グローバルな経験を詰め込んだ「ありそうでない」料理
満を持して3月にオープンした「太陽堂」のコンセプトは「酒場感のあるビストロ」。スペインのバルのように、人々がワインを片手にタパスをつまみ、待ち合わせ場所として使ったり、あるいは一杯のつもりがつい長居してしまったりするような、気軽で活気のある空間を目指している。
ベイシックス出身者の多くが串焼き業態で独立する中、あえてビストロというフィールドを選んだのは、都内や地元長野、バンクーバーなどで積んだ多様な経験を活かしたいという思いと、「挑戦したい」という強い意志の表れだ。
提供する料理のテーマは「ありそうでないもの」。大久保氏のグローバルな経験が随所に光る。名物は「鯖と里芋のアンチョビポテトサラダ」(900円)。これは、国分寺が里芋の名産地であることに着目し、ジャガイモではなく里芋ペーストの上に大分の関サバを乗せ、目の前でバーナーで炙って提供する一品だ。
他にも、「太陽堂のミートラザーニャ」(1300円)にもひと工夫。スタンダードなラザニアに、茹でてから素揚げしたパリパリのラザニアシートを刺し、すくって食べられるような遊び心ある仕立てだ。「手羽先の唐揚げ ハラペーニョソース」(980円)は、バンクーバー時代にメキシコ人から教わったレシピを日本人向けにアレンジしたもの。「野沢菜と岩のりのゼッポリーニ」(700円)にも、地元・長野の野沢菜を生地に練り込むなど、独創的なメニューが並ぶ。そして霧ヶ峰で習得した技術を活かした「信州霧ケ峰 鹿肉ロースのステーキ」(2800円)も、メインディッシュの主役を張る。一方で冷菜類は400円からラインナップし、一番人気はそれらをぎゅっと盛り合わせた「太陽堂の前菜盛り合わせ」(2480円/2人前)だ。
ドリンクは、料理に合わせて自然派ワインを中心にスパークリング、オレンジ、赤・白を各1~2種類ずつ用意し、グラス1200円~、ボトル6000円~。しかし、あくまで「酒場」であることにこだわり、生ビールは「サントリー 香るエール」(700円)や「角ハイボール」(600円)、「やっぱり美味しいレモンサワー」(600円)、「ダージリン茶割り」(550円)なども「酒場感」を意識してラインナップする。

「信州霧ケ峰産 鹿肉ロースのステーキ」。かみごたえある鹿肉に、イチジクの赤ワインソースとバルサミコソースを合わせ、1時間じっくり火を通し甘みを出した玉ねぎローストを添える

「鯖と里芋のアンチョビポテトサラダ」。軽く酢締めした関サバの下には、ねっとりとした里芋のポテトサラダ。最後にバーナーで炙ってこうばしく仕上げる。写真は炙る前
店舗データ
| 店名 | 太陽堂 |
|---|---|
| 住所 | 東京都国分寺市南町3-19-2FKビル1階 |
| アクセス | 国分寺駅から徒歩1分 |
| 電話 | 042-318-5449 |
| 営業時間 | 17:00~23:30(LO料理22:30、ドリンク23:00) |
| 定休日 | 日 |
| 坪数客数 | 13坪24席 |
| 客単価 | 6000〜6300円 |
| オープン日 | 2026年3月21日 |
| 関連リンク | 太陽堂(Instagram) |

















