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「江戸肉割烹 さゝや 浅草」がオープン。スパイスワークスが老舗大衆酒場の跡地で仕掛けるエンタメすき焼き

12月13日、「江戸肉割烹 さゝや 浅草」がオープンした。運営はスパイスワークスホールディングス(東京都千代田区、代表:下遠野 亘氏)。同社が2020年末まで築地で営業していた「江戸肉割烹 さゝや 築地」の復刻リニューアルで、場所は老舗大衆酒場「ニュー浅草」の跡、3階建ての歴史ある建物だ。すき焼きが売りで、江戸~明治時代の食文化をリスペクトしつつスパイスワークスらしいエンタメ要素を加えた仕立てになっている。浅草ど真ん中で、インバウンド含めた観光需要から地域の人の日常使いまで取り込む。


古民家再生のスパイスワークス、昭和創業の名酒場跡地を活用

浅草駅から徒歩3分、浅草寺からもほど近くにある「ニュー浅草」は1959年創業の老舗大衆酒場だ。観光地の中心にありながらも地元の常連客から愛される店として知られ、ここを本店に一時は都内で複数店舗を展開していた。時代の流れにより店舗は浅草本店のみとなり、同店も2025年5月に惜しまれながら閉業した。

「ニュー浅草」の本店が営業していたのは3階建て建物で、総席数は196。吹き抜けの中心には巨大な赤ちょうちんがアイコンとしてぶら下がり、内装の随所に昭和の香りを残している。歴史が刻んできた趣が感じられる唯一無二の空間だ。

「一時はここをスケルトンにしてドラックストアが入る可能性もあったようです」と話すのは、スパイスワークスホールディングス代表の下遠野 亘氏。この空間を壊すのはあまりにもったいない。この雰囲気を生かして新しいことができないか――古民家再生を得意とする同社がこの物件を取得した。

そこで選ばれた業態が「江戸肉割烹 さゝや」だ。同業態はもともと2011年に築地にオープン。肉刺し、原始焼き、焼鉄を売りにした肉割烹で、築地の店舗も明治から大正時代に建てられた屋敷を改装していた。2020年末に閉店したが、今回この「ニュー浅草」跡地で復活となった。

「江戸肉割烹 さゝや 浅草」の外観。浅草寺のすぐ近く、観光客でにぎわう

「江戸肉割烹 さゝや」の店内。吹き抜けの中心にある巨大な赤ちょうちんは「ニュー浅草」からのもの

店舗データ

店名 江戸肉割烹 さゝや 浅草
住所 東京都台東区浅草1-35-3

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アクセス 浅草駅から徒歩3分
電話 03-5246-3775
営業時間 11:00~22:00(LO料理21:00、ドリンク21:30)
定休日 年末年始(31日、1日)
坪数客数 103.12坪196席
客単価 客単価:4500円
運営会社 株式会社スパイスワークスホールディングス
オープン日 2025年12月13日
関連リンク 江戸肉割烹 さゝや 浅草(Instagram)
関連リンク 江戸肉割烹 さゝや 浅草(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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