上海フーズ(東京都渋谷区)は、焼小龍包(生煎)のテイクアウト専門店「上海生煎館(シャンハイセイチェンカン)」を2月14日、渋谷道玄坂にオープンした。
上海を代表する名物料理の一つである「焼小籠包」は、今年注目を集めているブームフードの1つ。その大きな要因とされるのが、今年5月から開催される上海万博。約7000万人の入場が見込まれている世界規模の万博で、現地を訪れる日本人旅行者も半年間で100万人にのぼると推定されている。
「上海生煎館」は、もと携帯ショップだった物件を改装してオープン。約3坪のスペースで、生地と肉あんづくり、包あん、焼成まですべての工程を職人が手作業で行ない、作り置きはいっさいしない。商品は「焼小龍包」のみで、4個400円、6個600円の箱入りで販売する。オープン前に現地で本場の味を学び、日本人向けにアレンジしており、粉は日本の製粉業者に特注したオリジナルを使うなど、独自の味づくりを追求した。食べると底はカリッと、表面はモチモチした皮の食感、中から驚くほどたっぷりあふれ出す肉汁の多さが特徴だ。このカリッとした食感を出すために、同店では厚さ9mmの特注の丸型鉄板を使用。焼いている途中でゴマや万能ネギなどの香りを加え、風味よく仕上げている。
同店店長・小松信行氏は、「焼小龍包の業態は、10年ほど前に上海で出会ってからいつか日本でやりたいと思っていた。昨年の末頃から都心では焼小龍包専門店が続々オープンしているが、焼小龍包という食べ物を日本でもっとメジャーにし、『焼小龍包といえばここ!』と言われるブランドに育てていきたい」と語る。オープン1ヶ月足らずだが、多い日は1日1000個を売るなど売上げは好調だ。今後はフードコートなどへの出店やFC展開も視野に入れながら出店を進める予定だという。
店舗データ
店名 | 上海生煎館 |
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住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-28-6 1階 |
アクセス | JR・東急・東京メトロ渋谷駅から徒歩3分 |
電話 | 090-4363-8587 |
営業時間 | 11:30~20:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | テイクアウト専門 |
客単価 | 500円 |
運営会社 | 上海フーズ株式会社 |
関連リンク | 上海生煎館 |