運営は厨房機器卸問屋の老舗。数多の飲食店開業サポートを経て、クラウドキッチン事業に進出
オーディーエーは、厨房機器の製造や設置、販売を専門とする卸問屋であり、その知見を活かしてECの運営代行、店舗開業支援といった事業も展開している。代表の小田氏は「多くの飲食店開業支援を通じて得た知見を活かし、『小さくても自分で商売を始めたい』という想いを持った人たちのチャンスを増やしたかった。そのために、チャレンジのハードルを下げるための『場』と『コミュニティー』を創出すべく、クラウドキッチン事業への参入を決意しました」と、語る。
名古屋市内のほぼ中心部に立地。近郊エリアを幅広くカバーする
従来の飲食店開業は、事業者自らが店舗物件を借りたり、購入したりして開始することが一般的で、場合によっては厨房設備や内装、外装も準備する必要がある。高額な初期投資の回収が難しく、物件の撤退もハードルが高く、開業に際してのリスクが大きかった。
一方、クラウドキッチン事業は物件を月単位で契約することができ、厨房設備も既設されているため、初期投資とリスクを抑えて開業することができる。それに加え、クラウドキッチン運営本部によるメニュー開発、集客といったバックアップ。また、コロナ禍によるデリバリーのニーズ増加にマッチしたビジネスモデルであることも追い風になり得る。まさに、飲食店経営初心者が自分の可能性を試すために適した環境であると言えるだろう。
広さの異なる独立型のプライベートキッチン。ユーザーは、自らの業態に合わせた部屋を選ぶ
店舗運営型のプライベートキッチンと、仕込み・開発用途のシェアキッチンを設置
今回、オーディーエーが出店したクラウドキッチンは全てのキッチンに冷凍冷蔵コールドテーブル、二槽シンク、作業台、手洗い器、吊戸棚、ガス瞬間湯沸かし器を設置。そのほか、キッチンによって冷蔵ショーケース、冷凍ストッカー、ガスフライヤーなどが設置されている。キッチン自体は8室で、6.46~11.23㎡の月額利用プライベートキッチン7室と、14.4㎡の時間貸しシェアキッチン1室の、計8室で構成。プライベートキッチンではデリバリー注文に対応する調理を、シェアキッチンでは飲食販売や屋台販売向けの下ごしらえ、メニュー開発やテストなどでの利用シーンをそれぞれ想定している。そのほか、運営本部が近郊地域にチラシを無料配布。店舗やブランドのロゴデザインの相談、商品撮影、メニュー開発にも随時見積りで対応をしているなど、バックアップ体制も充実している。
入居と同時に事業を始められるための環境が整っている
小田氏は今回のクラウドキッチン事業のスタートを足掛かりに飲食業での起業を志す事業者や、コロナ禍による閉店を余儀なくされた料理人の再起、フードフランチャイズの進出サポートなど、新たな飲食事業のネットワークを名古屋に根付かせ、活性化させる考えだ。これから飲食業界で独立を目指す人は、開業店舗スタイルの候補として検討してみるのはいかがだろう。
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