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三軒茶屋に「一軒茶屋きんざざ」がオープン。大井町「茶酒きんざざ」に続く2店舗目、金融業界出身で飲食未経験の高野雄太氏が成功させた新感覚お茶割り酒場とは?

10月16日、三軒茶屋に「一軒茶屋きんざざ」がオープンした。運営はコンサルティングファームのSputnik。未経験で飲食の世界に飛び込んだ高野雄太氏が代表を務める。2022年、1店舗目として大井町に「茶酒きんざざ」を開業。日本茶・中国茶・台湾茶のお茶割りや茶葉を漬け込んだウイスキーなど香り高きお茶を使ったお酒を提供する酒場だ。3坪の小体な店舗だが、目標としていた売上をクリアし、この度2店舗目として同店をオープン。親しみやすい古民家風の大井町店から三軒茶屋ではシックな大人の遊び場を目指す。


中国ビジネスで出会った中国茶や台湾茶を使いお茶割り酒場を発想

オーナーの高野雄太氏は、大学を卒業して証券会社に就職、その後転職し、M&A仲介会社に勤めたあと起業。経営コンサルティングファームのSputnik(スプートニク)を経営するほか、中国市場向けマーケティング・PRサービスを提供するRUCHAN(ルーチャン)を共同運営する。そちらの事業で中国茶や台湾茶を扱うことから勉強を始め、中国政府の公認資格(中国茶エキスパート)も取得。そこからお茶割りのアルコールを出す酒場を発想、二足の草鞋で飲食店の経営に乗り出した。

当初、馴染みのない大井町に出店したのは偶然物件が見つかったからだったが、「近所の挨拶回りをするうちに知り合いを連れて店にきてくれるようになり、下町らしい温かさがあった。ここで出店してよかった」と高野氏は話す。茶香炉(ちゃこうろ)で月替わりの茶葉をたくスタイルが珍しく、口コミで客数は増えていった。混んでいるときには、標準の収容人数が8人のところ、店舗面積3坪の店をそれ以上の客がぎっしり埋め尽くす。

「お茶割りの分野は意外と開拓されていないんです。お客様の前で急須を使って入れるところが、視覚的にも楽しめてエンタメ性もある。 お茶の仕入れは10種類以上ですが、お酒は3種類程度ぐらいしか仕入れをしていないため、原価率が低いということも早いうちに軌道にのった理由ではないかと分析しています」 と高野氏。

新築のスケルトンの物件のコンクリート打ちっぱなしの店内に暖色系のライトを使いシックで大人の空間に

店舗データ

店名 一軒茶屋きんざざ
住所 東京都世田谷区三軒茶屋2-16-12 植松ビル 2F

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アクセス 三軒茶屋駅から徒歩3分
電話 080-2030-6862
営業時間 18:00~26:00
定休日 不定休
坪数客数 10坪20席
客単価 3000円
運営会社 合同会社Sputnik
オープン日 2024年10月16日
関連リンク 一軒茶屋きんざざ (Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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