お話を伺った株式会社ACROSS 代表取締役 加藤 幸さん(中左)と、株式会社三年目ほーるでんぐす 代表取締役 瀧口 明生さん(中右)さん。スタッフの藍々江水産 店長の高山 広海さん(一番左)、焼肉 三年目の浮気 店長 紅露 空渡(こうろ くうと)さん(一番右)。
大山:まず、お二人が八丈島にたどり着いた流れを教えてください。
加藤さん:僕は2000年に来ました。フラッと遊びに来て、そのまま住み着いた感じです。
大山:それまで仕事は、どんな事をされてたんですか?
加藤さん: 中学を卒業して建築業、大工をやっていました。そして23歳で八丈島に来ました。そこで初めて接客業、スナックで働いたのが飲食業のスタートでした。今からちょうど25年前の事です。
大山:そうなんですね。当時の八丈島はどんなでしたか?
加藤さん:当時は飛行機が5便ありました、今は3便ですけど。飲む人も沢山いましたね。
大山:お客さんの層は、どんな感じでしたか?
加藤さん:お客さんは幅広い年齢ですが、島に来て感じたのがお年寄りがすごい元気!とにかくお酒をよく飲みますし、いいお金の使い方をしているなぁという感じでした。
大山:最初は遊びで、そのまま住んだ理由は何だったんですか?
加藤さん:帰るお金がなかった、くらいですね(笑)。
大山:すごい(笑)。八丈島の魅力を感じてはいるんですか?
加藤さん:海がめちゃめちゃ好きという訳でも、島がめちゃめちゃ好きという訳でもなかったのですが、とにかく職業は何でもいいから社長になりたかったんですよね(笑)。
大山:なるほど、だから頑張ろうと思ったというのがあるんですね。
加藤さん:たまたまやってみたのがスナックで、たままたやってみたら「あ、向いてるかも」と(笑)。
隣の中学校で育ったというお2人。力を合わせて島の魅力を発信している。
大山:瀧口さんは、どのようなきっかけでこの島に来られたんですか?
瀧口さん:僕は30代までフラフラしていたんですけど、それを見かねた昔からの仲間の加藤が「一度遊びに来い」と、八丈島行きのチケットを送ってくれました。それで来てみたら、めちゃくちゃ楽しくて、年に数回会いに来て息抜きして・・と、そのうち移住を決意して、32歳くらいの時から働かせてもらっていました。
大山:なるほど、一緒に働いていたんですね!
瀧口さん:そうです、従業員として雇ってもらっていました。
大山:元々お二人は、地元のお友達だったんですか?
瀧口さん:そうです、隣の中学の同級生でした。
大山:瀧口さんが八丈島に移住した(住めた)理由は何だったんですか?
瀧口さん:人との繋がりだったり、人の温かさに触れるという事が今まで生きてきた環境にはなかったので、そこに居心地の良さを感じました。
大山:加藤さんの会社で働くようになって、それを感じたんですか?
瀧口さん:そうですね、楽しかったです。1年くらい働いて、(友達の会社というのもあって甘えが生じてしまったので)また東京に戻ったんです。その後、新宿の飲食店で働きました。
大山:一度帰って、飲食を勉強し直したと言うことですね。面白いですね。加藤さんはどういうきっかけで、社長になりましたか?
加藤さん:僕、全く貯金ができない人間なんですけど、今の嫁と出会って一緒に住んで、働いたお金を全部渡して生活していたら200万円くらい貯金してくれていて「あ!これで創業できるじゃん!」ってなりました(笑)。
大山:ダメな芸人のデキる嫁パターンですね(笑)。最初は何をやられたのですか?
加藤さん:八丈島にある、今や日本三大廃墟と呼ばれるオリエンタルリゾート(※2006年休館)がまだ稼働していた時、当時はプレシアリゾート八丈という名前で、そこのカフェバーを借りてスタートしました。
大山:それはどういうご縁がきっかけだったんですか?
加藤さん:それまで働いていたお店のお客さんが、そこの場所を借りられるようにレールを引いてくださいました。
大山:元々スナック(飲み屋さん)から、どういう経緯でカフェをやる事に?
加藤さん:その場所が元々カフェバーだったんです。もしそこがラーメン屋だったら、ラーメン屋をやっていたと思います。それが夜のお店だったら夜のお店をやってましたし、何でも良かったんですよ、何でもできる自信があったんで(笑)。
大山:当時、何歳ですか?
