低コストで、集客が可能なツール
(ユーザーから見たアプリ画面。行きたい店舗を選択し、無料となるドリンクを選択する)
―GUBITとはどのようなサービスなのでしょうか?
GUBITのユーザーは、全ての加盟店舗で乾杯ドリンクが無料になるサービスです。月額980円を払えば、曜日やメニューを限定するなどの縛りはなく、365日、いつでも好きなドリンクを毎日1杯、無料で飲むことができます。これは、私自身がユーザーの目線になったとき「そのくらいシンプルでないとアプリを使わないだろうな」と思ったからです。
―加盟する飲食店にはどのようなメリットがありますか?
最大のメリットは、加盟登録にかかる初期費用や、毎月の運用にかかる費用は1円もかからないことです。加盟店は無料の乾杯ドリンクだけを負担していただくので、1人のお客さまを呼び込むための広告費は、ドリンク1杯の原価=せいぜい数十円程度。そのお客さまが2杯目のドリンクや料理を注文すれば赤字にはなりませんし、GUBITをきっかけにリピーターになる可能性もあります。グルメサイトやチラシ、DMなど、さまざまな方法の広告費と比較してもかなり安いと言えるでしょう。さらに、店舗情報入力などの煩雑な作業も私たちが代行するので、登録も簡単だと実際の加盟店からは好評を得ています。
―利用客に無料分の1杯だけで帰られてしまったら……という懸念もあると思うのですが、その点についてはいかがでしょうか?
実際に、サービスを導入した店舗に話を聞いてみると、「1杯で帰ってしまうようなお客さまは一人もいなかった」と返ってきました。やはり、多くの人が1円も払わずに店を出るのは抵抗があるようです(笑)。店舗の方にも、「1杯で帰らないように、しっかりとしたサービスでお客さんの心を掴んでください」と、伝えるようにしていますね。
また、このアプリのターゲットは「仕事帰りに普段使いできる店を探している人」です。月額980円を支払ってでも店探しをしているユーザー=お酒が大好きな人。そんな人が、1杯で帰る可能性は低いだろうなとも踏んでいました。私もよくお酒を嗜むのですが、自分だったらと想像すると、そういった行動はできないですね。GUBITは、飲食店にとって良質な顧客である、「酒好き」に対して、効率的にアプローチできるツールとなっています。
「店探しはGUBIT」と、言われるために
(正木氏は「飲食店を新規開拓する時に、こんなアプリが欲しい」という思いから、開発をスタートした)
―現在の加盟店はどのくらいの数ですか?
リリース時は東京都内で加盟店舗数50軒だったGUBITは、3カ月ほどで90店舗に増加しました。当時は、繋がりのあった「ダンダダン酒場」(運営会社:NATTY SWANKY)が加盟店の多くを占めていたのですが、そこでの反響がとても良かったので、「GUBITのビジネスモデルはいけるぞ!」と手ごたえを感じ、加盟店を拡大させていきました。今後、さらに加盟店が増えることでスケールメリットが拡大し、より強固な集客ツールになっていくだろうと踏んでいます。
―今後のGUBITの展開は?
今後は、ユーザーの生活の導線に飲食店が集中している山手線などのターミナル駅周辺から加盟店舗数を増やし、各駅で30~50軒ずつ加盟店舗がある状態を目指しています。例えば、飲食店を探すときに、「1杯飲めるしGUBITで探そう」と言われるのが当たり前になるくらい、サービスを周知させたいですね。そのためにも、次の段階は来店した顧客を店舗側が容易にトラッキングでき、リピーターにするための改良が必要だと思っています。例えば、会計画面に来店回数を表示して、ユーザーと店員の会話のきっかけを作ったり、通う店の好みが似ているユーザー同士をつなげるような機能を追加して、コミュニティを作ったりとかですね。他にも、店舗からのお得情報の配信など、顧客データを使ってアプローチをかける機能も検討しています。
GUBITというオンラインのサービスで、お店にお客さまが飲みに来る。さらに、そこからコミュニティも広がって常連さんも増えるという、オフラインのつながりが広がるきっかけになれたら嬉しいですね。
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https://shop.gubit.jp/
電話
050-1746-8350
受付時間:平日10:00~17:00
株式会社GUBIT
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