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飲食プロデューサー菊池薫氏が仕掛けるフォー専門店「コム・フォー」が、丸の内、虎ノ門、銀座に引き続き、6月5日渋谷東急プラザにオープン!


ベトナム料理の定番「フォー(米麺)」を日本人向けにアレンジしたオリジナルフォーの専門店「コム・フォー」を運営するシマダハウス株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長島田成年)は6月5日、渋谷東急プラザB2Fに新店をオープンさせた。同ブランドは、もともと米の卸しをしていた同社が8年前に始めた日本におけるフォー専門店の先駆け的存在である。そのブランディング及び商品開発に4年前から携わり、ビジネスモデルとして一気に成功へと導いたのが、数々の飲食店の立ち上げに携わるほかオーナーシェフとして人気店を営んだ経験も持つ飲食プロデューサー、菊池薫氏だ。“フォーを日本の国民食に”というコンセプトの基、本格志向のベトナムフォーから一転日本人好みのフォーを新たに開発。ゴマや豆乳など日本人の嗜好に合わせたオリジナルの味を取り入れたり、化学調味料や添加物を一切使わない調理法でヘルシー志向のメニューを作り出した。1杯399cal前後と低カロリーな上、本場とは異なり動物性の臭みが一切感じられないサッパリした後味で、今では全店合わせて1日1000食以上もでる人気ブランドに成長。チェーン展開ながらエリアに併せて異なるテーマを設け、内装やメニューを変化させていくのも同ブランドが人気を誇る理由のひとつだ。例えば、ビジネス街丸の内にある「丸の内オアゾ店」のテーマは“クイック&ヘルシー”。忙しいビジネスマンやOLをターゲットに「オアゾの飲食店の中で一番ヘルシーなものをどこよりも早く提供」をコンセプトに、3秒で麺を茹で上げる下処理法や券売機を導入することで効率化を図るなど試行錯誤の上辿り着いたクイックなオペレーションで注文してからわずか1分で料理を提供する。また、ターゲットをほぼ100%女性に絞った「プランタン銀座店」では“体の奧からきれいに”をコンセプトに、白くて清潔な内装とともに女心をくすぐるセットメニューを展開。フォーのポーションを8割に減らす替わりに生春巻きとデザート、ドリンクを付けた銀座限定セット(1050円)を打ち出す事で、客の満足度を上げるとともに客単価UPに繋げた。そして、今回、渋谷東急プラザ内に出店した渋谷店では、今後のブランド展開を見据えた新顧客の開拓として同ブランド初となる“高齢者”をメインターゲットに設定。年配の人も親しみやすい“エコ”をテーマに、内装もナチュラルなテイストを取り入れたグリーン基調の空間に仕上げた。メニューは“ちょっとした贅沢”を味わいに来る人が集う百貨店という場所柄、単価を若干上げたセット戦略で挑む。ランチは生春巻きセット(980円)や海鮮蒸し春巻きセット(1080円)など、1000円前後。夜は、1380円のセットがメイン。フォーの種類も、高齢化向けに味を辛さの中にマイルドをプラスした豆乳カレーフォーや甘辛く味付けた牛肉バジルフォーを新たに加えるなど、味のバリエーションもこれまでの定番の4種から6種に増やした。「感度の高い人がフォーをトレンドと思って食してくれるなら、それはそれでいい。しかし、トレンドのサイクルが異常に早い今、そこに絞るとすぐに飽きられてしまう。そうではなく、幅広い層に日常的に愛されるブランドを育てることが、今の時代、長く愛される業態作りに繋がる」と菊池氏。「渋谷店はフォーを国民食にしていくための同社におけるセカンドステージ。米麺を食べたい時はフォー屋さんにいく。それも“コム・フォー”。そういう風に、生活リズムの中でフォーを食べにいこうと考える高齢者が増えてくれればいい。高齢者向けビジネスモデルの実験店となり、尚且つ初期投資を抑えてハードルを低く設定しているので収益もしっかり見込めるはず」と語る。“流行を追わないことが流行”と、世の風潮が変化しつつある昨今、外食産業においても子供から高齢者まで気軽に入れるような幅広い層に向けた店作りを目指す経営者が増えてきた。次なるトレンドは、長く愛される業態“国民食”となるか!? 渋谷店を皮切りに始まるコム・フォーの新たなるブランド展開に注目したい。 

店舗データ

店名 コム・フォー渋谷店
住所 東京都渋谷区道玄坂1-2-2 渋谷東急プラザB2F

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電話 03-5456-6454
営業時間 10:00〜22:00(LO21:30)
定休日 無休
坪数客数 15坪 30席
関連リンク コム・フォー渋谷店
関連リンク シマダハウス株式会社
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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