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日本初業態「手づかみで食べるシーフード」で豪快に満足を! 箸の国・日本で新たな挑戦。シーフードダイナー「FINGERS(フィンガーズ)」が神楽坂に4月25日オープン

東西線神楽坂駅の矢来口から出てすぐ、赤と白を基調とした存在感のあるファサード
スリーチョイスコンボで、オマール海老(+1300円)、ムール貝、渡り蟹のチョイス
新業態をわかりやすく伝えるために工夫されたオーダー方法のパンフレット
代表取締役 近藤豊氏(右)、エリアマネージャー 近藤学氏(左)

(取材=下前 ユミ)


神楽坂の西、早稲田通りに面する矢来町。町の全域となる台地や、包蔵地・屋敷などが区指定の遺跡として認定されている歴史あるエリアにシーフードダイナー「FINGERS (フィンガーズ)」(運営:アブソリュート、東京都江戸川区、代表取締役 近藤豊氏)が、4月25日オープンした。代表の近藤氏は、「プリンスホテルに勤務中、BAR配属されたときにお酒の楽しさを知り、その頃から独立心が芽生えた」と当時を振り返る。独立後の最初の店はBAR業態(後に売却)。その後バル業態を中心に「葛西バル VOICE(東京都江戸川区)」「清澄酒場 VOICE(東京都江東区)」「葛西あぶりや 豊居酔(ぼいす、東京都江戸川区)」「八丁堀イタリアンバル VOCE(ヴォーチェ、東京都中央区)」の4店舗を都内で運営する。5店舗目となるシーフードダイナー「FINGERS (フィンガーズ)」は、日本初業態となる「手づかみシーフード」。同氏がハワイへ旅行した際に素材そのものの美味しさと豪華に食べる楽しさに感動し、「日本で流行らせたい、日本に根付かせたい」と考えて日本に初上陸させた。 神楽坂に出店した理由を「“手づかみシーフード”は、ハワイの海沿いだから流行るのかもしれないが、海沿いじゃないこの場所でも、神楽坂という場所は飲食に影響力のあるマーケットであり、ここで注目されたら強いエリア」と期待を込める近藤氏。「シーフードダイナー FINGERS (フィンガーズ)」という店名は「業態を浸透させたいとの想いから“手づかみ”をわかりやすく伝えるために考えた」と話すのは、無機質ながらおしゃれな空間になるようにとスケルトンから店舗デザインを手がけた弟の学氏。同氏は、広告業界出身。2年前から兄の豊氏と共にビジネスをするようになり、現在は同社のエリアマネージャーを勤める。同氏が手がけた洗面所は、楽しく手づかみで食べ終えた後に、豪快に気持ちよく手を洗ってもらいたいとアンティークの鍋を使うユニークさ。「現地ハワイでは、ボール(皿)ではなく、ビニール袋にシーフードが入れられて提供される。テーブルの上には紙製のテーブルクロスが敷かれ、食べた魚介類の殻はそのままテーブルの上に。食べ終わるとテーブルクロスごと片づけられる。しかし、ハワイ現地そのままでは日本では受け入れられない。日本人に受け入れられるように、満足するためにはストレスがないことが大切と考え、取り皿を大きくし、皿の上で完結できるように工夫をしました」と学氏。 オーダー方法はシンプル。まず、2種のコンボタイプから、どちらかを選び、チョイスするシーフードを決める。次に、ソース(自家製配合ケイジャン・ガーリックバター・ハーブレモン)を選ぶ。オーダーが運ばれて来たら手づかみで豪快に食べるだけ。2~4人で満足できる「スリーチョイスコンボ」(3500円)は、6種類の魚介(ズワイガニ、渡り蟹、有頭海老、ムール貝、ホタテ、イイダコ)から3種類をチョイスする。「キャプテンスペシャルコンボ」(6000円)は、タラバ、ズワイ、オマールから1つチョイスするほかに、ベースとしてタラバ、ズワイ、ムール貝、ハマグリ、海老が加わる特選コンボ。両コンボとも、ソーセージ、野菜、フライドポテトが最初から付いているので、コストパフォーマンスは良く、腹を満たしてくれる。サイドメニューも手づかみで食べられるように工夫を凝らす。ハワイ現地で人気の「ハワイアンガーリックシュリンプ」(980円)や見た目から楽しい「オニオンリングタワー」(580円)、唐辛子のピカンテオイルとマンゴーソースの組み合わせが新鮮な「完熟トマトのまるごとサラダ」(500円)など。ドリンクには、BAR経験が生かされたカクテル類が豊富にラインナップされる。「くせになる特製モヒート」(850円)、甘口と辛口が用意される「やみつきモスコミュール」(800円)など。これらはもちろん、辛さが病みつきになる“自家製配合ケイジャン”ソースの辛さと程よい甘みが絶妙な「コーン茶ハイ」(500円)がおすすめ。 今後の店舗展開を考えた時に「これまでの店舗は、バル業態中心なのでどうしても夜のイメージが強く、早い時間からお客さんに来店動機を持ってもらうにはと考え、何か売りになるものを展開したかった」と豊氏。ハワイで体験した手づかみシーフードの楽しさを売りにして勝負をかける。「儲かることではなくて、何が楽しいかを先に考える。利益より、多くの人に食べて楽しんでもらうことが優先。高級食材を豪快に食べてもらいたい。大人も子供も、みんなが揃って手袋と前掛けをしてシーフードを夢中に食べる姿は、楽しそうでいて微笑ましい。そういう空間が商売の原点だと思う」と熱い気持ちで食材に妥協しない。店舗展開も考えている学氏は、「商圏は違うがキャパオーバーになったとき、近くの店舗に案内できるようにしたい」と、神楽坂の次は飯田橋を狙う。得意技の違う年の離れた兄弟が「自分たちで食べたい食材を選ぶ楽しさ、どんなソースを合わせるかと選ぶ楽しさ、食べることで楽しさを味わって欲しい」と日本初の業態への決意を語る。ハワイをはじめ海外の食通に人気の“手づかみシーフード”を東京でも体験できる同店。今後話題となることは間違いない。

店舗データ

店名 シーフードダイナー FINGERS(フィンガーズ)
住所 東京都新宿区矢来町122 矢来イーストビル1F

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アクセス 東西線神楽坂駅より徒歩1分、都営大江戸線牛込神楽坂駅より徒歩3分
電話 03-6280-8440
営業時間 17:00~02:00
定休日 日曜日(月曜祝日の場合は日曜営業)
坪数客数 11坪・22席
客単価 3500円
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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