加藤さん:25歳とかですね。
大山:そこからどんなきっかけで、お店を広げていったんですか?
加藤さん:まずはそのカフェバーを5月1日にスタートして、その3〜4ヶ月後にホテルが急に閉館になったんです。それで「おいおいおい(汗)」ってなって、でもせっかくバーを始めたからには、別の場所を探してやろうと思い、ちょうど親不孝通りの一角が空いていたので、そこでショットバー「もっこりひょうたん島」というお店を作りました(笑)。当時、ひょっこりひょうたん島が八丈島のモデルの一つという説があって、それにかけて名付けたんですけど、お店はめちゃくちゃ上手くいきました。
大山:おもしろい店名ですね(笑)。お客さんの層は、どんな感じだったんですか?
加藤さん:夜7時オープンで、朝の6時までお店をやっていましたので、早い時間は政治関係のお客さんで忙しく、あとは同業者の方が多かったですね。
大山:2軒目をやるとき躊躇はなかったんですか?
加藤さん:やらない理由がなかったです。商売としていいなと思った部分もあるので。
大山:なるほどです。瀧口さんが次に島に来たきっかけはなんだったんですか?
瀧口さん:一度島を出て、またフラフラ生活を続けていたのを見かねた加藤が「漁師の枠が空いてるぞ」と声をかけてくれて、半年近く漁師をやりました。漁師って、漁がない時に土建業や他の事をやったりするんですけど、僕の場合はどこでも務まらなかった経験もあるので加藤から「自分で(事業を)やるしかないんじゃないか?」と言われて。自分ではその考えはなかったですが、まぁやってみようと思い、ラーメンを修行して、11年前にラーメン屋をオープンしました。
大山:すごいですね。移住して、自分で商売をやろうと決めていたわけではないのですね?
瀧口さん:いえ、何も目的なく来たんです。でもまずやってみました。
大山:島にラーメン屋が何軒あるかもわからない、マーケティングとか関係なしでやったんですね。ラーメンはどこかで修行したんですか?
瀧口さん:はい。知り合いがやっていて、そこの味が美味しかったんで。
加藤さん:1週間くらいしか修行してないですよ(笑)。 飲食業舐めてんのかと思って(笑)。 でもなんだかんだで形にしてますからね。
大山:ある意味器用ですね(笑)。「親不孝通り」って、Googleマップに載ってない地名なんですけど、どういうものなんですか?
加藤さん:通称なんでしょうね、昔から地元の人たちがそう呼んでました。
ここで、八丈島と親不孝通りについて解説!
八丈島は本文にもあった通り、ひょうたん状の形をしており、ちょうど中間地点のくびれた地形の部分に空港や市街地が位置します。空港の滑走路が短く、少しスリリングな着陸を経験することができます(笑)。空港と市街地が近くアクセス良好で、ドライブがてら島一周をしても1時間ほどとコンパクトなのが特徴です。
お2人のお店が「親不孝通り」に9店舗、密集!
飲食店やバーが集結する八丈島の繁華街「親不孝通り」。ここに加藤さん、瀧口さんのお店が9店舗集結しています。ローカル客向けにお2人で連携し、業態被りのないお店が軒を連ねます。親不孝通りに行けば、何かしら食べたいものが食べられる!楽しめる!そんなと今ホットなストリートとなっています。
🔴が加藤さんの運営するお店、🔵が瀧口さんの運営するお店です。界隈に訪れたら2人のオーナーに会えるかも(笑)♪
インタビュー続き
大山:加藤さんが島に来たばかりの時も、親不孝通りは飲食店がありましたか?
加藤さん:僕が来た時は、5軒くらいしかなかったんじゃないですかね。
大山:お2人で街を創っているみたいですごいですね。これは意図的にやられたんですか?
加藤さん:22年前のもっこりひょうたん島がスタートで、キャバクラを作ったりもしたので、近い方が楽だなって。お客さんの流れを作れたら一番効率が良いですし。
大山:瀧口さんが親不孝通りで始めたのは、お2人で話し合って決めたんですか?
瀧口さん:いえ、ラーメン屋は全く別の場所で始めて、当時加藤がもっこりひょうたん島の跡地で焼肉屋をやっていたのを引き継がせてもらって、今があります。
大山:なるほどそういう経緯だったのですね。横丁みたいで楽しいですよね。お2人で一緒にやられているメリットを感じますか?
