。アンクルトリスの特製サーバーが人目を引く
8席設けたカウンター席の他に、壁に沿って立ち飲みコーナーも設置。店内には計20人ほど収容する
「豪快!博多一番鶏の半羽揚げ」(1449円)は、一度160度で揚げて店内に吊るしておき、注文ごとに180度で再度揚げてカラッと仕上げる

(取材=印束 義則)


昨今、東京で増えつつある注目の業態が“唐揚げ専門店”。店のタイプも、テイクアウト専門店から立ち飲み併設のテイクアウト店まで実にさまざまだ。もとより根強い人気はあったが、あくまで数あるメニューの中の一つといった位置づけだった「唐揚げ」が、ここに来て大きく自己主張をし始めている。東京以外を見渡してみると、大分の中津や宇佐が唐揚げ専門店の密集する“唐揚げの街”として広く認知されており、また最近では福岡・博多において唐揚げ専門店が増加傾向にあるという。その“博多の唐揚げ”を売り物にした店が新しくオープン。それが8月23日に開業した「からあげバル ハイカラ 新宿店」で、東京の“唐揚げ市場”にまた新たな賑わいをもたらしている。同店を経営するのはシンプライズ(東京都港区、代表取締役:大野太陽氏)。同社は「パスタバール タスパ」「ビストロ酒場 ジョイ」「イタリアンカフェ ドウプカフェ」「ラム&カクテルバー ジタン」などの飲食店、「パスタフレスカ」「パニーニパニーニ」などの宅配・ケータリング事業を手がけており、これまでの得意分野を生かしながら、そこに唐揚げという強い商品力を持つ看板商品を組み込むことで、“からあげバル”という独自の業態を作り上げている。同店の大きな特徴は唐揚げの種類が実にバラエティーなこと。鶏肉は博多の銘柄鶏の「博多一番鶏」と「博多はーぶ鶏」を使用する。一番の売り物は鶏の半身を丸ごと揚げた、その名も「豪快!博多一番鶏の半羽揚げ」(1449円)。また、博多はーぶ鶏を使用した部位別の唐揚げも各種揃える。「もも(3ヶ)」「砂肝(1皿)」「軟骨(1皿)」「とろささ身(1皿)」(各399円)、「手羽元(1本)」(210円)、「手羽先(1本)」(168円)の6種で、ハーブを加えて育てられた鶏だけに、おいしさもひとしおだ。鶏肉は酒に30~40分浸けてから塩、胡椒で下味をつけ、注文ごとに揚げて塩、胡椒をかけて供する。揚げ油はサラダ油を使用し、基本は180℃で揚げるが、「豪快!博多一番鶏の半羽揚げ」や「手羽元」などは一度160℃で揚げてから、再度180℃で揚げて仕上げている。また、シンプルな味つけで唐揚げのおいしさをストレートに味わってもらうメニューだけでなく、“あれんじからあげ”と謳った唐揚げのバリエーションメニューも豊富に揃える。モモ肉を揚げ、タルタルソースとみじん切りの柴漬けで味を添えた「【宮崎風】チキン南蛮」(504円)。同じくモモ肉を揚げ、大根おろし、ポン酢、柚子胡椒であっさり食べる「【大分風】おろし柚子胡椒ポン酢」(504円)。ササミとムネ肉を天ぷらにしてポン酢と和芥子で食べる「【大分風】とり天」(441円)。あるいは「【名古屋風】ジャンボ手羽揚げ」(189円)や「【中華風】麻辣油淋鶏」(504円)。さらには辛味をきかせた「【羅旬風】炎のフライドチキン」(504円)や「【卵油酢中毒風】チリマヨからあげ」(504円)など6種を揃える。その他、鶏の各種部位をかき揚げにした「名物!ハイカラ揚げ」(924円)など、飽きの来ないメニューが満載だ。“唐揚げ”以外にも、「定番!とりもつ煮込み」(441円)、「とり皮ポン酢」「ハツの炙り刺し」(各504円)などのクイックメニューや、「鶏だしめんたい茶漬け」(399円)、「癒しの鶏スープ」(210円)といった締めの一品など、脇を固める鶏メニューも充実。これらのメニューをベースに、ランチやテイクアウトの弁当販売も行なう。ランチは夕方16時までとゆったりめに設定し、「名物!ハイカラ丼」(680円)、「こってりチリマヨからあげ定食」(780円)など6種を揃える。弁当も同内容のもの6種で構成(500~600円)。こうして1日を通して稼動できる業態に仕上げることで、商機の拡大に励んでいる。「ハイカラ」と名づけた店名だが、この内の“カラ”は唐揚げから取ったもので、もう一つの“ハイ”はハイボールから取ったもの。ハイボールと唐揚げという独自の組み合わせを提案することで、新しい食の楽しみ方を訴求する。ハイボールは定番の「トリハイ(ジョッキ)」(399円)、ちょっと濃い目の「トリハイクラシック(こっぷ)」(399円)、トリハイを紅茶で割った「新宿トリティー」(420円)。あるいは「トリハイゆず」「トリハイラムネ」「お疲れ酸ハイ」(各420円)など、こちらも唐揚げ同様にバラエティーな商品構成が売り物だ。現在、1日に昼40人、夜50人を集客し、昼は店内利用がサラリーマン、弁当のテイクアウト利用がOLと異なる客層の取り込みにも成功する。夜は30代~40代を中心に男女比は半々と、男性にも女性にも支持されるバランスのよさを発揮しており、目標月商は400万円に。唐揚げのバル業態という独自の魅力で“唐揚げ市場”に参入した「からあげバル ハイカラ」。同店の奮闘がいかに唐揚げ業界を底上げしていくのか?興味津々だ!

店舗データ

店名 からあげバル ハイカラ 新宿店
住所 東京都新宿区西新宿7-9-15

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アクセス JR・小田急線・京王線・地下鉄線 新宿駅より徒歩5分
電話 03-6279-3254
営業時間 11:30~24:00(L.O.23:00)※金曜11:30~翌2:00(L.O.翌1:00)
定休日 不定休
坪数客数 8坪・8席
客単価 昼650円、夜2500円
運営会社 株式会社シンプライズ
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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