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武蔵小杉に「Five bird(ファイブバード)」がオープン!新卒から14年間エー・ピーカンパニーで修業したオーナーが独立、王道を守りつつこだわりを表現した「五感で楽しむ新焼鳥」

6月17日、武蔵小杉駅と新丸子駅の中間に位置する住宅街に「Five bird(ファイブバード)」がオープンした。オーナーの本間裕太氏は、新卒でエー・ピーカンパニーに入社し、「塚田農場」のマネジメントから新業態の立ち上げ、子会社であるAP Restory(エー・ピーレストリー)の代表取締役も務めた人物だ。今回、入社時からの独立の思いを叶え、14年間で培った経験をフルに活かし満を持して独立。フードは「五感で楽しむ新焼鳥」をテーマに各部位に合った味付けを施した焼鳥や、旬の野菜串、「小田原おでん」を提供し、ドリンクは100本以上の多彩なワインを揃える。地域に根付く店づくりで、店舗展開を目指す。


”生まれ変わってもエー・ピーカンパニーで働きたい”

オーナーの本間裕太氏は、学生時代、地元・小田原の居酒屋でのアルバイトをきっかけに飲食業に魅了される。ほかのサービス業のアルバイトも経験し「よりフラットに、お客様に近い接客ができるのは飲食業だ」と確信すると、飲食業に絞って就職活動を開始。選考を受けた5社すべてから内定を得る中で、直感的に楽しさと人の魅力を感じたエー・ピーカンパニー(現:エー・ピーホールディングス)に、2011年、新卒3期生として入社した。

現在は大手飲食企業として知られる同社だが、当時は上場前で20店舗ほどの規模だった。しかし、本間氏は「あの時の選択は間違っていなかった。生まれ変わってもエー・ピーで働きたい」と感慨深げに振り返る。

入社1年後には横浜の「塚田農場」で店長を務め、エリアマネージャーに昇進。6年間にわたり20店舗のマネジメントを担いながら、上場や出店ラッシュなど急成長を遂げる同社で経験を重ねた。その後、新業態部門に異動し、「宮崎風土 くわんね」の立ち上げを事業責任者として担当する。コンセプト策定から収支シミュレーション、商品開発、販促など店舗運営全般を学び、収益の安定化も実現させた。

その成果を受けて、「希鳥」「焼鳥つかだ」といった高級焼鳥業態を統括する部門に異動。2021年にはそれらをまとめた子会社AP Restoryが設立され、本間氏は取締役社長に就任。4年間の運営で、4店舗からスタートした事業を15店舗、年商10億円規模へと成長させた。

入社時から独立を視野に入れていた本間氏は、AP Restoryの業績拡大を機に、今年3月末に退職。14年間で低価格から高価格までのあらゆる価格帯を経験した中で、中価格帯の焼鳥店で勝負すると決断し、独立準備を進めていく。競合が多い都心ではなく、郊外ターミナル駅の二等立地を条件に物件を探し、巡り合ったのが武蔵小杉の20坪の物件だ。「これまでの出店経験から、さまざまな条件下での成功パターンを理解しているつもりです。武蔵小杉は『塚田農場』で初めて新店の立ち上げを経験した思い入れのある街でもあり、特徴を理解していたため、すぐに申し込みました」。

武蔵小杉駅と新丸子駅の中間の住宅街に立地。店名入りの暖簾とガラス張りのファサードが特徴で、店前に漂う焼鳥の香ばしい香りが人々の興味を引き立てる

20坪26席の店内にはカウンター席とテーブル席を完備。元焼鳥店の内装を最大限活用し、コストを抑えたそう。奥には窓越しに調理の臨場感を楽しめる焼き場があり、独立構造で煙が店内に広がらない設計となっている

店舗データ

店名 Five bird(ファイブバード)
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子東2-897-11 ラポール新丸子 103

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アクセス 武蔵小杉駅から徒歩3分、新丸子駅から徒歩3分
電話 044-948-9080
営業時間 火水木金17:00~22:30(LO料理21:30、ドリンク22:00)土日16:00~22:30(LO料理21:30、ドリンク22:00)
定休日 月曜
坪数客数 20坪26席
客単価 6000~6500円
オープン日 2025年6月17日
関連リンク Five bird(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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