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スペシャル企画

リクルートライフスタイルによる業務支援ソリューション「Airレジ」のこれまでとこれからを知る。待望の新サービスも発表、「Airレジ カンファレンス 2018」レポート


飲食店や小売店に向けた業務支援ソリューション「Airシリーズ」。2013年11月にリリースされたPOSレジアプリ「Airレジ(エアレジ)」をはじめ、「シンプル」「カンタン」「スマート」をテーマにさまざまなサービスを用意し、多くの店舗の経営と運営に貢献し、支持されてきた。

この「Airシリーズ」を提供するリクルートライフスタイル(東京都千代田区、代表取締役:淺野健氏)は、2018年1月30日、渋谷ヒカリエ9階で「Airレジ カンファレンス 2018」を開催した。

(当日の会場の様子)

 

同イベントでは、「Airシリーズ」のこの1年間の実績や、2018年春から開始する新サービスについての基調講演を実施。そのほか、会場内には、「Airシリーズのお客様体験!1日限定ストア」や、「見て、試して、相談できる、テーマ別タッチ&トライ」などの特設コーナーを設置。今回はこの基調講演の内容をレポート。「Airシリーズ」待望の新サービスが発表されるとあり、当日は多くの人が会場に詰め掛け、注目度の高さがうかがえた。

(ネットビジネス本部グローバルソリューション事業ユニットの大宮英紀氏)

 

■「Airレジ」利用者は31万8千件超!

講演内容は「Airレジのこれまで」と「Airレジのこれから」。まずはリクルートライフスタイルネットビジネス本部グローバルソリューション事業ユニット ユニット長の大宮英紀氏が登壇し、「Airレジのこれまで」として、「Airレジサービスの今」を語った。

「『Airレジ』は昨年11月でリリースから4年目に突入し、利用者は31万8000件超、利用店舗NO.1のPOSレジアプリへと成長しました」と話す大宮氏。「Airシリーズ」の各ソリューションの機能や導入実績を紹介した。

 

■カードも電子マネーも使えるおトクな決済サービス「Airペイ」

主要国際カードブランド6種、交通系電子マネー9種、Apple Payに対応する決済サービス。

顧客調査によると、「導入の決め手」で一番多かったのは「決済手数料が低い」という点。また、「導入してよかったこと」は「売上アップしたこと」がトップ。カードや電子マネー決済を可能にすることで、お客に持ち合わせのお金がないため購入を諦めざるを得ない場合も、機会損失を防ぐことができる。この1年で、「Airペイ」の取扱額は15倍に増加。「政府が推進するキャッシュレス社会の実現を、『Airペイ』もサポートしていきたい」と大宮氏は語った。

 

「Airペイ」についてはこちらから

 

■訪日外国人客を呼び込む決済サービス「モバイル決済 for Airレジ」

「Alipay(支付宝、アリペイ)」や「LINE Pay」などのモバイル決済に対応するサービス。

中国では5.2億人以上が利用する中国最大級の決済アプリ「アリペイ」等と提携し、訪日外国人による売り上げ増に貢献する。「モバイル決済 for Airレジ」を導入し、アリペイが利用可能なある店舗では、訪日中国人の平均単価が2.6倍もアップするという、無視できないデータもある。今春にはNTTdocomoが提供するスマートフォン決済サービス「d払い」にも対応予定でさらなる効果が期待できる。

JR東日本の主要駅に併設する「アトレ」の約1600店舗や、ワタミが展開する4業種216店舗、2018年2月8日からは、銀座の商業施設「GINZA SIX」の店舗でも全館で順次導入予定だという。

「モバイル決済 for Airレジ」は、アリペイ導入法人数 No.1へと成長し、この一年の取扱額は16倍に増加。小売業や商業施設のみならず、飲食業や宿泊業、理容業などさまざまな業界への導入を進めていく。

 

「モバイル決済 for Airレジ」についてはこちらから

 

■ポイントがカンタンにはじめられる販促支援アプリ「POICHI for Airレジ」

ひとつの端末で複数のポイントサービスを簡単に導入できるアプリ。「Tポイント」、「Ponta」、「WAON POINT」の3つのポイントサービスに対応する。「直観な操作で使い始めるのが簡単。また、ブランド力のあるカードを使えることで信用度がアップし、お客さまとのコミュニケーション、関係性が生まれます。加えて、ポイントが使えるからと商品を買ってもらえるきっかけになります」と大宮氏。

