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高円寺に「焼酎バルπ(パイ)」が開業。「知識不要、カジュアルに焼酎を楽しんでほしい」という30歳若手オーナーによる、ニュースタイル焼酎バルに注目!

高円寺北口のパル商店街から1本外れた場所に立地。商店街の賑わいから一転、ディープな雰囲気を醸す場所だ
“高円寺らしさ”を意識し、雑多な雰囲気を演出。焼酎専門店らしかぬ空間が魅力だ
焼酎は常時70種類ほどそろえる。写真はオーナー高橋氏のとくにおすすめの5品
「よだれ鳥」は花椒の辛さに酒の進む一品

「難しいこと抜きに焼酎を楽しんでほしい」と語るオーナーの高橋哲也氏

中央線沿線でも若者に人気の街、高円寺。多くの商店街を擁し、古着店や雑貨店、ライブハウスなど若者向けの商店や施設が目立つ。そんな高円寺に、4月10日、「焼酎バルπ(パイ)」がオープンした。高円寺駅南口のメインストリートであるパル商店街から1本外れた路地に佇む同店。オーナーの高橋哲也氏の「若い人にも、もっと気軽に焼酎を楽しんでほしい」という想いから誕生した、カジュアルな焼酎バルだ。

高橋氏は現在30歳。18歳から飲食店でアルバイトを開始し、19歳のときにはラーメン店の店長を務めた。その後、もつ鍋店、バーテンダーなどの経験を積み、26歳のとき、当時の勤務先のバーを買い取りオーナーに。その後、中野新橋と八王子のバーの経営権も取得し計3店舗を経営。「焼酎バルπ」は4店舗目となるが、高橋氏にとって初のオリジナル店舗だ。

無類の焼酎好きであるという高橋氏。焼酎に開眼したきっかけは、銀座の焼酎専門店「SHO-CHU BAR 高山」だいう。「20歳のころに先輩に連れて行ってもらい、焼酎の魅力に目覚めました。銀座らしい大人の雰囲気で、予算も6000~8000円ほどの店。素晴らしい店なのですが、当時、若造だった自分は少しビビッてました(笑)。もし自分で焼酎の店をやるなら、よりカジュアルに焼酎を楽しめる店をやろうと思ったんです」と高橋氏は話す。

当初は千駄ヶ谷、四谷三丁目方面で物件を探したものの、なかなか希望の物件に巡り合えず、やがて中央線沿線の高円寺~西荻窪エリアにも目を向けた。「経営している3店舗がすべて空中階だったので、ふらっと入れる路面店に挑戦してみたかった」と、路面店にこだわり、そうして巡り合ったのが6坪ほどの同物件だ。想定よりも小さなハコだが、天井が高いため狭く見えないことや、テラスがあったことなどが決め手となり契約に至った。

焼酎は常時約70種類の品揃えで、600~900円。芋焼酎が気持ち多めだが、もちろん麦や米の定番に加え、変わりダネまで多様な味わいのものが豊富にそろう。焼酎初心者でも、スタッフがコミュニケーションを取りながら好みの味わいを提案してくれる。料理は焼酎に合わせて九州料理のテイストを織り交ぜつつ、約30品を用意。とくに「よだれ鳥」(780円)、「青唐辛子の味噌漬け」(430円)、「丸ごと玉ねぎとトマトのおでん」(680円)などが人気だ。

店内は“高円寺らしさ”の漂うゆるくオシャレな空間。「今は少々オシャレすぎてカフェのような内装なので、近日中には壁に、鬼が酒を飲んでいる絵を描く予定。今後も手を加えていき、高円寺らしい雑多な雰囲気を演出したいですね」と高橋氏。焼酎専門店らしかぬ空間で、ターゲットである“焼酎に詳しくない若者”でも気軽に入れるよう促している。

「細かいことは考えず焼酎を楽しんでほしい。当店を通じて、焼酎に詳しくない人にもその魅力を広めていきたいですね。もちろん焼酎好きの方も大歓迎!」と高橋氏。今後は、香りが際立つようワイングラスで提供する焼酎や、焼酎はもちろん炭酸にもこだわったレモンサワーもラインアップに加えようと試飲・試作を重ねているところだ。店名の「π」は円周率を表し、「割り切れない、終わりがない」の意。その名が表すとおり、常に現状に満足することなく、日々、焼酎の魅力を探るべくアップデートする高橋氏。若い感性による新たなスタイルの焼酎専門店の登場は、焼酎文化の進化を予感させる。

(取材=大関 愛美)

店舗データ

店名 焼酎バルπ(パイ)
住所 東京都杉並区高円寺南4-24-11 宝山ビル1F
アクセス 高円寺駅から徒歩1分
電話 03-6383-1446
営業時間 18:00~LAST(閉店は日により、翌1:00~3:00ごろ)
定休日 火曜
坪数客数 6坪14席+テラス2席
客単価 3700円
オープン日 2018年4月10日

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