1店舗目の亀戸「めくる」を研究所として活用し、さらなる店舗展開にも意欲
オープンして1か月ほどだが、近隣に住む40~50代を中心に、神楽坂で呑むことが多いという若年層も含め幅広い客層が来店し、徐々に認知を広げている。当初は予想より上回っているものの、目指す客単価は5000円以下。秋山氏は「外食では5000円のボーダーがあって、5000円以下であれば手頃に済んだというお得感が得られると思う。近隣住民や神楽坂で働く方が気軽に来られる店でありたいので、この価格設定にしています」と話す。
一方VIP個室では、特別な空間でワンランク上のボトルワインを提供することをふまえ、客単価は10000円以上を目指す。「スタンディングスペースで仲良くなったお客さん同士が、個室でゆったりと楽しんでくれるようになれば」という狙いもある。
今後については、「いろんな人に楽しんでもらうために、新しい業態にもチャレンジしていきたい」と意気込むほか、「『めくる莊』の体制が整ったら、亀戸の『めくる』に戻って、新しい店舗を出すための研究所としても活用できたら」と画策中だ。お笑い芸人と飲食店とでアプローチ方法は違えど、人の心を軽くすることをずっと続けてきた秋山氏。今後も秋山氏が提案する食体験で心と体を満たす人が増えていきそうだ。

右:オーナーの秋山友樹氏。左:スタッフの温井諒氏
(取材=吉田真琴)
店舗データ
店名 | ベトナム屋台スタンド めくる莊 |
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住所 | 東京都新宿区矢来町125 2階 |
アクセス | 神楽坂駅から徒歩1分、牛込神楽坂駅から徒歩2分、江戸川橋駅から徒歩7分、飯田橋駅から徒歩10分 |
電話 | 080‐4734‐1958 |
営業時間 | 17:00~23:00 |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 23坪 スタンディング20人、個室2階:4~6人、3階:6~8人 |
客単価 | 5000円以下 |
オープン日 | 2024年12月4日 |
関連リンク | ベトナム屋台スタンド めくる莊(Instagram) |