新しい店主像? 家庭との両立を実現しながら、連日満席を維持
オープンから約4ヵ月。現在は後輩芸人のSNS投稿の影響もあり、外部からの来店客が急増し、連日満席が続く。1ヵ月先の予約が埋まる繁盛ぶりで、日商は想定の1.5~2倍を記録。小林氏は「地域密着型の店になると思っていたので、予想外だった。幸先の良いスタートダッシュです」と話す。リピーターも着実に増え、徐々に地域への定着も進んでいる。想定以上の滑り出しとなった要因は、近隣に例のない比内地鶏を使った焼鳥の希少性に加え、季節感を反映させた野菜の焼き物や一品料理の好評ぶりにあるという。
今後は「このまま自分の店を長く続けていけたら」と小林氏。8月に第二子の誕生を控えており、育児を見据えて、営業日数や営業時間を柔軟に調整する意向も見せている。こうした働き方が実現できるのは、ワンオペ店だからこそ。仕事と家庭、どちらも大切にしながら理想の店づくりを体現する姿は、飲食業界の新たなロールモデルとなっていくかもしれない。

オーナーの小林清一氏は35歳。JSAソムリエ、SAKE DIPLOMA、唎酒師などの資格を取得しており、客の好みや料理との相性に応じて最適な一杯を提案してくれるのも魅力のひとつ
(取材=吉田真琴)
店舗データ
店名 | 焼鳥 小山湯 |
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住所 | 東京都豊島区要町3-10-4 岩田ビル1F |
アクセス | 東京メトロ副都心線・有楽町線 千川駅から徒歩1分 |
電話 | 03-6905-8029 |
営業時間 | 18:00~23:00(焼き物LO21:30、その後はバータイム) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 8.5坪12席 |
客単価 | 8000円 |
オープン日 | 2025年2月17日 |
関連リンク | 焼鳥 小山湯(Instagram) |