瀧口さん:うちはメリットしかないです。飲み屋さんに行く前に寄ってくれたり、飲み屋終わった後に来てもらったり、恩恵を受けています。
大山:お2人に質問ですが、島に来て大変だったことはありますか?
加藤さん:ないですね。あったって言った方がいいですか(笑)?でもこれが本当にないですね。島の人、移住者と付き合い方を分ける事もないですし、そこは自然体で何も考えてないです。
瀧口さん:僕の場合は加藤が10年も先にいてくれたので、ある程度の土台がある中に入り込ませてもらったので、問題はなかったです。
大山:働くスタッフさんにも、お話を聞いてみたいのでインタビューさせてください。
テーマ:「なぜこの島に来たのですか?」
「焼肉 三年目の浮気」店長 紅露 空渡(こうろ くうと)さんの場合
大山:「誰がどういうきっかけで島で働くか」といったところ、読者の皆さん気になるところではあると思うんですけど、どういった経緯でしたか?
紅露さん:きっかけは地元東京を出て、たまたまフラッと伊豆大島に一人で遊びに行った時に、三年目系列のラーメン屋さんに辿り着き、そこでちょっと話を聞く事ができたんです。
大山:瀧口さん、伊豆大島でもやられているのですもんね。
大山:そもそもなぜ大島に行こうってなったんですか?
紅露さん:その時、お金も目的もなくて、でもちょっと島に行きたいって気分で、東京から一番近かったのが大島、っていう理由ですね。
大山:おもしろいですね。そんな感じで島に辿り着くってなんかいいですね(笑)。
瀧口さん:彼の場合は少し特殊なんですけど、地元の関係やしがらみもある中で、それを全部捨てて第二の人生を歩みに来てくれたかなっていうのを感じましたね。
大山:島の魅力って今回私もすごく感じたのですが、改めてどんなところが魅力だと思いますか?
紅露さん:僕も加藤社長と同じで、海がめっちゃ好きってわけではないですけど、この出逢える環境というか、観光の方もそうですし、移住してきた人たち。この出会いの場を僕はすごい大切に思っていて。それに重きを置いていて。ありがたいなと。
大山:東京にいた時と今で、人との付き合い方が変わってるんですか?
紅露さん:全く変わってます。出会える人の幅というか。
瀧口さん:普段、普通に生きてたら出会えない、この街でやってるからこそ出会わせてもらった関係が多くて。
大山:確かになんとなく八丈島に来る人はいなそうですよね。なんとなく六本木や渋谷にいる人はいるけど。その感覚はあるかもしれないですね。
瀧内さん:向こうで会ったらこんな深くなってない、深くなりえない人とお話しさせてもらったりとか。
大山:確かに間違いなくそれま魅力ですね。今何年目ですか?
紅露さん:今月でちょうど2年目になりました。
大山:島の飲食事業で働いてみてどうですか?
紅露さん:僕は三年目ほーるでんぐすに入る前は飲食を全くやった事なかったんで、バイトもした事なくて、何もわからない状態で始めたんですけど、今店長をさせてもらって、自分が出した料理をお客さんが「美味しい」って言ってくれて、また来てくれて。観光の方も、店名のインパクトで来てくれる方が多いんですけど、そんなのもありながら、そういうお客さんたちとの会話を持つのも僕自身は楽しくて。
大山:最高ですね。これから自分のキャリアとしてどうしていきたいなどありますか?
紅露さん:今こうやってお店を1店舗持たせて(任せて)もらって、でもここがゴールではないので、。これから三年目さんがどうなっていくか想像はできないですけど、僕も僕自身でいろんな事をやっていけたらなと。店舗や事業の拡大に合わせて自分も成長していきたいです。
大山:ありがとうございました!
「藍々江水産」店長 高山 広海さんの場合
大山:高山さんはどういうきっかけで島に辿り着き、店長(責任者)をやる事になったんですか?
高山さん:ちょうど島に来たのがコロナ禍だったんですけど、釣りが好きで、でも県を跨いで釣りができなくなっちゃったんで、一層の事移住しちゃおうと思って(笑)。
大山:すごい!釣りきっかけなんですね?
