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本格中華をバルスタイルで提供する”ネオ中華” 門前仲町の「オリエンタル酒場JILI」が話題

テーブル席とカウンター席が用意された店内は、中国風の提灯も飾られて彩りも豊か
新鮮な食材が見えるショーケースや日替わりメニューなどが記載された黒板で大衆感も演出する
「名物!麻婆豆腐」(980円)や「和牛サーロインのパクチーロール」(480円)、「揚州炒飯(紅・白)」(880円)など、本格的な中華料理が幅広く揃う
「最強レモンサワー」(600円)は飲みやすさはもちろん、コンセプトの面白さもあり、女性ファンも多い
代表取締役社長・佐々木絢氏(写真右)と取締役副社長・野本龍隆氏

富岡八幡宮や深川不動堂、永代寺などがあり、江戸時代から門前町として栄えてきた門前仲町。現在でも下町の風情が残っているため、海外からの観光客も多く訪れている。一方で人情深川ご利益通りや深川仲町通り商店街、牡丹町商店街など、地元に根差した商店街が点在しているので、昔から同エリアに住んでいる方も多い。こうした背景を反映してか、飲食店も永代通り沿いにはチェーンの飲食店が目立つが、一本通りを入ると個性的な店が軒を連ねるという特徴を持つ。2016年11月28日にオープンして注目を集めている「オリエンタル酒場JILI(ジリ)」も、東京メトロ東西線「門前仲町駅」から徒歩1分の裏通り沿いに店を構えている。ビルの2階で屋外看板などのプロモーションを積極的にしていないにも関わらず、連日、多くの客でにぎわう。同店を運営するのはSN FOOD LAB(エスエヌフードラボ 東京都江東区、代表取締役社長 佐々木絢氏)で、同社にとって初めての店舗となる。

SN FOOD LABは、代表取締役社長・佐々木絢氏と取締役副社長・野本龍隆氏の二人が、同店のオープンを機に立ち上げた会社だ。そもそも佐々木氏は、タイ料理を中心としたレストランバー「CAY(カイ)」で飲食人としてのキャリアをスタートさせた。同店は、株式会社ワコールアートセンターが南青山で運営する複合文化施設「スパイラル」に入っており、一線級のDJを使った本格的ライブ・ステージなどが評判で、感度の高いクリエイターも多く集う。こうしたクリエイティブな環境でスキルを磨いた同氏は、その後、銀座のバーなどで経験を積んでから独立に向けた準備を始める。一方、野本氏は、料理人一筋のキャリアを歩んできた。赤坂でビストロ居酒屋「ぐるり」を展開するスキノップ(東京都港区、代表取締役 青井優氏)をはじめ、和・洋・中と幅広いジャンルの料理を経験する傍ら、新規店舗の立ち上げにも携わる。幅広いスキルを武器にして独立を検討していた頃、氏の地元である門前仲町の飲食店で佐々木氏と偶然出会う。すると、すぐに意気投合をし、今回の「オリエンタル酒場JILI」のオープンに話が進んでいった。

同店では、本格的な中華料理をバルスタイルでカジュアルに提供していく。料理を担当する野本氏は、コンセプトの背景を次のように話す。「中華料理と言ったら、円卓に並ぶ大皿の料理をイメージする方も多いでしょう。確かに本格的な中華になればなるほど、そういうスタイルで提供する店ばかりになります。しかし、それでは多くの料理を味わうことができないため、中華を楽しむシーンが限られてしまいます。そこで当店では、もっと気軽に中華が楽しめるように、一人前の小皿メニューをリーズナブルな価格で提供することにしました。バルスタイルなので、おひとりさまでも気兼ねなく利用できるでしょう」。実を言うと、もともと野本氏は上海出身ということもあり、中華料理を軸にキャリアを積んできた。それをベースにしながら、和・洋の料理技術や提案方法、考え方などを習得しているため、一品一品の料理に込められた想いが奥深い。

同店の看板メニューは「名物!麻婆豆腐」(980円)と「名物胡麻感たっぷり汁なし坦々麺」(880円)の二つ。「名物!麻婆豆腐」は、日本の食卓で馴染み深い四川風ではなく広東風になっており、海鮮ベースの味付けでまろやかな辛みの中にうま味を感じる作り。一方、「名物胡麻感たっぷり汁なし坦々麺」は、追スープで汁ありにもできるなど、一度で二度おいしいメニューに仕上がっている。この他にも、フォトジェニックな「和牛サーロインのパクチーロール」(480円)や「上海鍋貼 (上海風焼き餃子)」(10ケ入り 900円)、ピリ辛とベーシックの2種類を用意した「揚州炒飯(紅・白)」(880円)などのメニューが揃う。ドリンクに関しては、サワーとのペアリングを押している。中でも人気なのが、凍らせたレモンを丸ごと一個使用している「最強レモンサワー」(600円)だ。その魅力にはまる客が続出中で、「最強レモンサワー(ナカ)」(400円)はもちろん一回り大きいサイズの「最強レモンサワー 男前ジョッキ」(900円)の人気も高い。また、紹興酒も常時、複数種類ラインアップしており、「紹興酒飲み比べ 三種類 各60ml」(1000円)や「石庫門」(グラス 600円)などが並ぶ。

今後、同社は3年で3店舗の展開を目指す。門前仲町で中華以外の業態でも挑戦していく予定だ。この戦略について、佐々木はこのように語る。「将来的には、エンターテイメント性を持たせた中華バルなどの展開も視野に入れています。それを実現していくためにも、まずは当店を選ばれる店にしたいですね。下町人情が溢れる門前仲町に根付いた店にしていきたいと考えています」。ふつふつとマーケットで人気に火が付きつつある中華バル。そのトレンドを牽引する一店に同店がなっていくのは間違いない。

(取材=三輪 ダイスケ)

店舗データ

店名 オリエンタル酒場JILI(ジリ)
住所 東京都江東区富岡1-6-10 KOJIMA BLD 2F
アクセス 東京メトロ東西線門前仲町駅から徒歩1分
電話 03-6458-5653
営業時間 [月~金] 18:00~翌5:00、 [土・祝] 18:00~24:00
定休日 日曜日
坪数客数 9.5坪 18席
客単価 4000円
運営会社 株式会社SN FOOD LAB
オープン日 2016年11月28日
関連リンク オリエンタル酒場JILI(FB)
関連リンク SN FOOD LAB(HP)

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