名だたる居酒屋で修業。「仲間の給料を上げたい」と独立
今や酒場激戦区としての様相を呈する学芸大学。東急東横線の高架下には、「学大横丁」として飲食店が連なる。その一角にオープンしたのが「干支屋(ゑとや)」だ。
オーナーの広瀬羊右氏は現在38歳。音楽関係の専門学校を卒業した後、アパレル業界に転向して靴修理の仕事に従事。その傍ら、楽コーポレーションでも働き始めると飲食業にのめり込み5年ほど勤めた。その後は和食に特化した店で修業しようと自身もお客として通っていた三軒茶屋の居酒屋「名西酒蔵」に入り社員として4年、店長も務めた。同店のオーナーは赤坂の居酒屋「まるしげ夢葉家」出身ということもあり、次はそのツテで「まるしげ夢葉家」へ。同時期に学芸大学の「ひとひら」の代表の赤川登希夫氏にも「名西酒蔵」での店長経験を見込まれ声を掛けられ、1年ほど2店舗をかけもちで働く。その後、「ひとひら」の社員となり、店長兼料理長も務めた。
名だたる居酒屋で経験を積んできた広瀬氏だが、意外にも「独立したい」という気持ちは強くなかったという。「『ひとひら』では店長として店を任されやりたいことをやらせてもらい、給料面でも高く評価してもらっていたので不満はありませんでした。ただ、自分だけでなく、一緒に働く仲間の給料も上げたいと思った。自分はもちろん仲間含めみんなの生活水準を上げていくのに、これ以上、赤川さんの身を切らせるのは忍びないと思った。自分で店を持ち、自らの取り分を減らせば今以上にスタッフたちの給料を上げられる、と独立を考えるようになりました」と広瀬氏。
店舗データ
店名 | 干支屋(ゑとや) |
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住所 | 東京都目黒区鷹番2-21-19 |
アクセス | 学芸大学駅から徒歩3分 |
電話 | 03-4500-0705 |
営業時間 | 【平日】17:00~24:00【土日祝】12:00~24:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 13坪22席 |
客単価 | 4000~5000円 |
オープン日 | 2024年7月6日 |
関連リンク | 干支屋(Instagram) |