北海道小樽市を本店に4店舗を展開、70年余の歴史あるおたる政寿司〈小樽市、代表取締役・中村全博氏〉は、都内初出店となる銀座店を銀座1丁目ポーラビルに3月15日オープンする。
同店は“美味しくて質のいいものをできるだけ安く”をモットーに、価格を表示しない高級店でもチェーン店でもない“ハイグレードな大衆店”という立ち位置で、「おいしさづくり 人づくり 幸せづくり」を経営理念に、同名の著書も出版。市民祭りにまで発展した、魚供養感謝祭を発案し、それを機に「おたる寿司屋通り名店会」も発足。社内技術大会の開催や、子供も参加できる寿司体験会も催すなど、まさに寿司文化の発展にも貢献してきた、小樽は元より、北海道を代表する寿司の名店。
全国の三越などデパートで、寿司展、物産展などの催事にも定期的に出店し、関東圏にすでに15,000人のファンを持ち、2~3時間待ちの行列のできる寿司屋としても有名である。
仕入れは、小樽など北海道各地の漁港から、朝獲れの鮮魚を毎朝直送。天然の本鮪を一本買いし、一年中安定供給するほか、鮭のサラブレットとも称され、1万本に1本しか獲れない幻の鮭児(けいじ)、羅臼産で脂ののった大型天然鮭「大助(おおすけ)」、大トロの蛇腹の部分をすき身にした「はがし大トロ」など希少なネタや、「特大ぼたん海老と海老みそ軍艦」や雲丹と卵黄を醤油で溶いた「小樽の漁師直伝・特製いかそうめん」など、同店ならではのオリジナル寿司も人気だ。
握りは1貫250円から、コースは、前菜や肴、刺身、焼物などをそれぞれ組み合わせた「最上(13貫)」「運河(7貫)」(各5,500円)「天神(10貫)」「花園(5貫)」(各8,000円)「おまかせ(15貫)」(10,000円)「北海道旬三昧・余市(7貫)」(12,000円)の6種を用意。
ランチは握りのセットが「菊(9貫)」2,100円から。前述のいかそうめん付きで一番人気の「花一華(7貫)」(2,940円)、「2段ちらし」(2,500円)、「薊(あざみ)(特選10貫)」(4,200円)「昼のおまかせ握り(13貫)」(5,500円)の4種は前菜、お椀、水菓子付きで、これらは夜でも注文可能とした。
ドリンクは、米の「羆(ひぐま)」や蕎麦の「流氷一滴」など北海道産の焼酎や、また、寿司に合う余市産の辛口白ワイン、「北海道ケルナー・グラポレール」なども揃えるほか、小樽の田中酒造の生搾り原酒「宝川」の搾りたてを毎日魚介と共に空輸するなど、こだわりを見せる。
小樽といえば、運河、ガラス工芸、寿司の3つが三種の神器として有名だが、店内は石畳の運河を摸しての石壁や、一部食器には小樽ガラスを使用するなど、小樽の伝統の味だけでなく、文化や雰囲気までも東京・銀座の地で再現。
「小樽の寿司を世界に広めたい」との志を掲げ、寿司の世界大会の日本代表となるなど活躍する3代目の銀座店店長、中村考志氏は、「銀座にありながらも、小樽で食事してもらう感覚で、女性お一人でも気軽に、より多くの方に立ち寄ってもらえる店にしたい。」と、気負いなく抱負を語ってくれた。
店舗データ
店名 | おたる政寿司 銀座 |
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住所 | 中央区銀座1-7-7 POLA GINZAビル10F |
アクセス | 銀座駅6分、有楽町駅5分、銀座一丁目駅徒歩0分 |
電話 | 03-3562-7711 |
営業時間 | ランチ 月~金 11:00~15:00(L.O.14:30) ディナー 月~金 17:30~23:00(L.O.22:00) 土曜日 11:00~22:00(L.O.21:00) 祝日 11:00~17:00(L.O.16:00)" |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 69坪・61席〈カウンター15席・テーブル14席・個室8室〉 |
客単価 | 昼3,000円・夜7,000円 |
関連リンク | おたる 政寿司 |