2018年2月には、靴大型専門店チェーンを展開するシューマート(長野県長野市、代表取締役:岡宮芳和氏)の全36店舗でも導入を開始するなど、多くの店舗に導入されているサービスだ。この1年間で「POICHI for Airレジ」を使ってポイントカードを提示した会計総額は20倍以上に増加。今後も対応するポイントカードの種類を広げ、サービスの拡充を図るという。

 

「POICHI for Airレジ」についてはこちらから

 

■少ない周辺機器で多様なサービスが利用可能

「『Airレジ』と連携すれば、POSレジから決済、ポイントまで、少ない周辺機器で完結します。煩雑になりやすいカウンター周りもスッキリとできるのではないでしょうか」(大宮氏)。

 

■集客と接客に効く予約台帳アプリ「レストランボード」

基本料0円、直観的な操作で使える、集客と接客に効く予約台帳アプリ。予約管理やテーブル管理に加え、顧客管理などのオプションで集客の幅を広げることも可能で、集客と業務改善が同時に叶うサービスだ。

従来の紙の予約台帳やホワイトボードなどによるアナログな予約管理で起こりがちな予約ミスを防ぎ、さらに、対応に人員と時間を取られる電話予約を、手間のかからないネット予約にスライドさせる効果も。操作はシンプルなので、スタッフへの浸透もスムーズ。こういった点が評価され、「レストランボード」の導入件数は16000件を突破。ホットペッパーグルメをはじめ、他サービスとの連携を図りながら、より強固なサービスとして成長させていく予定だ。

 

「レストランボード」についてはこちらから

 

 

■待ちの不満を解決する受付管理アプリ「Airウェイト」

ウェイティングなど受付業務をサポートする受付管理アプリ。来店客に、端末に従って必要事項を入力してもらうことで、スムーズな受付案内を可能にする。

導入事例として、旅行代理店「HISラゾーナ川崎店」の例が挙げられた。

「こちらの店舗では、週末はお客さまで非常ににぎわいます。問い合わせに対する手作業が追い付かず、導入することに。お客様にはまず来店したら『Airウェイト』に必要事項を入力。スムーズな受付を実現するほか、お客さまの希望を事前に把握することが可能になるため、よりお客さまのニーズに合った案内をできるようになり成約率がアップ。さらに、ここで得たお客さまの情報は新商品の開発にも役立てることもできます」と大宮氏は話す。

大幅な省力、そして商品開発にもつなげられるツールとして、有名企業に導入してもらえるサービスに進化しているという。

 

「Airウェイト」についてはこちらから

 

■予約管理をシンプルにするWebサービス「Airリザーブ」

ネット予約や電話予約など、複数の予約経路がある場合も、ひとつにまとめて予約を一元管理することができるシステム。

横浜銀行に導入されるなど、セキュリティを厳しい金融機関にも導入されるほど。「横浜銀行は、お客との接点を増やすために土日も営業することをきっかけに導入されました。お客さまの利便性向上に加え、銀行側にとってもお客さまのニーズを事前把握することで担当者を変えるなどの対応が可能になりました」と大宮氏は説明する。今後も多くの価値を提供していくという。

 

「Airリザーブ」についてはこちらから

 

■Airレジ サービスカウンター

大手家電量販店のビックカメラと提携し、全国設置した「Airレジ サービスカウンター」。実際に見て試し、相談でき、その場で購入も可能。軽減税率の相談にも応じ、多くの人から好評を得ている。専門販売員は常駐していないが、実際のデモ機に触れて周辺機器を購入できる「Airレジ ミニサービスカウンター」と合わせて全国29カ所に設置されている。

「『Airレジ サービスカウンター』に来る方は、店のオープンから1カ月以内が4人中3人を占める。オープンギリギリに悩んでくる人が多い。『Airレジ』が自分の店に合うのか、費用はいくらなのか、これからどうしたらいいのか、そういったことを相談したくて来店されます」

専門販売員によるきめ細やかな対応で、この1年で接客数は1.6倍、成約数は1.9倍に増加。「今後もより総合的に相談できる場として進化させていく」と大宮氏。

これまでの説明で「Airシリーズ」を使ってみたいと思った人、また、「Airレジ」の導入を迷っている人から開業や店舗運営について悩みがある人は、ぜひ近くの「Airレジ サービスカウンター」に足を運んでみてほしい。

 

「Airレジ サービスカウンター」についてはこちらから

 

