ワンランクアップのペアリングで楽しむ「SAKE ビストロ Na-Na」
ホスピタリティ精神溢れるサービスで美味しい時間を味わう

今、ワンランク上のスタイルとして注目される料理と酒のペアリングで話題となっているのが4月14日にオープンしたカジュアルフレンチ「SAKE ビストロNa-Na（サケビストロナーナ）」（東京都目黒区 代表武元利親氏）。コンセプトは「日替わりのカジュアルフレンチベースの料理と日本酒&日本ワインのペアリングを気軽に楽しむ店」という。恵比寿駅周辺の賑わいを抜けた目黒駅と続く通りにはオフィスも多いが、一歩脇道に入ると閑静な住宅地が広がる。恵比寿ガーデンプレイスからも近い通りに面したビルの地下に構える店までは恵比寿駅からも目黒駅からも距離があるにも関わらず、足しげく通う常連客の多い隠れ家として人気となっている。

オーナーシェフ武元利親氏が作るフレンチベースの料理にソムリエで店長の福田純二氏がセレクトした日本酒&日本ワインとのペアリングをコースで楽しむのが基本スタイル。しかし、コースやペアリングでなく、ドリンク１杯、アラカルト料理だけでも笑顔で迎えてくれる気遣い、上質なサービスこそがこの店の真のコンセプトである。福田氏の「お客様と一緒の目線であることにこだわります」という想い。そして「なによりも自分達が心から楽しいと思うことが、お客様に楽しさを提供することです」と話す武元氏の言葉に、深いホスピタリティが溢れている。

早くからシェフとなる道を決め、食品専門高校から調理師学校へと進んだシェフの武元氏。さらにフランスの料理専門学校への短期留学や研修生として本場の名店で、自らのスキルアップに励んできたという。そしてファインダイングで知られるサニーテーブル（東京都渋谷区、代表取締役高橋滋氏）の「Casita（カッシータ）」を主に、新店立ち上げやトップクラスの名店での研鑽を重ねてきた。それはフレンチ以外にも、イタリアン、ニュージーランド料理などの多くの専門を知ることで独自スタイルの料理を形成し提供を目指したからだ。

武元氏は季節感、ストーリーを味わってほしく、なによりも食材の旬を大切に、料理は日替わりで提供する。さらに野菜は京都の長澤農園と茨城のモアーク農園の無農薬栽培と身体への配慮も。コースはしっかりとご飯、デザートまで8品5000円が基本となる。そのなかで、もう少しお酒を楽しみたい人向けにはご飯類を入れない6品3500円タイプを。さらにお酒をしっかりと飲みたい人向けのアテとなる4品構成にした2000円タイプを選べる。また、コースを基に、アラカルトにすることも可能で、さらに料理によってはコースの１人前ポーションとなるハーフサイズも揃え、気遣いのある構成となっている。

それぞれ常時15種類を揃えた日本酒と日本ワインは「あえて有名銘柄やトレンドでなく栃木県井上清吉酒造の澤姫をはじめとした小さな蔵を主に揃え、常に料理との相性を考えている」と福田氏はいう。料理とのペアリングする日本酒、日本ワインは総量370mlで2500円、それぞれのコースの皿数に併せポーションを調整して提供するスタイルだ。

同店ではレストラン業務のほか、ケータリングとイベント企画などのワークショップ事業も行っている。ケータリングは料理だけの提供のみならず環境演出まで出来る限り要望に応えるというオーダーメイド。ワークショップはパティシエが教えるスイーツ作りなどフード系のほか、ジュエリーデザイナー経験のスタッフが教えるアクセサリー作りまで多彩だ。それはシェフ、店長をはじめスタッフ全員が同じ職場の出身で、1年以上の時間をかけ意見を出し合い立ち上げたという同店。店を中心として人と人の繋がり、ご縁を大切にし、美味しい時間、楽しい時間を共有するという、みんなの想いが込められている。

店舗データ