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300円均一の驚異のリビング 開店前から人気沸騰の店が誕生

商店街なかのぶスキップロードの真ん
中辺り、中延会館の脇を入ると大きな
ガラス張りの緑のドアが見つかる
ハイボールは角もマッカランも同額の
300円。手作りのピクルスも隠れた人
気商品
こだわりの芋焼酎ばかりでなく、泥亀
など、話題のニューカマーも幅広く揃
えられている
商店街で好きなつまみを買ったら、そ
のままアヤノヤへ。友達の部屋に遊び
に行ったような楽しさ
「週に何度も通って貰える価格設定と
楽しさで、もっとたくさんの人を集め
たい」、夢はもう叶いつつある

東急の大井町線と池上線、都営地下鉄の浅草線。3つの線が交差する品川区中延。駅近くにある品川の古い商店街”なかのぶスキップロード”に、SNSなどで開店前から話題沸騰状態だった新店がオープンし、既に連日超満員の人気を呼んでいる。店名は「宅飲み酒場 アヤノヤ」、名前の通り、店主・西田彩乃さんが1人で接客するワンオペレーションの店だ。前代未聞の自己資金40万円からのスタートで、合計350万円の資金調達を成し遂げた西田さんとは何者なのか?彼女の創業ストーリーと、「アヤノヤ」の強烈な吸引力を探る。

「19歳の時、居酒屋でバイトしていて、お客さまに『今日あなたに会えて良かった、明日を生きる活力になったよ』と言われた時から、飲食業で働こうと心に決めていました」。新卒で(株)ダイヤモンドダイニングに入社、同社が100店舗、100業態に到達しようとしていた時代、花の09新卒と言われた精鋭揃いの中でも、めきめきと頭角を現し、21歳で系列店の店長へ。しかし、現状に飽き足らず、転職した会社では都市開発後の武蔵小杉でイタリアンの立ち上げから参画、大きな成功を修める。

しかし、2016年10月20日、自分の店を作ることを決意し、再び会社を退職。自己資金40万円、準備期間1ヶ月で「宅飲み酒場 アヤノヤ」をスタートさせた。Googleだけを秘書にした開業作戦で公庫からの融資250万円を獲得。残りの100万円はクラウドファンディングで集めた。「今や誰もが投資家になれる時代、利用しない手はないと思いました。それにクラウドファンディングはお金を集めながら宣伝もできるんです」。彼女の思惑通り、瞬く間にSNSなどで話題になり、終了の3時間前に目標金額の100万円を達成した。

「宅飲み酒場 アヤノヤ」の最大の売りは、全品300円均一という驚異の価格設定にある。それもありがちな安酒でごまかしている訳ではない。ウィスキーハイボールは、角のほか、山崎や白州、そしてマッカランまで用意されている。どれで割っても、300円。焼酎も赤兎馬、海、泥亀など、有名銘柄からトレンドなニューアイテムまで網羅。カシスはルジェ、ホッピーやハイサワーを割る焼酎も金宮を使用する。フードは手作りのピクルスやカマンベールチーズなどの軽いつまみも300円均一だが、持ち込みはすべて自由。その上、カラオケも無料で歌い放題だ。「自分の好きな酒だけを並べて、原価なんて口うるさく言わず、お客さまと美味しいを共有したい」。西田さんのコンセプトの中心である、都市の真ん中に突然現れたみんなのリビングは、開店日から多くの客たちで賑わい、飲食業界に新たな1ページを付け加えると共に、これから開業を目指す後輩たちに大きな夢を与えた。

「客単価は900円でもいいんです。その代わり、週に4日通って貰えば3600円になる。安くて、楽しくて、寛げる店だったら週1じゃなくて、週に何度でも来て貰える。それは新宿でもつ焼屋の店長をしていた頃から確信していました」。彼女の言葉を証明するかのように、現在「宅飲み酒場 アヤノヤ」の客たちは、そのほとんどがリピーターになっていると言う。毎日通ってくれる人、1日に何度も顔を出す人さえいる。ポジティブな行動力と、現代ならではのすべての可能性を駆使して自身の城を築いた「宅飲み酒場 アヤノヤ」と西田彩乃さんの物語は、飲食業界に大きな可能性を提示した。

(取材=香椎みゆき)

店舗データ

店名 宅飲み酒場 アヤノヤ
住所 東京都品川区東中延2-7-18
アクセス 都営浅草線・東急大井町線 中延駅より徒歩3分
電話 03-6421-6299
営業時間 15:00~23:00
定休日 水・日曜
坪数客数 9.3坪 19席
客単価 900円

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