神楽坂に「ベトナム屋台スタンド めくる莊」がオープン。元芸人で、海外や蔵前「イエロ」の経験を経たオーナー、亀戸「ナチュラルワインと青空 めくる」に続く2店舗目で神楽坂の隠れたニーズを開拓する

神楽坂×ベトナムから着想を得たコンセプトと、用途ごとにエリアを分ける店舗運用

もともと持っていた店舗展開したいという思いは、神楽坂のユニークな物件との出会いで後押しされ、新店「めくる莊」として具現化した。秋山氏がベトナム旅行や海外生活で頻繁に楽しんでいたというベトナム料理と、ナチュラルワインを気軽に楽しめる立ち飲みがコンセプト。

いくつか構想があるなかで「神楽坂を歩いてみるとエスニック料理店が少ない印象ですが、ベトナムはフランス領だった歴史を持ち、一方で神楽坂はリトル・パリとも呼ばれているので、神楽坂とベトナム料理の相性は良い。また、カジュアルな立ち飲み酒場も神楽坂には少ないので、人と人のつながりが生まれやすい立ち飲みという業態で、ベトナム料理を提供したら面白いのではないか」と決めていった。

店舗となったのはもともと住宅として使われていた建物の2階と3階。2階にはメインのスタンディングスペースと、別料金で営業時間内であれば時間無制限で使えるVIP用の個室、3階には団体利用を想定した個室があり、用途ごとにエリアを分けて運用する。外観はそのままで、内装を全面リニューアル。全体として古民家の風情を活かしつつ、ベトナムの屋台をイメージした世界観に仕上げている。

4～6人で使えるVIP用の個室。「おしゃれなベトナム人が日本に住んだ時の部屋」をイメージした空間となっている。秋山氏が惚れ込んだリサイクルショップ「ファンアゲイン」がスタイリングを実施

店舗データ