加藤さん:高山は、釣りのチャンピオンなんですよ。
高山さん:はい、八丈島の大会で1回チャンピオンになった事があって。
大山:すごいですね。コロナの前までは仕事は何をされてたんですか?
高山さん:不動産業で、ずっと営業でやってきました。
大山:そちらを辞めていきなり移住ですか!?
高山さん:はい、辞めて移住です。
大山:どんなテンションで移住してるんですか(爆)!?
高山さん:なんかもう釣りの頭にずっとなっていて。でも向こうにいた時の方が釣りの回数は多かったですね。こっちは仕事が忙しくなっちゃって(笑)。
大山:コロナ禍って、それくらい自分の人生変える出来事ではあったわけですよね。辞めてもいいじゃんて、思えるくらい。
高山さん:そうですね、今言われて気づきました(笑)。
大山:貯蓄をしていて「島に住んでも何年かは大丈夫かな」くらいの感じで、移住したんですか?
高山さん:いえ、とりあえず頭の中では3ヶ月って、決めてたんですよね。
大山:そこからどうやって、加藤さんの会社に辿り着いたんですか?何かで働こうとは思ってたわけですね?
高山さん:そうですね、自分の中で住み込みや大まかな理想の条件があって、ネットで色々調べました。
大山:3ヶ月間釣りをしながら働こうということですね。
高山さん:そうです。それで働くうちに結構やりがいもあって、きちっと入社して。ただ楽しくて、それで今に至ります。
大山:改めて島の魅力を教えてほしいです。
高山さん:僕の場合は釣りベースなんですけど、家からすぐ釣りに行けるし、ポテンシャルというか釣れる物も大きいんですよ。
大山:魚が好きだから魚屋さん、だから藍々江水産も自分的にはしっくり来た感じですかね?
高山さん:そうですね、クサヤの加工で最初募集があったんです。居酒屋はお手伝い程度となっていて。でもどんどんやっていくうちに、仕事が楽しくなっちゃって(笑)。
大山:(加藤さんへ)高山さんは、最初入ってきた時はどんな感じでしたか?
加藤さん:めちゃめちゃ体育会系のが来たぁって(笑)。なんか、それで飲食の方伸ばせるかもしれないって思いましたね。
大山:(高山さんへ)加藤さんの魅力や会社の魅力はありますか?
高山さん:ついていきたいなって思います。発想とかがずば抜けてますし。上から目線で言いましたけど、本当にすごいなと思います。言い方間違えました(笑)。でも、本当にかっこいいです。
大山:今で、移住何年ですか?
高山さん:8月で丸6年です
加藤さん:昔は出入りがすごい激しかったんですけど、僕が現場から離れたらあんまり人が辞めなくなりましたね(笑)。
大山:それは、飲食あるあるですね(笑)。最後に、店長個人としての島での目標とかありますか?
高山さん:あんまり考えてないというか、前年より良くしようということですね。数字に対してですね。
大山:地に足をつけている感じが素晴らしいですね。ありがとうございました!
インタビュー続き
大山:加藤さんに質問なのですが、八丈島といえば「くさや」ですが、私も子供の頃、父親がくさやを買ってきて母が家で焼いてくれて家中がとんでもないことになったのを覚えているのですが(笑)、奥深いものがあるのではないかと思うのですが、最初くさや作りは難しいと思わなかったですか?
加藤さん:思わなかったですね。
大山:くさやって、どこでどうやって学んでいったんですか?最初どこか、クサヤ工場に務めたりしたんですか?
加藤さん:魚の捌き方は、元々沼津出身なのもあって1週間沼津で教えてもらって。汁は継承物なので作れないので店名でもある藍々江水産加工という会社を引き継がせてもらったんです。水産を幅広くやりたかったのでそのまま継承させてもらって。
大山:なるほど、そういうことなんですね!
加藤さん:くさや液の説明をすると、世界どこでも昔は保存食って作るじゃないですか。魚の保存食と言えば干物か塩漬け、干物を作るのには、保存効かせるためにベースの液(塩水)に漬けて干します。本来ならその液は何回か使って捨てて、新しい液を使う。ですけど当時は塩がお上への献上品であり貴重だった、だからベース液を使い回し使い回し使い回してできたのが、くさや汁なんですよね。
大山:なるほど、知りませんでした!当時と今で、作り方を変えた事はあるんですか?
