店舗デザイナーで、有限会社エンジンを親会社にもつ株式会社egf〈世田谷区太子堂、代表取締役・轟貴弘氏〉は炉ばたとバルを融合させた新スタイル、串、タパス、ジビエ、鍋をカジュアルに楽しめる「炉バルLO〈ロバル・ロー〉」を三軒茶屋に12月10日オープンする。
自社でデザイン・設計施工を行ったモダンで独創的な雰囲気の店内には、カウンター、テーブル席、中二階にテーブル席やソファー席のほか、VIP個室も完備。
バーカウンターには炉端があり、厳選した肉、野菜、海鮮などを備長炭で炙り、ロゴをあしらったお洒落な特注の串で提供する。1本160円から20種ほどある串物のうち、看板メニューは3種のこだわりの豚串だが、ただのヤキトンではない。イベリコ豚にはみかん、カタルーニャ豚にはオリーブ、お茶を食べさせて育てた鹿児島産の茶美豚には信州産リンゴを、焼鳥で言うネギ間のように挟み打ち、計算された組み合わせの妙で、一串で完成された串の新境地を開拓。これら新豚串は各280円だが、3本セットでお得となる「豚三本勝負」(800円)としても提供。まさに食をもデザインしたかのように、その他の串も同様にそれぞれ独特の世界観を持たせている。
また“世界一のスクランブルエッグ”で有名な「ビルズ」七里ガ浜店へ卵などを提供する橘自然農園直送の有機野菜を使った、前述の串シリーズの「大地の串」や、テリーヌ、サラダ、バーニャカウダなどのタパスもお値打ちな250円から提供し、同農園の東京のアンテナショップ的役割も担っていくという。
さらには仏産の子鳩、真鴨、長野の猟師直送の鹿、猪、キジなどのジビエ料理も登場。高級食材の鶉をササミ、胸、もも、玉子までを一皿にした「ウズラの全て」(650円)、豪快な「信州蝦夷鹿のプレート」(1,800円)など、野性味にあふれたマタギ料理も目玉であるほか、黒胡麻の香りと香辛料の効いたスパイシーな「黒鍋」、魚介の香り立つトマトと野菜たっぷりな「赤鍋」〈各1,600円・2人前~〉のオリジナルの2種の鍋まで、幅広く楽しめる。
“不況、デフレへのアンチテーゼで、こだわりの本物素材を、小ポーションでお安く提供したい”という同店だが、コストパフォーマンスのみならず、デザイン会社ならではのクリエイティブな新しい食文化の創造に、期待が集まりそうだ。
店舗データ
店名 | 炉バルLO〈ロバル ロー〉 |
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住所 | 東京都世田谷区太子堂4-29-15 第2モリビル1~2F |
アクセス | 「三軒茶屋」駅三茶パティオ口から徒歩4分 |
電話 | 03-6380-2771 |
営業時間 | 月~木18:00~2:00(LO1:00)、金~土18:00~5:00(LO4:00)、日18:00~24:00(LO23:00) |
定休日 | 不定休(年内は日曜日定休) |
坪数客数 | 12坪・30席 |
客単価 | 3,000円 |
運営会社 | 株式会社egf |
関連リンク | 炉バルLO〈ロバル ロー〉 |
関連リンク | 有限会社 engine |
関連リンク | シャカリキ空間デザイナーの備忘録(轟 貴弘ブログ) |