浜松町に「Ortu（オルトゥ）」が開業。ダルマプロダクション新店、前菜が主役の「アンティパステリア」。肉やパスタ全盛のイタリアンに“軽さ”を打ち出す前菜で一石を投じる！

商業施設に出るなら街場じゃできない店がつくりたい！

ダルマプロダクションのスタートは、イタリア帰りの料理人、古賀慎一氏が2012年にオープンした「オステリアウララ」。そこから現在は都内を中心に10店舗（今回の「Ortu」を含む）を展開する。古賀氏は、料理人として豊富な知見を持ちながら商売感覚も磨いてきたいわば“バランスの人”。街場から商業施設まで、飲食人としてやりたいこととマーケットニーズを両立した店づくりに定評がある。

今回は野村不動産が手掛ける施設「BLUE FRONT SHIBAURA」内に出店。ダルマプロダクションへの施設出店の引き合いは多いというが、今回の決め手について古賀氏はこう話す。「何よりハコが気に入った。ここまで天井が高い物件は街場にはなかなかないので、おもしろい店が作れそう！と思いました。もちろん経済条件も加味したうえで決めました」。天高の空間は約25坪。道に面する部分はガラス張りで開放感たっぷりだ。デザインはスタジオムーンの乙部隆行氏に依頼。二者はこれまで何度も一緒に店づくりを行ってきており、つつがなく理想とする空間ができあがった。

「BLUE FRONT SHIBAURA」の「GREEN WALK」に出店。浜松町駅から自宅への帰り道にしている人も多い通り沿い

店舗データ