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同業者とサントリー社員はチャージ無料!新橋に「ハイボールバー水ヰ(みずい)」が開業。昭和にウイスキー文化を広めたサントリーバーをミナデインが“非公式”に再現

7月3日、「ハイボールバー水ヰ」がオープンした。運営はミナデイン(東京都港区)。エー・ピーカンパニーの“カリスマ副社長”で知られた大久保伸隆氏が率いる飲食グループだ。今回は同社のホームタウン新橋でバー業態に挑戦。昭和時代、ウイスキー文化を世に広めた「サントリーバー」をリスペクトし、角や山崎、白州などサントリーウイスキーのポテンシャルを引き出した至極の1杯を提供する。飲食の同業者およびサントリー社員は名刺の提示でチャージが無料になるユニークな取り組みも。その狙いとは?


まるで何十年前からあったような空間は、実はスケルトンでイチから造りこみ

「居抜きかと思ったでしょ?」とは、大久保氏。

まるで何十年も時を刻んだような趣ある空間。新橋駅を出て、無数の居酒屋が軒を連ねる通りにある古民家2階に佇む「ハイボールバー水ヰ」だ。その古めかしい雰囲気から、前テナントの造作を生かしてオープンしたのかと思いきや、実はスケルトンでイチから造りこんだという。全国からファンが訪れた愛媛県松山市のサントリーバー「露口」などを参考に“昭和のバー”をイメージした空間はいい意味で新しさを感じさせない。

この「サントリーバー」とは、昭和の時代に各地で自然発生したバーのいちジャンルだ。サントリー社のウイスキーを楽しむバーとして一世を風靡し、ウイスキー文化を世に広めた。しかし、やがて時代の流れとともに多くのサントリーバーは姿を消している。先述の「露口」も、2022年9月、惜しまれつつ64年続いた幕を下ろした。

「ハイボールバー水ヰ」をオープンしたミナデイン代表の大久保伸隆氏は「消えゆくサントリーバーをリスペクトし、今一度、ウイスキー文化を広めたい。そんな思いでこの店を開業しました」と話す。大久保氏自身、ウイスキーへの思い入れが強い。「25歳ごろから新橋でよく飲むようになり、28歳でウイスキーにハマった。 ウイスキーが手に入りにくくなったころでもあったが、その時からコツコツと集め続けたものがたくさんある。それらを楽しめる場をつくりたかった。ただしサントリー“非公式”です」とも話す。

飲食店が軒を連ねるにぎやかな通りから一転、建物2階でひっそりと営業。“知る人ぞ知る”といった風情の入口

店舗データ

店名 ハイボールバー 水ヰ(みずい)
住所 東京都港区新橋4-15-2 日建1号館 2F 123号室

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アクセス JR新橋駅烏森口から徒歩2分
電話 03-5843-8699
営業時間 水木金18:00~23:00(LO22:30)
定休日 月火土日 ※お盆、その他連休あり
坪数客数 4.8坪15席
客単価 5000~6000円
運営会社 株式会社ミナデイン
オープン日 2025年7月3日
関連リンク ハイボールバー水ヰ(Instagram)
関連リンク ミナデイン(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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