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赤坂から農業の魅力を発信! エマリコくにたちが仕掛ける複合ビル「東京農村」がオープン

赤坂の繁華街に新築した5階建てビル。1階の「Tokyo Bistro SCOP」のファサードが印象的
エマリコくにたちが運営する、1階の「Tokyo Bistro SCOP」
3階は100種類のワインが2500~3000円で時間無制限で飲み比べできる「wine barノムノ」
「Tokyo Bistro SCOP」の商品例。東京野菜を中心とした料理や、ワイン、東京産のクラフトビールをそろえる
写真右からエマリコくにたち代表の菱沼勇介氏、ノムノ代表の藏石周太氏、SAKE REVOLUTION代表の宮井敏臣氏

6月21日、赤坂の繁華街の中心地に「農業の魅力を発信する」をテーマとした複合ビル、「東京農村」がオープンする。5階建て新築の同ビルは、1フロア約15坪。1~3階の各フロアは飲食店、4階はコワーキングスペース、5階はシェアキッチンと室内菜園という構成だ。ビルオーナーは、国分寺で農業を行う中村農園、ビル全体のプロデュースは、東京の農業活性化を推進するエマリコくにたち(東京都国立市、代表取締役:菱沼勇介氏)が担当する。

中村農園が国分寺で所有していた農地が、行政による区画整備のため撤退を余儀なくされることとなった。その代替として得たのが、この赤坂の土地だ。多くの飲食店が軒を連ねる繁華街、周辺には多くのオフィスが存在し、商売を行うには申し分ない好立地。そこで中村農園はエマリコくにたちと協働し、ここで東京の農業の魅力を発信するビルの開業計画を始動させた。

農業や食、地域活性化をテーマに、ビルには飲食店3店舗とコワーキングスペース、テストキッチン、室内菜園の機能が集結。1~3階は飲食店フロアとし、各階に個性ある店舗が入居する。1階はエマリコくにたちが運営する「Tokyo Bistro SCOP(トウキョウ ビストロ スコップ)」。東京野菜や、銘柄豚の「TOKYO-X」を取り入れた西洋料理と、ワインやクラフトビールを提供するビストロだ。カウンター席は内と外の高さはフラットにし、料理人とお客の距離が近い設計に。ショーケースにずらりとディスプレイされた色とりどりの野菜が、オーダー後、料理へと変化していく様子が見えるような作りとし、ライブ感を演出する。「野菜の採れたて感と、料理のライブ感がリンクする店づくりを意識しました」と菱沼氏は話す。

2階は、SAKE REVOLUTION(東京都千代田区、代表:宮井敏臣氏)による、神田に店舗を展開する「酒肴 ほたる」が、7月末から入居予定。「海鮮料理&日本酒が楽しめる、大人のためのオーセンティックな酒場」がコンセプトだ。キラーコンテンツの自家製どぶろくをはじめ、各地の地酒を40種類ほど用意。海鮮を中心とした和食をそろえ、40代~50代の近隣のサラリーマンをターゲットとしている。

3階は、100種類のワインが飲み比べできる「wine barノムノ」。さまざまな国、ブドウ品種のワインをとりそろえ、さらにビールやハイボール加えたラインアップが時間無制限で、好きなだけ飲み比べができるという斬新なシステムだ。価格は時間帯により2500~3000円。一か月のフリーパスは10000円で用意する。「単なる飲み放題ではなく、飲み比べることで、ワインを学ぶという側面を打ち出しています」と、同店を運営するノムノ(東京都港区)の代表取締役、藏石周太氏自身は話す。藏石氏自身がソムリエ試験の勉強をしていた際、多種類のワインを少しずつ楽しめたらいいのに……、と思ったことがこの業態の着想だ。ランチでは東京産のものを含む野菜を使ったサラダブッフェ(1000円)を提供。昼・夜ともにフードの持ち込みが可能となっている。今後はこの業態の15店舗ほどの店舗展開も検討中だ。

4階はコワーキングスペース、5階の半面はシェアキッチンとなっている。食と地域活性化の場として、食にかかわるイベントや生産地への体験ツアーなども予定。5階のもう半面が、室内菜園。グリーンラボ社製の小型栽培施設「ベジー」を備え、ブルーベリーや葉物野菜、ハーブなどを栽培する。「ベジ―」は液肥を含む水の自動循環装置なので、人為的な世話が少なく済むのが特徴だ。「ビル5階という今までにない環境の菜園で、新しい設備も導入しているので、まずは試行錯誤しながら育てていきたい。ゆくゆくはここで栽培した野菜を1~3階の飲食店で提供できればいいですね」と菱沼氏。

「東京農村」について、「人々が気軽に集まれる場になれば。このビルの飲食店で提供する料理や、コワーキングスペースで開催するイベントなどを通じて、多くの人に農業の魅力に触れてもらえると嬉しいですね」と語る菱沼氏。都会のど真ん中から農業を発信する広告塔として、期待がかかる。

以下、店舗データ。

■Tokyo Bistro SCOP(1階)
電話:03-6435-5304、営業時間:【月~金】17:30~23:00【土】15:00~22:00、定休日:日曜、坪数客数:15坪30席、客単価:4000円、運営会社:株式会社エマリコくにたち
■酒肴 ほたる(2階)
電話:03-6277-8098、営業時間:17:00-23:30(土曜17:00-23:00)、定休日:日曜・祝
日、坪数客数:17坪30席、客単価:5000円、運営会社:SAKE REVOLUTION株式会社
■wine barノムノ(3階)
電話:03-5544-8329、営業時間:平日11:30~16:00(LO 14:30)&17:00~23:00、土曜17:00~23:00、定休日:原則無休(不定休)、坪数客数:17坪34席、客単価:昼1000円・夜2500~3000円、運営会社:株式会社ノムノ

(取材=大関 愛美)

店舗データ

店名 東京農村
住所 東京都港区赤坂3-19-1
アクセス 赤坂見附駅から徒歩2分
オープン日 2018年6月21日(ビル全体の開業日)
関連リンク エマリコくにたち
関連リンク 酒肴 ほたる
関連リンク wine barノムノ
関連ページ CRAFT!KUNITA-CHIKA(記事)
関連ページ にほんしゅ ほたる(記事)

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