次からは「Airレジのこれから」として、2018年春より開始する「Airシリーズ」待望の3つのサービスについて、概要が説明された。

 

■やりとりも作成もラクになるシフト管理サービス「Airシフト」

毎月24時間。およそ3営業日に相当するこの時間は、ある店舗で毎月シフト作成に割く時間だ。

ある店舗というのは、中野坂上に3店舗を展開し、スタッフ20数名在籍する株式会社坂乃ダイニング。ここでは、マネージャーがシフト管理をしているが、シフト管理にはたくさんのわずらわしさがつきまとうという。

シフト作成には、収集、作成、調整、連絡、調整という手順を踏む。同店では、シフトに関する連絡はLINE。シフト希望の提出を促すメッセージを送る際も、スタッフを気遣い、絵文字やスタンプを駆使し、やわらかい文面にするなどの作業も一苦労だ。さらに、シフト表は紙に作成したものをスマートフォンで撮影してLINEで共有するが、変更があれば都度送り直し、どれが最新のシフト表なのか認識齟齬が起こる可能性もある。シフト希望の提出がないスタッフには催促をしたり、また、突然の病欠などによる欠員の際も、調整が必要だ。

一方で、スタッフにも事情はあり、シフトを断る場合はていねいに謝罪のメッセージを送り、罪悪感を覚えてしまうことも。スタッフ側も店側もお互いに気を遣っている状況だ。

このようにシフト管理には実際の作業とやりとりだけでなく、心理的負担も加わる。それはマネージャーに限ったことでなく、スタッフについても同様だ。シフト作成の84%がコミュニケーションの作業になっている。

そういったわずらわしさを解消すべく、開発されたのが「Airシフト」だ。

シフト調整時期になると自動でスタッフにシフト希望を出すよう連絡が届き、シフト希望を収集。提出を忘れているスタッフには催促が届くという仕組みだ。出来上がったシフト表はワンクリックでスタッフに共有され、もし急な欠員が出た場合にも「Airシフト」上で調整が可能、変更内容はすぐにシフト表に反映される。

このサービスの最大の特徴は、スタッフはバイト管理アプリ「シフトボード」と連携し、「シフトボード」にて提出や確認がいつでも可能なことだ。

「シフトボード」は、15歳から34歳のパート・アルバイト就労者の2人に1人が使っているというアルバイトのスケジュール管理アプリだ。

「Airシフト」を導入することで、この「シフトボード」にシフト調整機能が加わる。スケジュール管理とシフトにまつわるやりとりのすべてを「シフトボード」ひとつで完結することができる。

また、機械学習を利用したシフト作成機能も開発中。使えば使うほど最適なシフトを提案する機能を目指している。

「Airシフト」は2018年春から順次導入予定だ。

 

「Airシフト」についてはこちらから

 

(ネットビジネス本部 Air事業ユニット 山口順通氏)

 

ここからは、次に紹介する新サービス、ネットビジネス本部 Air事業ユニット ユニット長の山口順通氏が登壇。残る2つの新サービスについて説明した。その前に、なぜ「Airレジ」をはじめたのか、なぜ新サービスを出すのかが語られた。

「店にはたくさんの業務があります。日々の業務に追われ、精神的に、体力的に余裕がなくなると、オーナーはお店の状況をうまく把握できず、適切な策を打てなくなってしまいます。そこで、お店をとりまくわずらわしさを取り除き、自分らしい店を作ること。それが『Airレジ』をはじめた理由です。POSレジを再開発することを決め、2年前に『Airレジ』をリリース。現在までに『Airレジ』はじめ数々のサービスを開発し、30万を超えるアカウント数で、利用店舗数NO.1のPOSレジアプリに成長しました。しかし、視野を広げると、まだまだたくさんの課題があります。もっと『Airレジ』 を進化させ、わずらわしさを取り除き、自分らしい店を実現するために、新サービスを開発しました」

 

■注文・配膳業務をサポートするオーダーエントリーシステム「Airレジ ハンディ」

次に紹介する新サービス、「Airレジ ハンディ」は、Airレジ開始以来、飲食店からもっとも要望あったサービスを実現したものだ。

飲食店では、紙伝票を活用しているところは依然として多い。しかし、紙伝票では、手書きであるために描き間違いなどが起こり、ホール、キッチンでの認識ミスが多発。また、会計時は再度レジに入力する手間あり、お客を待たせるうえ、手作業のためにミスが起こる可能性もある。さらに、店のオープン前にひとつひとつの紙伝票に書き込む作業や、クローズ後は抜け漏れがないかの確認作業も発生する。

