60代の女将が一人で切り盛りする酒場を引き継ぎ、2店舗目開業へ
ゆくゆくは店舗展開を考えていたところ、常連客から33年間富士見ヶ丘で店を構えた「酒処ひふみ」が閉店するという報せを受けた。実際に店を訪れたところ、60代の女将さんが一人で切り盛りしており、体調を崩しがちで引退を考えているということだった。
「話をすると、女将さんは閉店を惜しんでいる様子もありました。そこで、この場所を引き継いで店を開くので、一緒にお店をやりませんかと提案したんです」と鈴木氏。返答は「私が店に立つのは週に1回でもいいなら」というものだったが、物件を引き継ぐことには快諾を得られた。こうして「いざかや」は2024年12月1日にオープンを迎える。実際に店がオープンすると、女将さんは自然と店に立つ機会が増え、現在は週に3~4回働いてくれているという。

6.8坪で16席。内装は全面リニューアルし、新旧が混在したモダンな空間に。テーブル席の頭上にあるシェードランプは鈴木氏が好きな作家にオーダーしたもので、これを中心に店内のデザインを組み立てていったという。L字のカウンターはそのままに、タイル張りにしてモダンな印象に一新。テーブル席はもともと座敷だったという。ビール樽を脚にしてガラス板を乗せたテーブルに、一升瓶ケースにアクリル板を貼ったイスと、低コストながらもアイデアセンスが光る楽しい空間に仕上げている
店舗データ
店名 | いざかや |
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住所 | 杉並区高井戸西1-21-16 田熊ビル106 |
アクセス | 京王井の頭線 富士見が丘駅から徒歩2分 |
営業時間 | 18:00~23:00 |
定休日 | 水曜 |
坪数客数 | 6.8坪16席 |
客単価 | 2000~3000円 |
オープン日 | 2024年12月1日 |
関連リンク | いざかや(Instagram) |