しゃぶしゃぶは一皿398円~、うどんも力作。一人飲みもOK
昨今はインバウンド増加の影響もあり、しゃぶしゃぶが盛り上がっている。巷には1万円を超えてくるような高級店も多いが、同店は国産豚肉のバラやロースが40g398円(税別)からと手ごろ。一方で黒毛和牛サーロインは40g1199円と、リッチな品も交えて価格の幅を広くとる。しゃぶしゃぶの出汁にもこだわっており、羅臼昆布に三種の削り節をブレンドした無添加のものを使用。「しゃぶしゃぶセット」は豚・牛・鶏・野菜のひと通りが楽しめ、2~3人前で2500円だ。
〆のうどんも売りで、埼玉県産の小麦「あやひかり」を使用した独自のねじれ・くびれのある麵で「肉汁うどん」(1199円)や「クリーミーとんこつめんたいうどん」(1199円)など用意。それ以外にもサイドメニューが充実し、クイックメニューは199円均一。「天塩の枝豆」や「梅水晶」、「たこわさ」から「生牡蠣(1個)」、実家の和食店でも提供していた「インドまぐろ中トロ刺し」までも199円とコスパの良さが光る。
ドリンクはビールからハイボール、サワー、日本酒、焼酎、果実酒、ワインまで幅広く揃える。地元・横浜の「川本屋茶舗」の抹茶を使った「抹茶生ビール」(698円)や、「紀州生梅ハイボール」(598円)、佐賀のブランドいちご「いちごさん」使用の「佐賀いちごさんハイボール」(598円)など、日本各地の名産品を取り入れたドリンクも多数用意しオリジナリティを打ち出す。
「『ビーフキッチンスタンド』に負けないくらい手ごろな価格にしています」という一方、松本氏がえりすぐった日本各地の歴史ある素材や器を取り入れ「本物の和食」を表現している。
オープンから数週間の取材時は、近隣のサラリーマンの利用が目立つという。一人からでも楽しめるしゃぶしゃぶは気軽なチョイ飲みも可能。今後はここにインバウンドも取り込んでいきたい意向だ。

料理だけでなく器にもこだわり、松本氏が佐賀・有田の窯元まで足を運び特注でつくられた有田焼のタジン鍋や、九谷焼や波佐見焼を使用している
店舗データ
| 店名 | 大衆しゃぶしゃぶ勝治 |
|---|---|
| 住所 | 東京都千代田区外神田6-16-8 アーバンホテル 1F |
| アクセス | 末広町駅4出口から徒歩約4分、湯島駅6出口から徒歩約5分、上野御徒町駅A1出口から徒歩約5分 |
| 電話 | 03-5846-8051 |
| 営業時間 | 16:00~23:30(LO22:30)※11月中に変更あり |
| 定休日 | 不定休 |
| 坪数客数 | 28坪50席 |
| 客単価 | 3500~4000円 |
| 運営会社 | 株式会社奴ダイニング |
| オープン日 | 2025年10月1日 |
| 関連リンク | 奴ダイニング(HP) |



