それらを解決するのが注文・配膳業務をサポートする「Airレジ ハンディ」。

お客が来店すると、スタッフが「Airレジ ハンディ」の端末に人数や新規かリピート客かなどを入力。さらにオーダーテイク時注文内容を入力すると、キッチンに伝票が印刷され、テーブル番号、商品名、個数などが伝わる仕組みだ。たとえばドリンクと料理で作る場所が違うならば、伝票を複数に出し分けることも可能だ。会計時のレジ打ちも不要。データがレジへとそのまま送信され、お客を待たせずミスなく会計ができる。

「しかし、わずらわしさはまだまだあります」と山口氏は言う。

スタッフがお客におすすめをすると売り上げが増えるというのは飲食店でよくあることだ。さらに、その店のイチオシの品を食べるかでリピートが決まることも少なくない。しかし、そのおすすめの仕方を、多くのスタッフに教育するのは手間がかかる。そこで、「Airレジ ハンディ」には、どのスタッフも簡単にお客におすすめができる機能を実装。「Airレジ ハンディ」におすすめトークを表示。それを見ながら、スタッフはおすすめをすることが可能だ。

さらに、注文から提供までの時間も把握できる。注文後、いかにスピーディに料理を提供できるかは飲食店にとっての重要課題だ。「Airレジ ハンディ」なら、どのテーブルが注文してからどのくらいの時間が経過しているのか、「Airレジ ハンディ」を使って全スタッフが一目でわかるように表示される。

現在、複数の飲食店に試験的に導入している。導入先では、「5分かかっていた会計が数秒で済んだ」「1日に3、4回はあった汚くて読めない文字も、『Airレジ ハンディ』を使うことで問題が解消された」「お客さまにおすすめができるのがよい」などの意見が寄せられているという。

「Airレジ ハンディ」は2018年春から順次導入予定だ。

 

「Airレジ ハンディ」についてはこちらから

 

■お店の経営アシスタント「Airメイト」

ここで、「約2年半で廃業に至った飲食事業者の数124,834件」と、衝撃的なデータを提示した山口氏。

人に頼らざるを得ない、マネジメントをできる人がいない、データを集めるだけで大変、当たり前の経営判断ができない……こういった経営上の悩みを抱える飲食店経営者は少なくない。こうした課題を解決すべく、開発されたのが「Airメイト」だ。

経営改善には、「状況の把握→改善の実施→振り返り」というサイクルが必要だが、現状、誰にでも使える経営把握の仕組みがないことが問題と同社は考えた。そのための新サービスが「Airメイト」。専門の人、特別知識がなくとも、誰でもいつでも使える経営改善のサイクルをサポートする。まずは飲食店向けのサービスから提供を開始する。

「Airレジ」と同様、使う人・シーンに適したUIに、「Airシリーズ」、「じゃらん」、「ホットペッパーグルメ」など、同社が保有する複数のサービスから集まる多種大量のデータを使用し、それらの大量のデータを高速で処理でき、 拡張性も高いテクノロジーを兼ね備えた、これまでにない業界初のサービスだという。

またテクノロジーの面に関しては、Googleと提携。ユーザーに簡単に使ってもらうためには、大量のデータをそう感じさせない速さで処理することが必要。また日本中のあらゆる店で使ってもらうことを想定し、数十万店が使っても耐えられる拡張性が必要と考えたためだ。Googleの持つノウハウを生かし、その点をクリアしていく。

「しかし、いかにスマートなツールでも使いこなせない、継続的に使えないということでは意味がありません」と山口氏は話す。

「そのためには一定の力が必要。リクルートには全国の営業や、『Airレジ サービスカウンター』という人の力がある。そういったネットワークを駆使し、使う人の立場に寄り添った一貫したサポート体制、開発体制を整え、継続的に使い続けられるツールとして機能するよう開発しています」と山口氏。

 

この「Airメイト」は、複数の企業と一緒に開発してきた。その中でも、もっとも初期の段階から開発に携わった人物を、本日、会場に承知した。

(ダイニングファクトリー取締役、青山剛氏:写真右)

 