加藤さん:作り方を変えたことはないです。ちゃんと教わった通りです。脂ののった魚を漬けちゃうと、くさや汁の中に脂が残っちゃうんですよ。その脂が酸化するから臭いんですよ。あとなんでもいいから、安い魚を漬けてしまうとか。
その上で、遊び心で他の魚漬けてみたり、他の食材つけてみたりいろいろ工夫しています。意外と美味かったのは椎茸。あと、鶏のささみも美味しかったですね。
大山:なるほど、めちゃめちゃ美味しかったです!くさやの概念が変わりました。程よい香りの調整をしていますよね。美味しかったので、僕お土産で買いました(笑)。
藍々江水産のくさや(青むろ鯵)。香より旨みが強く、お酒のつまみにもぴったり。
大山:最後に、これからお2人はこれから会社をどうしていきたいですか?
加藤さん:元々は僕は飲食を飲み屋でスタートしましたけど、宿泊業が今すごい楽しくて。自分が作ったデザインとか、それをお客さんが満足してくれて、お金をいただいて、それでリピーターになって使ってくれると、キュンキュンしちゃうんですよね。 宿泊を思いっきり伸ばそうと思ってます。既存の飲食業は、今頑張ってくれてる店長たちにオーナーになってもらって、僕は家賃をいただけたら一番理想ですね。
宿泊させてもらった一棟貸切全4棟のプライベートヴィラ「LAVA SAUNA & VILLA」。ドーム型サウナは、建築出身の加藤さんと加藤さんの息子さんの手作り。
◾️施設詳細は以下
https://www.lavasaunaandvilla.com/
大山:のれん分けですね。いいですよね。店主としてやってもらう方が本気になりますし良いですよね。
瀧口さん:僕も同じように会社をまだまだ大きくして、今いる人たちを育てて卒業した後に、うちで働いて良かったと思えるような組織を作っていきたいです。どんどん巣立っていってほしいですね。
大山:瀧口さんは島だけではなく、都内や川崎既存店がありますが、そちらもどんどん展開していきたいというお気持ちですか?
瀧口さん:その街に合ったものがあれば、チャンスがあったらやっていきたいですね。
大山:これから島に出店したい人たちに、その場合に余地や可能性はありますか?
瀧内さん:全然あると思いますよ。
大山:高級料理やシェフの料理店が少ないと聞きました。
加藤さん:めちゃめちゃいいと思いますよ。観光客より、地元の人たちの方が飲食にお金を使ってくれます。皆さん、いいお酒を飲んでます。地元の人たちは飲食がとても好きな人たちが多いので。
大山:僕は今回、島のポテンシャルをめちゃめちゃ感じたんですけど、お2人は今後、島をどうしていきたいですか?
加藤さん:今は自分のために仕事をして、自分の会社でちょっと天井が見えたっていう人たちが揃った時には手を組んで、島のためにいい仕事ができるかなと思います。一人じゃ進めないもっと高みの道をみんなでやりたいですね。
瀧口さん:まさに僕も同感です。仲間たちと一緒に盛り上げていきたいですね。
大山:ありがとうございます。最後に八丈島に行ってみたい!興味があるという方がいたら、ご紹介してもよろしいですか?
加藤さん&瀧口さん:もちろんです!ぜひご連絡お待ちしています!
大山:今回は取材のほど、ありがとうございました!
編集後記
知り合いの方から「今、八丈島がアツいんです!ぜひ視察に行きましょう!」とお声がけいただき、本当にリサーチのつもりで上陸しました。羽田からANAでわずか40分の飛行時間。空港では瀧口さんが迎えてくださり、そのまま加藤さんのヴィラへ。滞在中はお2人がフルアテンドしてくださり、夜に少々飲みすぎてしまっても(笑)、温かく受け止めてくださいました。その懐の深さこそが島の、いや、お2人の魅力なのだと強く感じました。一度訪れれば虜になる――そんな街だと思います。そして何より、長年の地元の友達であるお2人の間にある“言葉にしないリスペクト”がとても素敵すぎました。ぜひ次は皆さんも一緒に視察に行きましょう!ご興味のある方は当サイト、または大山までお気軽にどうぞ(笑)。(聞き手:大山 正)
◾️こちらの企業に興味・関心、各種コラボレーション等、連絡を取りたい方は下記フォームよりお問い合わせください。弊社が中継し、ご連絡させていただきます。(各種コラボレーション、メディア取材、商品サンプリング等)