2015年に独立。コロナ禍ではコンセプトのリニューアル、YouTubeなど新たな取り組みも
平沢氏はイタリアンの料理人を志し、20歳の時にイタリアへ飛び、ロンバルディア州・ブレシアのレストランで1年半ほど修業。帰国後は肉卸をメインに飲食店事業も展開する泰平商事(神奈川県平塚市)にて、同社のレストランやバルで活躍した。2015年9月、奥沢に「奥沢食堂ghiotto」をオープンし、目標としていた35歳で独立を果たした。奥沢は土地勘がなかったものの、予算に合う物件を見つけて契約したという。「当初はワインを中心としたイタリアンを考えていましたが、当時の奥沢は今以上に年配の方が多く住んでいた。そうした地域性を鑑みて、店名に“奥沢食堂”と冠しました」と平沢氏は話す。本格イタリアンだけでなくハンバーグやロールキャベツといった老若男女になじみ深い料理も交え、地域密着の食堂として地域の人に親しまれた。
オープンから2~3年ほど経った頃、世間でイタリアンバルブームが下火になっていたこともあり売上が伸び悩み、テコ入れの必要性を感じていたという。そうこうするうち、コロナ禍に見舞われたが、これを機に様々な取り組みを行った。まずは店のコンセプトに「和牛とイタリアン」を打ち出した。肉卸の会社で働いていたツテから仕入れる和牛料理を強化し、来店の目的性を高めた。また芸人の知人とともにYouTubeチャンネル「ギオットのまかない飯」を開設。レシピ動画などをアップし、平沢氏の軽快な語り口は評判に。現在はチャンネル登録者数が1万4000人を超える人気チャンネルとなった。これらにより、地元客に加え遠方から訪れるお客も増えていったという。また、神奈川・秦野で畑を借り、自ら野菜の栽培も開始。店を運営する傍ら、常に新しいことにチャレンジし続けている。
店舗データ
店名 | スタンドギオット |
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住所 | 東京都世田谷区奥沢5-12-3 1F |
アクセス | 奥沢駅から徒歩1分 |
電話 | 03-6421-3875 |
営業時間 | 17:00~LO23:00、土日は16:00~ |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 10坪スタンディング約15人+テラス、テーブル約15席 |
客単価 | 2000円 |
運営会社 | 株式会社AWK |
オープン日 | 2024年3月15日 |
関連リンク | スタンドギオット(Instagram) |
関連リンク | ghiotto(Instagram) |
関連リンク | ギオットのまかない飯(youtube) |