京王井の頭線渋谷駅からすぐの飲食店ひしめくエリアのビル2階に、渋谷界隈では珍しいグラス1杯から気軽に立ち寄れるワインバー「立ち飲み hiro」が2月1日にオープンした。 イメージ的に敷居が高いとか、かしこまった感じで飲むといった印象のあるワインを、20代~40代のOLやサラリーマンを中心にもっと気軽に楽しんでほしいという思いから、グラスワイン(430円~)と豊富なおつまみメニュー(380円~)を中心に値頃価格で展開する。 ワインは赤・白・ロゼ・スパークリングなど約40種類を取り揃えており、ボトルでも2000円からのお手頃価格。立ち飲みというカジュアルスタイルながら、店長の居川俊郎氏がソムリエの資格を持っているため、好みやおつまみとのコーディネートからワインを選んでもらえるとあって、オープンから1ヶ月半ほどではあるが高いリピーター率を誇る。メニューはイタリアンとスペイン料理がベースとなっており、「おつまみが美味しくないとお酒もすすまない」という居川氏の考えから、鶏レバーの燻製(380円)やキノコとモッツァレラのオーブン焼き(380円)、チョリソーの赤ワイン煮(500円)といった、ひと手間加えたものが並ぶ。頻繁に来店する顧客を飽きさせることのないよう配慮し、メニューをこまめに変えラインナップしている。また、ワイン以外にもビール(480円)やカクテル(540円)などを用意しており、なかでもイタリア本国でしかお目にかかれない珍しいカクテル“スプリッツ”は女性に喜ばれる人気商品となっている。 白を基調にした清潔感のある明るい店内は、2階だが入店しやすい雰囲気で、立ち飲みとうたいながらも、着席できるようイスが十分に用意されている。また、お手洗いを白一色で統一するなどしてクリーンなイメージを徹底しており、訪れる女性客は「立ち飲み」の概念を覆され、皆一様に驚いているという。 現在、男女の利用比率は5:5。駅からすぐの好立地ということもあって、会社帰りのOLやサラリーマンを中心に賑わっている。「1人でいらっしゃるお客様も多く、カウンターなどで私を通して話をすれば、自然と仲良くなる傾向があります。仕事関係や知り合いを通す以外で友人を作ることはなかなか難しいものですが、お酒と食べることが好きという共通項があれば、簡単なものです。お客様同士の出会いの場になれば嬉しい」と居川氏。 今後について居川氏は「徐々に認知度を高めながらリピート率向上に尽力したい」と話す。現在は17時オープン(週末の木・金・土は18時)であるが、混雑する時間帯が21時以降ということもあり、終電ギリギリまで飲める立地や客層などを考慮しながら営業時間帯の見直しを図っていく方針。
店舗データ
店名 | 立ち飲み hiro |
---|---|
住所 | 渋谷区道玄坂2-6-7 道玄坂Tビル2F |
アクセス | 京王井の頭線渋谷駅すぐ、JR・東京メトロ銀座線・半蔵門線渋谷駅から3分 |
電話 | 03-5458-3991 |
営業時間 | 月・火・水17:00~23:30、木・金・土18:00~26:00 |
定休日 | 日曜日 |
坪数客数 | 12.5坪 25名 |
客単価 | 2000円 |
運営会社 | 昭和企業株式会社 |