総合菓子メーカー・ロッテ(本社:東京都新宿区、代表取締役会長:重光武雄氏)は、初のホテル事業として4月6日、錦糸町に「ロッテシティホテル 錦糸町」をオープン。その1階に、チョコレートを使ったスイーツやフードが楽しめる「シャルロッテ チョコレートファクトリー」を同時オープンした。同店は、数々の人気チョコレート製品を生み出してきたロッテが、「チョコレートの魅力をもっと知ってほしい」とオープンしたもので、高級なショコラトリーではなく、同社の製品と同様、親しみやすく身近な存在としてのチョコレートを提案する。「今までは、商品開発や製造の人間とお客様とが直接つながる場所がなかった。ここでは、店内の工房でパティシエが製造して目の前のお客様に提供することで、そうした機会を増やしたい」と、シャルロッテチョコレートファクトリー“工場長”の藤松剛幸氏は語る。店舗は、ボンボンショコラ(1粒180円)やケーキ、ショコラドリンク各種(400円~)などスイーツの販売スペースに加え、チョコレートを使った多彩なフードを楽しめるカフェを併設。メニューの8割がチョコレートを使った料理だが、とりわけ注目なのが「チョコめし」と謳う新感覚のフードだ。海外ではチョコレートを菓子だけでなく料理にも使うことから、同店でも、カカオバターを加えたカレーとライスに、温かいチョコレートソースをかけて食べる「ショコラバターチキンカレーとカカオバターライス」(1,000円)をはじめ、ピザ生地にカカオを練り込んだ「カカオピッツァ」(4種・980円~)、「ブラックカカオのミートソースラザニア」(950円)などを提供。チョコレートリキュールを使ったカクテルなど、アルコールも多数揃える。店舗にはさらに、チョコレートができるまでを展示したミュージアムスペースも併設。ガラス張りの厨房からチョコレートの製造風景が見えるほか、カフェの内装には、チョコレート製造に使う型(モールド)のテーブルや、カカオポッド(カカオの実)型の照明など、随所にチョコレートをモチーフにしたデザインを施し、遊び心あふれる空間を演出している。オープンして1週間だが、すでにランチは連日満席で、週末は長蛇の列ができるほどの人気ぶり。メーカー発信の新しい取り組みは、スイーツ業界にも新しい風を巻き起こしそうだ。
店舗データ
店名 | シャルロッテ チョコレートファクトリー |
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住所 | 東京都墨田区錦糸4-6-1 ロッテホテル錦糸町1F |
アクセス | JR・東京メトロ錦糸町駅から徒歩1分 |
電話 | 03-3622-6100 |
営業時間 | ショップ10:00~21:30 カフェ11:00~22:00 (21:30L.O.) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 94坪・58席 |
客単価 | 1,000円 |
運営会社 | 株式会社ロッテ |
関連リンク | シャルロッテ チョコレートファクトリー |