ここで「九州男児」「鳥放題」などを展開するダイニングファクトリー(栃木県宇都宮市、代表取締役:人見洋二郎氏)の取締役、青山剛氏が登場。同社は「Airメイト」の開発に関わり、現場からの意見を提供してきた。「Airメイト」について、山口氏とトークセッションを行った。

 

山口氏「栃木県宇都宮市に本社を置くダイニングファクトリー様は、創業から10年で100店舗を超える急成長の飲食企業。そんなダイニングファクトリー様には、1年前のまだアイディアしかないときから相談させていただいていました。実際の現場で試作段階の「Airメイト」を使っていただき、意見をフィードバック。その意見をもとに改善を繰り返し、サービスを完成させてきました。現場から見た「Airメイト」について、青山さんの率直な意見を頂ければと思います。まずは、弊社と一緒に「Airメイト」の開発を始めようと思った決め手はなんでしょうか?」

青山氏「当社の店舗でも、従来のレジスターから『Airレジ』に切り替えたのですが、それが画期的な進化だったと感じました。お話をいただき、『Airレジ』のリクルートライフスタイル様となら面白いことができるのでは、と思って決めました」

山口氏「ありがとうございます。開発していくなかで苦労、迷惑もかけたことも多いと思いますが……」

青山氏「最初にいただいた試作段階のものは、正直に言うと、使いづらいものでした。当社にも使っている経営分析ツールがあったので、それを提供し、『こういうことを知りたい』という私たちの目線を入れていただきました。そうして次の試作段階ものは、非常に素晴らしいものでした。おそらく、改善にとても苦労されたはずですね」

山口氏「実際にどのように導入していますか? 例えば使用するのはどういった立場の人でしょうか?」

青山氏「主に店長やSVが使っています。事業部長クラスも使用しますが、みんな使い方が違っています。店長は、店舗の売り上げの昨年比や、昨日比を確認しています。それがダイレクトに現場のモチベーションや、苦戦していることの打開策になります。SVは、店舗の様子を見に行く際、事前に店舗の状況を把握するために使っています。そうすることで現場に対してのヒアリングの手間がなくなるのがメリットです。移動しながら使えるのもよいですね」

(「Airメイト」を操作する青山氏)

 

山口氏「今日はここに実際の『Airメイト』を持ってきましたので、普段使っているように使ってみてください!」

青山氏「私が主に見るのが集客についての部分ですね。店長は、売り上げの昨年対比や、店舗の状態など。客単価が低ければおすすめを強化したり、朝礼したりと打開策が打てます。売り上げが順調であれば、今やっていることは間違いではないと確信でき、自信につながります」

山口氏「料理長も使っているとお聞きしましたが?」

青山氏「はい、メニュー分析という項目があるので、料理長は主にそこを見ます。店舗の料理の注文率がわかるんです。おすすめ料理を作ったら、それが出ているのか確認できる。商品開発の部門はこれを見ていますね」

山口氏「『Airメイト』を使う前はどうしていたんですか?」

青山氏「どのメニューが出ているのかは、カウントするスタッフを店舗に一人置いたり、紙伝票を作ったりしていました。いろんなところを見るから分析の仕方がバラバラで。それが大変そうだったので、『Airメイト』のおかげで格段に楽になりました」

山口氏「『Airメイト』を使う前と使った後でどのような変化があったでしょうか?」

青山氏「現場、SVの分析能力が上がりました。SVは、今までは店舗で実際に見ないと店の状況がわからないSVが多かった。『Airメイト』のおかげで数字を把握できるようになったので、SVの考える力が向上しました」

山口氏「今後『Airメイト』に期待することは?」

青山氏「このままだとツールありきの接客、人の成長になってしまう懸念があるので、スタッフがよりよく成長できるツールになってほしいですね。使ううちにお客様と会話が自分で考えてできるようになってほしいと思います」

山口氏「私も以前に何社かと『Airメイト』について話たことがありますが、同じようなご意見はいただきました。印象に残ったのが、『これを使ったらスタッフが伸びないのでは?』という懸念『Airメイト』は、あくまで経営アシスタント。ツールだけでお店を良くして行けるとは思っていません。『Airメイト』とお店が、一緒に成長していければと思い、開発していきます!」

最後に、大宮氏の挨拶で会は締めくくられた。

 

「常に進化し続ける『Airシリーズ』ですが、変わらないのは、『お店の人が主役』だということ。店の人が意識しなくても経営をサポートする空気のような存在でありたいと思っています。今後ともご期待ください。どうもありがとうございました」

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