笹塚駅前にボウリング場「笹塚ボウル」を経営する株式会社京王興産(東京都渋谷区笹塚)は、10月9日、笹塚ボウルのあるビル2階の飲食フロアに、「MANIMAL(マニマル)」をオープンした。店名の由来は、「ANIMAL(動物)」と「HUMAN(人間)」を組み合わせた造語だ。「自然界では、人間以外の動物たちはほとんどが立ったまま食事をし、交流を図ります。その姿が自然体で面白いなと感じ、人間も動物と同じように立って食事をしながら、もっと自由にコミュニケーションをとろう、というのをコンセプトに据えました。スタンディングレストランと謳ってはいますが、座ってゆっくり食事ができるスペースも用意しているので、様々な用途で使ってほしいです」と同店マネージャーの財津宜史氏は語る。プロデュースは有限会社パイクデザインオフィス、内装は株式会社シンクロニシティが担当した。入口を入ると目に飛び込んでくるアーティスティックなデザインは、すべて動物をモチーフにしたもの。壁やカウンターにはさまざまな動物たちが描かれ、天井からはいくつものランプシェードが吊るされ、ポップでキュートな雰囲気を演出している。客席は、中央に独立型のオープンキッチンを配し、その周りがスタンディングスペース。壁に沿ってハイスツールのテーブル席と、靴を脱いで上がるフラットシートを設け、個室のVIPルームも1部屋用意している。一方、メニューは、イタリアンやスパニッシュなど地中海料理を中心に、500円以下の小皿料理約20種類が中心。カウンターには、裏メニューとして“おふくろの味”をイメージしたおばんざいも並べ、ワンコインで気軽に食べられる価格設定にしている。またアルコールは、自然派ワインが看板メニュー。「心踊る軽やかさ」をコンセプトに、体にすっと自然に入ってくるような軽やかなワインを中心に約種類を揃えている。同社は、直営の飲食店は初の取り組み。同社経営のカラオケ&ビリヤード店をリニューアルしてのオープンとなった。うまくいけば来年にも飲食店を出店したいという。