「俺の」の看板メニューも健在!わかりやすい価格で本格料理を楽しむ
店名の「イタリアンとフレンチのカゼ」の「カゼ」はイタリアン風、フレンチ風の“風”から名づけたという。「超一流の料理を出したいという思いはありますが、今は、その一歩手前、入門編として楽しんでもらえればと思います」(高坂氏)。メニューを眺めると、550円、1100円といった、わかりやすい価格でメニューが並んでいる。この価格帯を維持することをテーマとし、都内有名フレンチで修業したシェフ、海老原武氏がメニューを開発している。「原価が高くなって、この価格では無理なメニューが出てきたら、違うメニューに変えます。明朗会計で、お客様には安心しておいしいものを食べてほしい」(高坂氏)。
気軽に店に来てもらいたいという思いがあり、メニューはイタリアンとフレンチが混在したものとなっている。550円では「洋風冷やしトマト~白ワインジュレ」「チーズと燻製ガッコのポテサラ」「ムール貝の白ワイン蒸し」といった冷温前菜が並ぶ。1100円となると「鮮魚のカルパッチョ」「フォアグラコロッケ」といった素材にこだわった前菜から「ワタリガニのトマトパスタ」「トリュフ香る濃厚カルボナーラ」などのパスタまで選べる。数量限定だが、「俺の」シリーズの看板メニューだった「牛肉ステーキとフォアグラソテーのロッシーニ風」も3850円で用意されている。リーズナブルだが、フレンチやイタリアン好きも満足できる手数がかかったメニューがそろっている。
ドリンクはワインだけでなく、ビールや居酒屋で人気のあるサワー類もしっかりラインナップ。生ビールは550円で、グラスワインもミニマム価格は550円とビールと変わらない価格で提供。一杯1100円ぐらいの赤ワインなども用意されており、値段に強弱をつけるようにしているという。ドリンクでメニュー名に“風の”と付くのは、店舗のオリジナル。「風のレモンサワー」(550円)は青いゼリーを入れた写真映えするメニュー。「たぷたぷ風の泡」(715円)は、「俺の」でも人気だったグラスの縁ギリギリまで注いだスパークリングワインだ。

「フォアグラコロッケ」(1100円)。粗めに潰したマッシュポテトでゴロっと厚めのフォアグラをくるんでいる。下のソースはキノコをペースト状にしたマッシュルームソース。トリュフ風味でリッチな気分になれる

メインメニューでは、一番人気の「牛肉ステーキとフォアグラソテーのロッシーニ風」(3850円)。「俺の」シリーズの代表的な料理を同店で再現した一皿
店舗データ
店名 | イタリアンとフレンチのカゼ |
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住所 | 東京都品川区戸越3-2-3 |
アクセス | 浅草線「戸越」駅より徒歩2分、池上線「戸越銀座」駅より徒歩4分 |
電話 | 03-4400-9196 |
営業時間 | 火~金:16:00~23:00(L.O. 22:00)、土:12:00~23:00(L.O. 22:00)、日・祝:12:00~22:00(L.O. 21:00) |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 21坪35席 |
客単価 | 3000円~4000円 |
オープン日 | 2025年5月21日 |
関連リンク | イタリアンとフレンチのカゼ(Instagram) |