神楽坂に「ベトナム屋台スタンド めくる莊」がオープン。元芸人で、海外や蔵前「イエロ」の経験を経たオーナー、亀戸「ナチュラルワインと青空 めくる」に続く2店舗目で神楽坂の隠れたニーズを開拓する

蔵前「イエロ」を経て、屋上にあるユニークな物件と出会い独立

帰国した2020年、まずは東京の飲食店で経験を積むことに。新型コロナウイルスが猛威を振るっていた時期だったが、運よく求人が出ていたリバーヘッズグループ（東京都台東区、代表：伊藤真久氏）が運営する蔵前の立ち飲み「イエロ」に入社し、2年ほど料理長として腕を磨いた。

独立を視野に、出身地と同じ城東エリアでの出店を検討していた頃、出会ったのが亀戸の屋上を活用した小さな物件。「半分外、半分中で天気に左右されるけどユニークで面白い。駅から近いわりに家賃は安く、ここならやっていける」と考え、2022年1月11日にワインバー「めくる」を開業した。超隠れ家的な立地だが、地元の憩い場として根付き、今年で3年目。現在は間貸しを中心に営業している。

「めくる莊」のメインフロア。20人ほど収容するスタンディングスペースだ。抜けない柱もあったが、ベトナム感を演出する装飾として活用。今後そこに現地で買い付けたランタンも飾る予定だという

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