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学芸大学に「干支屋(ゑとや)」が開業。「ひとひら」元店長の独立店、手間暇かけたつまみが100品超、本格焼酎と日本酒メインに幅広いドリンクを提供する居酒屋

7月6日、学芸大学に「干支屋」がオープンした。和食をベースに素朴ながらも手間暇かけた100品を超える品数の料理に、本格焼酎や日本酒を主軸としつつ幅広い品揃えのドリンクを用意する居酒屋だ。オーナーは、楽コーポレーションから始まり、三軒茶屋の「名西酒蔵」や赤坂の「まるしげ夢葉家」、学芸大学の「ひとひら」を経験した広瀬羊右氏。「ひとひら」では店長として店を任され、すでに自らの裁量で店舗運営を行っていたものの、将来的に仲間の給料をより上げるべく独立。仲間思いな広瀬氏とスタッフ達による、独立1店舗目と思えぬ完成度の高い居酒屋に注目だ。


名だたる居酒屋で修業。「仲間の給料を上げたい」と独立

今や酒場激戦区としての様相を呈する学芸大学。東急東横線の高架下には、「学大横丁」として飲食店が連なる。その一角にオープンしたのが「干支屋(ゑとや)」だ。

オーナーの広瀬羊右氏は現在38歳。音楽関係の専門学校を卒業した後、アパレル業界に転向して靴修理の仕事に従事。その傍ら、楽コーポレーションでも働き始めると飲食業にのめり込み5年ほど勤めた。その後は和食に特化した店で修業しようと自身もお客として通っていた三軒茶屋の居酒屋「名西酒蔵」に入り社員として4年、店長も務めた。同店のオーナーは赤坂の居酒屋「まるしげ夢葉家」出身ということもあり、次はそのツテで「まるしげ夢葉家」へ。同時期に学芸大学の「ひとひら」の代表の赤川登希夫氏にも「名西酒蔵」での店長経験を見込まれ声を掛けられ、1年ほど2店舗をかけもちで働く。その後、「ひとひら」の社員となり、店長兼料理長も務めた。

名だたる居酒屋で経験を積んできた広瀬氏だが、意外にも「独立したい」という気持ちは強くなかったという。「『ひとひら』では店長として店を任されやりたいことをやらせてもらい、給料面でも高く評価してもらっていたので不満はありませんでした。ただ、自分だけでなく、一緒に働く仲間の給料も上げたいと思った。自分はもちろん仲間含めみんなの生活水準を上げていくのに、これ以上、赤川さんの身を切らせるのは忍びないと思った。自分で店を持ち、自らの取り分を減らせば今以上にスタッフたちの給料を上げられる、と独立を考えるようになりました」と広瀬氏。

窓にはルーバーを取り付け目隠しに。昔ながらの大衆酒場テイストの看板や風情あるのれんが酒飲みの心をつかむ

店舗データ

店名 干支屋(ゑとや)
住所 東京都目黒区鷹番2-21-19

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アクセス 学芸大学駅から徒歩3分
電話 03-4500-0705
営業時間 【平日】17:00~24:00【土日祝】12:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 13坪22席
客単価 4000~5000円
オープン日 2024年7月6日
関連リンク 干支屋(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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