ワタミ(代表取締役社長、COO:桑原豊氏)の100%子会社であるワタミフードサービスは8月6日、JR五反田駅から徒歩5分の立地に、かねてより開発を進めていた250円均一を打ち出した“ファーストフード型居酒屋”業態第1号店となる「仰天酒場 和っしょい2」(2は二乗)五反田東口店をオープンする。今回の新業態は、デフレ経済下で居酒屋マーケットが低価格競争時代に突入し、300円を切った均一低価格を打ち出す企業が増えてきたことに対応するもので、ワタミの“250円均一”は大手居酒屋チェーンでは最低価格。客単価も1800円としており、2000~3000円台の同社の既存業態から、一気に低価格ポジションにシフトした。フードアイテム数は60品、メニューの7割を250円で販売、残りは500円とし、滞在時間は一時間程度を想定。“素早く手軽に利用する”というファーストフード型のニーズに対応するという。主な250円メニューは、「豚テールチゲ」「イカ丸焼き」「生野菜サラダ」「牛シマチョウ串」などがあり、桑原社長は「250円なりの料理ではなく、値段に比べ高いクオリティをとことん追求した」と語る。25%を500円という二重価格にしたのは、季節感や手づくり感のあるメニューを提供する狙い。500円メニューには、「刺身の盛り合わせ」「アワビの沖漬け」「まぐろのトロカルビ揚げ」などがある。フードの原価率は43%と既存業態に比べ高く設定し、「低価格路線に進むのではなく、付加価値の高いファーストフード居酒屋業態を目指す」(桑原社長)。ドリンクの原価率は37.5%。ドリンクではサントリーが新発売する「トリスハイボール」のタワーをいち早く設置したほか、モルツ生ビールを250円、モルツ大瓶、地酒や本格焼酎は500円で提供する。高い原価率をカバーするために、オペレーションは従来の居酒屋業態にはないセミセルフ方式を採用、ホールスタッフを削減することにより、人件費比率は19%に抑えた。セミセルフ方式とは、客があらかじめ現金をチャージしたICカードを購入、客席に設置した小型オーダー&決済端末でカードをかざして注文する。フード、ドリンクは客が自分でデシャップまで取りに行くしくみ。「ビジネス街だけでなく、自宅最寄駅で帰宅前に軽く一杯」という使い方ができ、客層も20~50代まで幅広い層をターゲットに置いている。将来的には、社員の独立支援店舗を含め、300店舗の展開を計画している。今期は5店舗の出店を予定しており、五反田に続く2号店は赤羽が決まっている。居酒屋チェーン最大手が打ち出した「ファーストフード居酒屋」業態、低価格時代の新たなビジネスモデルとして注目される。
店舗データ
店名 | 仰天酒場 和っしょい2 (2は二乗) 五反田東口店 |
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住所 | 東京都品川区東五反田5-28-12 ワタナベボクシングビル1階 |
アクセス | JR五反田駅より徒歩3分 |
電話 | 03-5475‐3945 |
営業時間 | 16:00~24:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 31.5坪・73席 |
客単価 | 1800円 |
運営会社 | ワタミフードサービス株式会社 |
関連リンク | ワタミフードサービス |